概要
アーサー王伝説に登場する女性で、アーサー王とは種違いの姉にあたり、モーガン・ル・フェイやエレインの姉妹でもある。
アーサー王と敵対したロット王の妃でありながら、彼との間にガウェイン、アグラヴェイン、ガヘリス、ガレスを儲け、彼らは後にアーサー王に組する円卓の騎士となった。アーサー王の宮廷に忍び込んだ際に彼女に惚れたアーサー王との間に出来た息子こそかの有名な叛逆の騎士モードレッドである。
なお、夫の仇である筈の円卓の騎士ラモラックと不倫関係にあったとされるが、ガウェインをはじめとするモルゴースの子供達にラモラックは討伐され、モルゴース自身も不倫を快く思わないガヘリスにあっさり殺された辺り、性格はあまりよろしくなかったようである。(グネヴィアと比べられるぐらいには美人だったらしいが。)しかしながら、彼女の息子達の中で末王子ガレスだけは高潔であり、兄達のこうした騒動には不干渉を貫いた…何をどうやったらこんな息子が生まれるのだろうか。
モーガン・ル・フェイがアーサー王伝説の最大最悪の魔女として描かれている為か、近年の創作物ではモルゴースと役割が統合され、ガウェイン達4人兄弟とモードレッドも彼女の息子として描かれることがある。ブリテン崩壊の流れとしてはしっくり来すぎているからであろうか?
余談
『FGO』では、モルガンの技名もしくは詠唱でモルゴースの名が出てくる。しかし、彼女を元ネタにしたキャラクターは登場していない。また、もしモルゴースが型月世界にもいる場合、型月世界では元ネタとは設定が違うため、関係性などが異なっている。実際に型月世界に登場するモードレッドはアーサー王とモルガンの間に生まれた子供であり、モルゴースの子ではない。