概要
『勇気爆発バーンブレイバーン』第2話「イサミィーーッ!そろそろだよな、イサミィーーッ!!」にてブレイバーンが放った衝撃的なセリフ。
主人公のイサミは第1話でのデスドライヴズ襲撃、味方からの尋問、そしてブレイバーンによる意味不明な言動により心身共に限界に達していた(多分8割ぐらいブレイバーンが原因)。
そんな状況で更なる強敵、スペルビアが襲来し、イサミが来る事を信じて単身戦いに挑んだブレイバーン。
しかしイサミはもう色々と限界を迎えており、見かねたスミスが代わりに戦う事を進言する。
スミス「俺が乗ろう。俺もあんたと同じ気持ちだ……世界を救いたい!仲間達を助けたいんだ!だから一緒に戦おう!ブレイバーン!」
ブレイバーン「ルイス・スミス……」
ルイスの言葉に手を伸ばしかけるブレイバーン。しかし…
ブレイバーン「ーーすまない。」
スミス「えっ?」
謝罪と共に手を止めたブレイバーンはルイスにこう言った。
ブレイバーン「君を乗せることは……」
「生 理 的 に 無 理 だ 。」
スミス「生理的に……」
ブレイバーン「そう!無理なんだ!」
まさかの回答である。何言ってんだお前は。
この言葉によりスミスは心に大きな傷を負ったようで、戦いが終わった後も引きずっていた他、悪夢まで見るようになってしまった。
一応補足しておくと、ブレイバーンにとって「生理的に無理」なのは「スミスをコックピットに乗せること」であって、スミス自体を嫌っている訳ではない。
その為、ブレイバーンとスミスのその後の関係自体は非常に良好である。
ちなみに後に8話にてスミスがスペルビアに搭乗するのを試したところ、拒絶反応(システムエラーに近い)を起こされて排出されるシーンがあり、スペルビアは言ってはいないがこの台詞を連想する視聴者が続出した。
余談
リアル系や勇者系等、ロボットものの分類に関わらず特定の人間にしか使えないワンオフ機はそう珍しく無い。
だが、「勇気爆発バーンブレイバーン」ではその理由が、生理的に無理というパイロットの能力や素質の問題でなく機体側の自由意志(と言うより最早嗜好の問題)という前代未聞の内容だったことで話題となった。
この迷言はしっかりLINEスタンプにも採用されている(しかもブレイバーンの発言はもちろんスミスの回想と2パターンもある)。
ちなみにこのシーンで映っている橋にはモデルとなった場所があるらしく、早速ファンによって聖地巡礼がされている。通称「生理的に無理橋」。
関連タグ
強化人士5号 機体の自由意志で操縦を拒絶された繋がり(ただしこちらには相応の理由があったので特に問題は無い)。
松野六兄弟 こちらもロボット本体の意志によって乗せる事を拒絶された事があると言う共通点がある。
この先、重大なネタバレを含みます!
第9話にてブレイバーンの正体はなんとロボットの体へ転生を果たし、第1話時点にまでタイムスリップしてきたルイス・スミス自身であったことが発覚。
その為先述の爆弾発言も「自分の中に自分を乗せる行為に対する抵抗感のあらわれ」と解釈すれば強ち珍発言とも呼べない。
更に考察するならば、パイロット変更により歴史が改変されブレイバーンが誕生しなくなる事態の発生を避けるため、否が応でもイサミに乗って貰おうとした結果と考えることも出来る。
実際の所どうだったのかについては不明なままであり、真相は今の所ブレイバーン/スミスにしか分からない。
重大なネタバレの関連タグ
ブレイバーン(勇気爆発バーンブレイバーン):ネタバレの詳細が記載されている。