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グィネヴィア

ぐぃねゔぃあ

中世の騎士道物語『アーサー王物語』(アーサー王伝説)に登場する主要人物。
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概要編集

英語表記では「Guinevere」あるいは「Guenevere」、「Gwenhwyfar」と綴られる。

近代英語では「ジェニファー(Jennifer)」と発音される。

彼女の名前は、「Gwenhwy-far」の二つの音節に別けることができ、古ウェールズ語で「白い妖精(The White Fay)」と訳すことが可能であるため、名前ではなく愛称である可能性も指摘される。


アーサー王の王妃としてジェフリー・オブ・マンモスの疑似歴史作品「ブリタニア列王史」に登場し、それ以降の作品では日和見主義の裏切り者で欠陥のある人物、狡賢い女性、気高い貴婦人など様々なパターンで描かれたが、現在の役割が定着したのは、トマス・マロリーの「アーサー王の死」である。

それ以降のフランスで作られたランスロットを主人公とする派生作品では、アーサー王の妃でありながら家臣のランスロットと不倫関係に陥り、王国を破滅させる原因となった。


解説編集

彼女は、アーサー王伝説でも最も重要な登場人物の一人でありながら、はっきりと分かっていない事柄が多く、家族関係なども不明瞭である。

父親は、レオデグランス王だが母親に関しては書かれたことがなく、死亡したものと解釈され、母親の幽霊が登場する作品もある。


レオデグランスは、アーサーの父、ウーサー王の家臣であり、ウーサーの死後、キャメロット王国の統治者に任命され、若いアーサーの擁護者となった。彼の領地で反乱が起こるとアーサーが解決し、娘のグィネヴィアを娶らせることにした。この結婚の後、アーサーに玉座と円卓を譲り渡している。

またレオデグランスには、二人目の娘がおり、彼女は偽グィネヴィアと呼ばれる。未婚の偽グィネヴィアは、姉に扮してランスロットとの間にガラハッドを儲けている。


多くの場合、夫アーサーとの間に子供はいないがアーサーが不倫で儲けた私生児の母親となっている作品もある。ロホルトは、『ペルスヴァルまたは聖杯の物語』に登場した数少ない彼女の息子である。

あるいは再婚相手で反逆者モードレッドや不倫相手のランスロットとの間に子供が生まれている。


初期の作品における彼女の役割は、王位の所在を示すもので、父レオデグランスから夫アーサー、そして反逆者モードレッドに略奪されるだけで、人物として深く掘り下げられることもなかった。

グィネヴィアは、アーサー王がローマ皇帝ルシウス・ティベリウスと対決するためブリテンからヨーロッパに渡っている間、アーサーの甥で摂政のモードレッドと結婚する。

これもモードレッドに脅迫された、彼女が誘惑した、あるいは拒絶して城に閉じこもってしまうなどのパターンがある。

いずれにしても当時の女性は、征服者によって略奪され、抵抗すれば殺されるのが当たり前であったため、モードレッドが謀反を起こし、実権を掌握した段階で彼に服従する他に道がなかったのである。

グィネヴィアの誘拐編集

彼女を主役にしたエピソードがグィネヴィアの誘拐である。

夏の国(サマーカントリー、サマセットのこと)の王で円卓の騎士の1人、メルワス(メリアグランス、メリアガンス)が王妃を誘拐し、本拠地グラストンベリーに連れ去った。理由は、グィネヴィアのアーサー王に対する不誠実な態度であるとされる。

誘拐されたグィネヴィアをアーサー王は、1年かけて発見し、城を攻撃する準備を始めたが聖ギルダスの提案により、和平交渉が開かれたが失敗する。最終的にグィネヴィアは、アーサー王に救い出されるが有名なのは、ランスロットを主人公とする作品「荷車の騎士ランスロ」で、こちらではランスロットとガウェインによって救出される。


城内に侵入したランスロットに敗れたメルワスは、グィネヴィアとランスロットとの不倫を非難しつつも命乞いをするのだがランスロットによって殺害される。


不倫編集

ランスロットとグィネヴィアは、一目見て恋に落ち、不倫関係に陥ってしまう。

円卓の騎士アグラヴェインとモードレッドは、二人の密通を暴き、アーサー王は彼女に死刑を宣告する。しかし処刑場にランスロットが現れ、警備に当たっていたガヘリスとガレスが殺されてしまう。

弟たちを殺されたガウェインは、ランスロットを強く非難し、アーサー王とランスロットの関係も破綻してしまう。そこでランスロットは、彼に助けられたことがあり、恩義のある円卓の騎士を連れ、フランスに渡ってアーサー王と対決姿勢を取る。

アーサーは、モードレッドを摂政に任じ、フランスに渡るのだが、この間にモードレッドが反逆を起こし、グィネヴィアはロンドン塔(あるいは修道院)に閉じこもってしまう。


その後、反乱を知ったアーサー王がブリテンに戻り、カムランの戦いでモードレッドと対決する。

作品によっては、ランスロットがモードレッドの軍に包囲されたロンドン塔からグィネヴィアを救出するというものもあるが、夫アーサーの死を知り、ランスロットとの関係を断つ、あるいは自害するという作品もある。


また、アーサー王は熟女好きだったため、アーサー王が40歳の時に14歳で嫁いで来たグィネヴィアには眼中がなく、年上のモルゴースにメロメロだったという話もある。


フィクションでの登場編集

  • Fateシリーズ:こちらでもアーサー王の妻として登場するが、不倫の背景には彼女なりの事情があった事が語られている。⇒ギネヴィア(Fate)
  • バトルスピリッツ:「闇王妃グネヴィア」として登場する。系統はアーサー王伝説関連スピリットが持つ「魔影」ではなく「夜族」となっているが、騎士の覇王ソーディアス・アーサーや闇騎士ランスロットの召喚をサポートする効果を持つ。
  • 円卓の騎士物語 燃えろアーサー:ヒロインとして「ギネビア」名義で登場(CV:潘恵子)。父親のレオデグランスも「レオグランス」名義で登場する(CV:伊武雅之)。

表記揺れ編集

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