CV:一城みゆ希
概要
ヴァナディース機関の代表を務める初老の女性。
今作におけるガンダムタイプの根幹を司る技術である「GUNDフォーマット」理論を提唱した第一人者であり、自らも頭部の一部などがGUNDになっている。
人物像
右目にハイライトが入っている一方で左目はハイライトの無い描写が徹底されており、視力が失われているないしこちらも義眼もしくはGUNDで代替されている可能性がある。
エルノラ・サマヤにとってはその右腕を含めて、GUND技術による延命を授けてくれた恩人にして「先生」。エルノラの夫・ナディムや他の研究員達からも同様に尊敬を集めており、科学者としての功績だけでなく人望も備えている事が窺える。
エリクト・サマヤからは「ばあば」と慕われており、研究所で唯一の子供として可愛がっていたようだ。
実験を成功させようと焦るエルノラに無理をしないように気遣っており、目先の成果より人命を重んじる姿はデリング・レンブランの対極と言えよう。
そのため、教え子の1人であるベルメリア・ウィンストンの理論については否定的に見ていた。
動向
PROLOGUE
本来は医療技術であるGUNDの研究継続のため、モビルスーツメーカーであるオックス・アース社をスポンサーとしてガンダム・ルブリスの起動実験を指揮していた。
誕生日なのに仕事の都合で両親にかまってもらえず拗ねるエリクトには、気晴らし代わりとばかりにルブリス搭載の機体制御システムと対話させている。「4歳児に最新型兵器を触らせている」と見れば相当な危険行為であるため、流石に安全上の問題は対策済みと考えられる。軽い気持ちで行ったにせよ、研究者としては中々に自由かつ大胆な発想の持ち主なのかもしれない。
結果としてこの時の認証バイタル登録はルブリスの起動を成功させ、エルノラ・エリクト母娘の命を未来に繋ぐ事になった。研究成果とそれが救う筈だった未来を、理不尽に奪われた彼女にとっては唯一の救いだろう。
その後、研究所内に侵入したドミニコス隊員に毅然と銃口を向けるも命を落とした模様。映像上では明確な死亡シーンは描かれておらず、「実は生存しているのでは?」という推察もあるが……。
本編
実体は不明だが現在は故人として扱われている。
スレッタ・マーキュリーは彼女と面識がないようだが…?
余談
演者の一城女史は2023年10月に死去したため、ガンダムシリーズへの出演は本作が最後となった。