CV:塩屋翼
概要
赤いアフロが特徴的な少年。熱血漢。
イデオンのAメカ、及びメインパイロットは彼が務める。
メカマニアでもあり、日常的なメカの扱いには自信がある。
性格
少々怒りっぽい一面があり、物語の序盤では何かと皮肉を言っては怒鳴り散らすことが多かった。
しかし、ストーリーが進むに連れ周囲を冷静に分析して、達観視出来るまでに精神的に大きく成長していた。
発動篇
カーシャの最期に涙しながらも最後まで戦い続け、イデに抗い続けた。
最期
最終決戦でバッフ・クランの最終兵器ガンド・ロワの第2射を喰らい両腕が吹き飛ばされてそれでも崩壊するイデオンと共に戦いに終止符を討つ瞬間を見届ける。戦いに疲れたコスモは因果地平でも眠り続け、キッチ・キッチンのキスを受けしばらくして目覚める。目覚めたコスモはカーシャと一緒に新しい地球に旅立つ所でイデオンの物語に幕を下ろす。
スパロボでは
スーパーロボット大戦F完結編で初登場。
イデオンの性能と共に、そのアフロスタイルが話題になった。
当時の少年少女には、イデオンは知る人ぞ知るマニア的な作品であったため、このスパロボでイデオンやコスモたちを知ったと言う人も多い。
(イデオンは1980年の放映だが、スパロボFの発売は1998年であり実に18年前の作品なので無理もない。しかも当時はサブスクリプションと言ったインターネットを利用した見放題のシステムは無く、一部のTV局が行う再放送かレンタルビデオ店で借りるVHSが主であった。)
第3次スーパーロボット大戦α -終焉の銀河へ-では、メインキャラクターの一人として登場しているためか、登場シーンはかなり増えている。
味方側にいるトラブルメーカー的な側面もある物の、イデと共通点があるゲッターチームの流竜馬とはウマが合ったりするほか、アフロ繋がりで闘将ダイモスの夕月京四郎とコンビを組んでおり、一部のルートでは揃って何度も出てくる。
ストーリーでは、一丸となって宇宙の終わりに対抗する自分たちを指して「これでも愚かなのか?」「自分たちはただ生きたいだけ」、とイデに問いかけイデもそれに協力し、最後は、イデの力全てを使ってコスモ達を地球に帰還させている。
余談
- 声優・塩屋翼氏とコスモ
コスモのCVを担当した塩屋氏は2000年以降、活動の主軸を声優業から声優養成所の講師や音響監督の方面に移しており、声優としての仕事は減少しているのだが、そんな中2005年にPS2で発売された『スーパーロボット大戦シリーズ』の1作『第3次スーパーロボット大戦α』において、『イデオン』が初参戦のスーパーロボット大戦F・F完結編以来久々の参戦となった。
併せてコスモも新規の音声収録が行われたのだが、この時居合わせた声優の杉田智和氏によると、塩屋氏は「(過去に演じた役柄だが)代役を立てればいい」などの気乗りしない発言を収録前にしていたそうだが、実際にオファーが来るとノリノリで収録を行っていたとの事。
- コスモとアフロヘア
ファンからは『鳥の巣』と言う愛称がついており、割れたヘルメットから飛び出していたこともあるコスモのトレードマークと言っていい『アフロ』ヘアであるが、実は富野監督による指示で、アフロスタイルでは無いコスモもデザインされていた。こちらは第二稿としてデザインされた物の、アフロヘアによる異質感を気に入った湖川氏に押され、最終的にはアフロのコスモにOKが出た。
また、小説版ではアフロスタイルでは無く、短くカットされ美少年チックな風貌となっている。小説版はイデオンの外観が大きく違う事も含めて、コスモの容姿が話題になる事も多い。
(とは言え、小説版はコスモ以外の面々もデザインが大きく変わっている事がある。面影を残しているキャラもいるのだが。)
- ガンダムとの関係
その昔、ガンダムのアムロ・レイはもさもさの天然パーマスタイルを揶揄され「アフロ・レイ」と冗談気味に言われていたこともあるが、ガチのアフロのコスモが出てからは聞かなくなったとか。
また、半公式作品の漫画『機動戦士VS伝説巨神 逆襲のギガンティス』では、ジュドー・アーシタはコスモの魂を受け継ぐ人間とされている。
関連タグ
イムホフ・カーシャ アフタ・デク ジョーダン・ベス イデオン