解説
ファン待望の令和初ガンダム作品にして日5枠の復活、さらにまさかの百合ガンダム路線ということで話題沸騰中の『機動戦士ガンダム水星の魔女』だが、前日譚にあたる『PROLOGUE』や『ゆりかごの星』の段階で実に陰惨な伏線が張られていることに一部ユーザーは不安を隠せないでいた。
なにせ、本編が始まる前段階で判明していたのが
- 自身の(多分に独善な)理想からヴァナディース機関へのジェノサイドを断行したデリング・レンブラン
- 自分の夫や同僚たちを皆殺しにされたことで自分の家族ですら復仇の手段に用いるほど手段を選ばない復讐鬼に身を堕としたエルノラ・サマヤ
- 不可抗力とはいえ4歳という幼すぎる年齢で初の人殺しを為してしまったうえに、後になって実の母親にとんでもない仕打ちをされた可能性が出てきたエリクト・サマヤ
- エルノラによる復讐の切り札として生み出され、それらの歪みを把握しながらもどうすることもできない意思を持ったモビルスーツガンダム・エアリアル
- そして、それらの因業を何も知らないまま背負う宿命にある主人公スレッタ・マーキュリー
……不安に思うなというのが無理というもの。
さらに本編が放送されると、
- スレッタと同じく親世代の因業に振り回される宿命にある彼女の花嫁ミオリネ・レンブラン
- 頑迷な父親との諍いや自身のコンプレックスからかなり拗らせており、知らないところで弟に妄信されているグエル・ジェターク
- 主人公を一方的に自分と同じ不遇と勘違いしたが違うと分かるや急に逆ギレして突き放す不安定さを見せつけたエラン・ケレス
- 「搾取されるアーシアン」という立場に鬱屈した感情を滾らせまくったチュアチュリー・パンランチ
- 同じくアーシアンという立場であるが穏便に済ませようとしつつも自身らを蔑ろにするスペーシアン達に対して黒い衝動が隠しきれていないニカ・ナナウラ
等々、不安要素が倍増したのである。
「どうせみんなろうそくになる」とは、こうした経緯から今後の『水星ー』にもガンダムシリーズの名物である衝撃的な鬱展開が待ち構えているのでは?というユーザーからの不安の吐露である。
語源は冒頭にあるエリクトがハイングラ3機を抹殺した際に発した問題発言と『蒼穹のファフナー』最凶の迷文句「どうせみんないなくなる」を掛け合わせたものと思われる。
※注意
編集段階では『水星ー』のストーリー展開はまだまだこれからであり、伏線回収は未だ途中なのが実態。
そう、「これからもずっとアンタと一緒にいるから…止まるんじゃないわよ…。」
とか「うるさいです!ミオリネさんは私のお嫁さんになってくれるかもしれなかった人なんです!あなたに言えるんですか!」
あるいは「アーシアンは!虐げられて良いわけがないんだ!スペーシアンがそんなに偉いかぁぁぁぁぁぁっ!!!」
なんて展開にはまだなっていない。
よって、pixivでこれを用いる際は多くの場合で本編とは関係はないブラックジョークの類である点を踏まえる必要がある。
……が、なんと第6話においてキャラクターの一人が本当に『ろうそく』になってしまい現在ユーザー間で不安が現実になるのではないかという動揺が広がりつつある。
今後ストーリーがどのように進むかは未知数だが、願わくば彼ら彼女らの前途に格別の祝福があらんことを願うばかりである。
関連イラストってきれいだね(※閲覧にはご注意ください)
例1:存在しない記憶(鬱バージョン)
例2:他作品とのクロスオーバー・パロディ
例3:どうしてこうならなかった
例4:ネタ系
イヤ、笑エネエカラ…
関連タグ
機動戦士ガンダム鉄血のオルフェンズ:メインキャラの凄惨な退場が相次いだためにファンに数々のトラウマを植え付けた前作。
特に2期においては鬱展開のオンパレードと化したことから『水星ー』もかつての地獄が再現されるのではと怯える声もある。
ガンダム古参ユーザーからは新規ユーザーがこの理不尽に耐えられるかどうか…と不安視されている。