概要
名家の跡取りと庶民にして士官学校の男子生徒と教師のカップリング。金鹿の学級を選び、教え子と担任になった時だけクロードと共に歩める。
クロード側の呼称は「あんた」や「先生」で学生時代から稀に「ベレス」、さらにクロードの希望でもうひとつ増える。恐らくベレスのほうが3歳年上で、身長差は11センチ。
ベレスとの支援会話が最多の5段階起こる異性はクロードのみ。また、「猜疑心の塊」を自負するだけあって会話の発生期限が細かく設定されており、彼と支援Sを迎えるには1部12月までにC、1部3月までにB、2部4月までにB+に上げておく必要がある。クロードの好む選択肢は、謎に対して推理力を発揮したり、彼の思惑に理解を示したりする内容が多い。ただし、2部のクロード外伝では不正解の選択肢を選んでも、愉快そうなクロードが見られる。
クロードはベレスを「仮面のような澄まし顔」と評しつつも、一風変わった彼女に出会って間もない頃から関心を寄せ、それを率直に本人に伝えてくる。
一方、ベレスは「人好きしそうな笑顔が印象的だが、目が笑っていない気がする」と初対面のクロードをやや警戒していた。しかし、5年後のクロードは「先生と話してる時とかは本気で笑ってるっぽい」と仲間に指摘され、否定していない。
なお、両者の好きなものはクロードが「好奇心を掻き立てるもの」、ベレスが「笑顔」である。
全ルート共通の舞踏会のムービーでクロードが主人公に近寄ってくる場面は、主人公の性別で手の取り方が異なる。また、のちに倒れたベレスをクロードが運ぶ際、女子に手伝ってもらおうとしているが、男主人公だと自分が担ぐのかと嘆息している。つまり、手伝いを頼むのは単に腕力が原因ではない模様。
ベレスからクロードへの影響は他人との支援会話にも及び、主人公を除いた支援相手14人のうち6人との会話で「先生」についての言及がある。うちひとつは女主人公の場合のみで、ある種類の女性に関する話題で「先生」の名を挙げている。
また、金鹿の生徒たちからも度々「先生とクロード」とセットで扱われており、ふたりのいないところで、ふたりと自分たちとの関係性を巡る話に花を咲かせる場面も見られる。
クロードがベレスに向ける感情は本人が何度も直接言葉にするのだが、上記のようにふたりの会話の外に散りばめられている情報も多く、クロードの曲者ぶりが如実に表れている。
ふたりを繋ぐキーワードのひとつに「星」があり、カップリングとしては「幼い頃に星を神様のように見上げ、のちに《落星》の技を会得する弓使いが、天上の星から下界を見守る女神の化身の心を射止めた」という概念が成り立つ。
『ヒーローズ』では1部のふたりが2019年の同日に実装され、クイズマップのスキル編57ではこのふたりを操作する。翌年に登場した金鹿ルートのエンディング後のクロード(ネタバレあり)も、主人公について発言している。2022年に登場した水着姿のクロードが左手に着けているのは、英雄紹介によると原作で「先生の誕生日に贈ったお揃いのブレスレット」とのこと。