伝説上のアグラヴェイン(Agravain)
「円卓の騎士」の一人であり、オークニーのロット王の息子の一人。
ガウェイン卿の弟にしてアーサー王の甥。ガレス卿、ガヘリス卿、モルドレッド卿とは兄弟の関係である。
アーサー王物語における円卓の崩壊の間接的原因になった人物。王妃とランスロット卿の不倫を
告発した人物であり、それが原因で王妃の処刑当日助けに来たランスロットに斬り殺された。
王族の不倫を明かした英断がありながらも何故か邪悪な騎士として見られ、兄のガウェインにすら特に感情を抱かれず退場する始末である。
伝説初期のアグラヴェインが「硬い手のアグラヴェイン」と呼ばれた優れた騎士であった事を考えると、後世の伝承でランスロットが追加されて物語が編纂されるようになると、彼の活躍を描くためにガウェインやその兄弟たちの扱いが悪くなっていってしまった事や、彼らがアーサー王を苦しめるモルガンの息子である(モルゴースの子という説もあり)事などが、上述のイメージの要因だと思われる。
関連タグ
アグラヴェインをモチーフにしたキャラクター
- 『拡散性ミリオンアーサー』に登場するキャラクター。
- 『Fate/GrandOrder』に登場するキャラクター。⇒アグラヴェイン(Fate)。
- 「コードギアス』シリーズに登場するナイトメアフレーム。