『アサシンクリード』の登場キャラクターについては「デズモンド・マイルズ」を参照。
概要
ようやく、くたばったか!
踏みつけても踏みつけても立ち上がってきた小僧が、ついに死んだか!
死んだのだな!!
クッククク・・・ハハハハハ・・・!
ハハハハハッ!!!
もともと別の女性と恋仲であったが、ヘレーネと政略結婚を余儀なくされ、その間に生まれたゼフィールを実の息子でありながら激しく憎んでいる。
のちに恋仲であった女性を側室に迎え女児のギネヴィアが誕生すると、正妻のヘレーネとゼフィールを離宮へと追いやり、息子はそんな仕打ちを受けながらも父に認めてもらおうと武術と勉学の両面で必死に努力を重ねたが、デズモンドは特化した能力・民からの信頼と自分にはない才能へさらに嫉妬し、彼を跡継ぎとして認めようとしなかった。
幾度も暗殺を狙い、ベルン暗殺集団黒い牙にも暗殺を依頼するがニノとジャファルの裏切りとエリウッド一行の妨害により失敗。
その後、前作封印の剣にて自身の手でゼフィールの毒殺を謀るも返り討ちに遭い、ついに父を許せなくなったゼフィールの報復によって殺害されたことが明らかとなる。
これをきっかけにゼフィールは人類に絶望し、大陸全土に騒乱を起こしたことから封印の剣における元凶ともいえる。
封印の剣におけるベルンの衰退の原因でもありFEシリーズで最も愚かな権力者と称されてる。
封印の剣時代にはをあくまでもギネヴィアの「だったそうです」と又聞きではあるが「王としては平凡な才能の人」と評されていたものの、作中描写だけでも
・民衆を苦しめる領主が跋扈する腐敗した政治を蔓延させ、義賊集団であった頃の黒い牙が民衆からの嘱望を集める
・重臣であるマードックに対して堂々と国王の専横を危ぶむ声が上がり、それを受けたマードックも窘めながらも暗に同調を示す
・ゼフィールの成人の儀式をぶち壊すために国の至宝を外部の者に預けて隠す
・王太子であるゼフィールを差し置いてギネヴィアを王位に据えようとし、不要な権力闘争の種を撒く
・隣国かつ同盟関係にあるリキアに対して軍事力を盾に高圧的な態度で接し、外患の種をも撒く
等々彼の暗愚ぶりを示すエピソードは枚挙に暇がなく、どう見ても平凡と呼ぶのも烏滸がましいほどの「暗君」にしか見えないのである。
そもそも改めてみればデズモンドが国王として真っ当な王であれば黒い牙は存在せずネルガルがあれほどの兵力を手に入れることはなく、せめて父親として真っ当な親であれば息子のゼフィールは名君として国を治めたと思えば、エレブ大陸で起こった様々な悲劇はだいたいコイツの影響があり、それこそ災いを招く者である。
しかも彼の行いによるトラウマからゼフィールが道を誤ったことで、皮肉にも結局ギネヴィアを王位に据えるという願いは成就したというのだから、この結末にはデズモンド自身もあの世で笑っていることだろう。最もギネヴィアは半ば売国奴扱いされベルンの運営を苦労しているのだがそれもやはりこいつのせいである。