概要
『ファイアーエムブレム覚醒』の舞台の一つ、イーリス大陸に存在する王国。
2000年前に活躍した英雄王マルスの末裔であり、1000年前にかつて神竜ナーガと共に邪竜ギムレーを封印したと言われる聖王を祖とした国家。
位置としては嘗てのアカネイア王国の地域に相当する。
代々の王は「聖王」と呼ばれており、現在の聖王は主人公クロムの姉・エメリナ。
また王族は、聖痕と呼ばれる証が身体のどこかに刻まれている。
…のだが、何故かリズにだけ聖痕が無い。しかし彼女の子孫には現れている。
正規軍は存在せず、フィレインが率いる天馬騎士団とクロム自警団以外に軍団は確認できない。これは、戦争を出来る限り起こしたくない現女王・エメリナの意向が大きい。
しかし、イーリス破滅を狙うペレジア国との確執はどうにもならず、ついに戦争となってしまう。
この戦争の中で、エメリナとフィレインが死亡し天馬騎士団は壊滅した。
ただしエメリナの死は事実上、戦争の早期終結につながっている。
その後はクロムが聖王代理として国をまとめており、彼が設立した自警団は正規軍の聖王直属部隊のような状態となり、規模もやや大きくなっている。
かつてのイーリスは聖王の力を振りかざして他国を圧迫してたらしくエメリナが力ではなく対話を重視したのはこのためではと思われる。クロム達の親か祖父母の世代だろうか。
『if』では舞台が異なるため物語とは関わりがないが、諸事情あって王家の人間が登場する他、DLCで王国を訪ねることができる。
両作品共に、イーリス王族を親に持つことで一部の子世代ユニットが王家の一員ということになりうる。
所属キャラクター
イーリス王家
クロム(CV:杉田智和) | リズ(CV:阿澄佳奈) |
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本作の主人公でイーリスの王子(後に聖王代理)。 | クロムの妹で、第二王女。 |
エメリナ(CV:岡村明美) | ルキナ(CV:小林ゆう) |
イーリスの女王で、クロムとリズの姉。 | 未来からやって来たクロムの娘。 |
ウード(CV:高橋英則) | オフェリア(CV:桑原由気) |
未来からやって来たリズの息子。 | ifに登場。ウード(オーディン)の娘。 |
自警団
クロム自警団を参照。
考察
聖痕について
過去作とのつながりとして
イーリス聖王家ではファルシオンを扱える者はもれなく聖痕を持っているそうだが、そもそもアリティア王家にはそんなもん無い。
「血統の証として出る」というのは『聖戦の系譜』の十二聖戦士の特徴である。そしてシリーズタイトルのズバリ『ファイアーエムブレム』が出るのがファラ家だ。
アカネイア大陸に「ファイアーエムブレム」をもたらし、アカネイア王家を興したのは実は盗賊だったとされる。……ファラ家から盗み出された家紋、というだけなら特別な力は持たない。
ファラ家は家督上の直系で、アルヴィスが不義を働き、しかもその結果暗黒竜ロプトウスの化身であるユリウスを出してしまったという経緯がある。一応、ファラ家の血統上の直系はサイアスがいるが、その後のファラ家の没落は想像に難くない(実際、発売順というメタい問題はあるものの『聖戦』『トラキア776』の物語後、ファラ家の相続は一時期アルヴィスの近くにいたサイアスではなく、血統上は傍系扱いになるがシグルドの近くにいたという理由で傷の浅いアルヴィスの弟アゼルの子女か、アゼルが子を残していない場合は断絶)。とすると、アカネイア王家はファラ家の子孫ということなのかもしれない(『聖戦』は『暗黒竜』より約400年前の出来事)。
そのアカネイア王家も、結局は家督上は断絶してしまうのであるが、一族自体はアリティア王家とは親交があるため、どこかで交わっていてもおかしくはない。
しかしイーリス聖王家の聖痕は炎とは程遠い……と思うかもしれないが、プロパンガスや13A都市ガスなどを考えれば分かる通り、混じりっ気のない高速燃焼の炎は青である。
リズにはない件
これはシリーズ外のことだが、やはり王家の血統の証が出る一族において、それが臀部に出てしまったため長年本人も気付いていなかったというケースがある。
ましてやルキナが瞳孔であったことを考えると、皮膚に連続する粘膜ならどこにでも出得るわけで……口腔内や陰部ならまだしも、消化器系や呼吸器系の管内に出てしまったら、我々の世界のような内視鏡などない世界でこれを発見するのはほぼ100%不可能だろう。
青髪について
クロムとルキナのイメージからマルスの血統……と考えるのは妥当だが、ルキナの体型から考えるとタリス王家の血筋なのでは…。
関連タグ
ファイアーエムブレム ファイアーエムブレム覚醒 ファイアーエムブレムif
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