「敵が来てからじゃ遅すぎる。君たちの造ったGUND-ARMを信じろよ。」
スペック
デザイナー | JNTHED |
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形式番号 | XGF-01 |
全高 | 18.0m |
重量 | 49.1t |
パイロット | ナディム・サマヤ、ウェンディ・オレント、??? |
製造 | オックス・アース・コーポレーション |
固定武装 |
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携行兵装 |
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概要
アーシアンのモビルスーツ(MS)メーカーであるオックス・アース・コーポレーションが開発・製造した、シーグリーンのカラーリングが特徴的なガンダム・ルブリスの量産タイプ。「ガンダム」の量産型らしく角が省略されバックパックも標準的なものに簡略化、加えてシールドも装備されていないが本体のシルエットはおおむね共通している。
「量産試作」とはいうものの、形式番号上では主人公機(?)のルブリスがXGF-02に対しこちらがXGF-01と若い値を与えられている。
解説
オックス社およびヴァナディース機関のフロントである「フォールクヴァング」では2機配備されLF-01およびLF-02と呼称されていた。ルブリスLF-03(XGF-02)のパーメット識別コードとされる「O025-0082」から推察すると、最低でも24機生産されたものとみられ、LF-01とLF-02含め4〜5機は実機が存在していた。
事実、小説版でも裏付けるように(アニメ版でのニュースで報道された工場のシーンと思わしき)フォールクヴァング外で生産されたものが流通していると記述され、映像上でもフロント第3自治区に2〜3機納入されていた。
データストームの問題をまだ解決できていないようで、パーメットスコア3を発動するとパイロットへの身体的な負担があるらしく、赤い紋様のようなものが浮かび過呼吸を起こしてしまう。
ナディムは視聴していたニュース番組が映っていたTVを消した後この欠点を指摘されている事にぼやいている。
ここまでに述べた情報や形式番号の点も踏まえると、本機は従来型のMSをGUNDフォーマットに対応させただけと思われ、LF-03で本格的にデータストームの問題改善に取り組む予定であった事が窺える。
劇中の活躍
PROLOGUE
襲撃したドミニコス隊を迎撃すべく、ナディム・サマヤがLF-01に乗り出撃しハイングラを一機撃墜し、遅れてウェンディ・オレントがLF-02で交戦し二機撃墜するが、LF-02はベギルベウのベイオネットでコクピットを貫かれ機能停止。
LF-01はベギルベウとも交戦し左足とガンビットランチャーを失うが、エルノラとエリクトが乗るLF-03を逃がすためにバルカンを乱射しながら現れベギルベウを掴んで押し出すが、こちらもベイオネットで貫かれてしまい、機能停止した。
TVアニメ
プロスペラ「GUNDの理念を踏みにじった大罪人が、今度はエリィの未来を邪魔するなんて…許せないわよね…!」
Season2でまさかの再登場。
地球は北アフリカの特定復興計画地区「クイン・ハーバー」の山中にある格納庫に、大量の本機が眠っていた。
それを見たプロスペラ・マーキュリーは、エリクトの障害としてガンダム・エアリアル(改修型)のガンビットライフルで破壊したのであった。
正確な機数は不明であるが、よく見ると手前の二機だけが不在となっており、データ照合でウルおよびソーンとそのパイロットを確認していた描写からもこの二機はクイン・ハーバーが出所ではないかと考えられる。
兵装
頭部バルカン砲
LF-03同様に頭部のこめかみ部分に2門装備された機関砲。
キローニアン
背部に装備された大型ランチャー内に収納された無線誘導兵器。パイロットの意思に従って敵機を追跡・吸着後に爆破する。
ランチャー上部と下部に5機づつ、それを左右背部に一対装着しており計20機装備されている。
ビームライフル
LF-03とは異なり、通常のビームライフル。なお、ビームサーベルを搭載しているかは明かされていない。
立体物
1/144HGが2024年2月8日にハイングラ共々プレミアムバンダイ限定商品として発売される。ライフルなどの携行武装は勿論のこと、GUNDビットも付属する。
当初はプレバンUSAにて商品情報が先行公開され、後に日本のバンダイホビー公式X(Twitter)にて告知された。
関連タグ
- ナディム・サマヤ
- ウェンディ・オレント:ヴァナディース機関の研究員であるが、テストパイロットも務める。
- ガンダム・ルブリス:原型機かと思いきや、形式番号上は量産試作モデルが先となっている。
反スペーシアン組織「フォルドの夜明け」が所有する新型ルブリス。
こちらも開発元はオックス・アースで、ヴァナディース事変前から設計されていた量産試作モデルの発展型でありオックス・アースからパイロット共々フォルドの夜明けに提供されていた。
公式サイトにてこの事が明かされる前は、『PROLOGUE』で破壊された2体の量産試作モデルは爆発四散したわけではなく、LF-02はコクピット以外の目立った損傷は見受けられず、LF-01はそれに加えてガンビットランチャーと左足を失っただけで、機能停止した機体自体は残っていたため修復されたとの考察があった。
ヴァナディース機関襲撃から数年後に確認されたルブリスタイプ。
こちらは開発元不明であるが、先述のウルおよびソーンと異なり型式番号が受け継がれている。