スエッソン・ステロ
すえっそんすてろ
ギム・ギンガナムの率いるギンガナム艦隊に於いてマヒロー部隊の隊長を務めるモビルスーツパイロット。
好戦的な性格の持ち主で、甘いものと弱い者いじめを好む巨漢。
地球の6分の1の重力しかない月での移動もおぼつかない程の肥満体を持ち、その為重力下に出る事を極端に嫌う。
好物であるケーキに目がなく、戦闘が膠着した際に作戦行動中であっても部下にわざわざ店にまでケーキを買いに行かせる程。
古くからの部門の名家の出身であるらしく、それに鼻をかけて民間人や地球人を蔑視する事も少なくはなく、ミリシャに対しては「野蛮人」と見下している。
この事からおそらく名前の由来は(名家の)「末」裔+子「孫」と「捨てろ」からだろう。
また黒歴史を目の当たりにして「結構なことじゃないか」と戦争が起きる世の中を肯定したり、一度ガンダム(ターンA)に負けたことを根に持ちターンXの元に向かうターンAを軍の命令を無視して攻撃するなどかなり身勝手で残虐な性格でもある。
しかし、普段の態度に反して本人の実力に関してはそれほど高くはなく、ミーム・ミドガルドからは「名家の威光をかさにきた水ぶくれ」と揶揄されている。
モビルスーツ戦に於いては集団戦、特に陣形を駆使したフォーメーション戦術に強い拘りを見せるが、長い間訓練ばかりこなしてきた事もありマニュアル通りの戦闘しか出来ず、臨機応変な対応や応用を苦手とする。
月面での戦闘ではロラン・セアックらを幾度と無く追い詰めるも、前述の通り臨機応変な対応ができない為に大した戦果を上げる事は無かった。
終盤は地球にギンガナム艦隊として降下し地球人を襲う。だが、ギンガナム討伐を目的にディアナ・カウンターが地球側とも手を組み勢力を統一し、その味方に付いたコレン・ナンダーには全く歯が立たずマヒローは中破。
それでもなおガンダムに対する執念は変わらずターンタイプ同士の戦闘に割り込むが、その事にギンガナムが腹を立て、ターンXの脚部ビーム砲によって粛清され
「これが御大将のやる事か!?」と言い残し爆死した。