「女は近づくな」
プロフィール
概要
『ファイアーエムブレム 覚醒』における、伝統の「キルソード」を持った「剣士」。
ソンシン出身、フェリア連合王国所属。西の王バジーリオの後継者のひとり。
登場は4章「神剣闘技」。
フェリア国で行われる闘技大会の西側代表に選ばれる実力を持ちながら、
何故か突如フェリア国にやってきたマルスにフルボッコにされてしまい、出場権を奪われてしまっていた。
その後、バジーリオに貸し出される形で仲間になる。
というのも、とにかく女性が苦手という、彼の性格を語る上で外せない特徴があるせいだった。
普段は無口で無愛想だが、女性に近づかれるだけで真っ赤になり、緊張して動けなくなってしまうらしい。TCG「ファイアーエムブレム0」によると男の娘でもダメらしい。
正体を明らかにしていないマルスと腕前は互角と見られていたのだが、
それでもあっさり負けていたあたり、無意識レベルでも起こるような重症のようだ(ちなみにこのシーンは『Nintendo DREAM』の公式漫画で見ることができる)。
そのため、EDの称号は「女嫌いの剣士」。
とはいえゲーム中で女性ユニット相手に弱体化したりはしない。されても困るが。
ただし例外的にノノだけは平気。もし結婚した場合、娘からロリコン疑惑をかけられた際に思わず納得しかけている。
女性との支援会話ではスパルタやら呪術やら様々な方法で女嫌いを克服しようとする。
初期の情報で早速リズにデレる姿が公開されていたことなど、若干のネタ性も否めない。
また、意外と家庭的な面もあり、軍の中で一番野菜の皮むきが上手で、料理の仕込みやら洗濯やらもこなす。
過去
セルジュやサーリャとの支援で判明するが、女性恐怖症の原因は幼少期のトラウマ。
貧民街で暮らしていた頃、彼にはケリーという女の子の友達がいた。
彼女は貧民街育ちの人間であろうと偏見を持たずに接してくれる優しい子だったようで、ロンクーとケリーは不思議と気の合う関係になっていた。
ロンクーも親の目を盗んでは、ケリーとよく遊んでいたらしい。
しかしある夏の朝、町外れまで遊びに行った時に、2人は賊の襲撃に遭ってしまう。
その際に、ケリーはロンクーを庇って賊に殺されてしまった。ロンクー自身はどうにか生き残れたが、最愛の娘を失ったことで哀しみにくれたケリーの両親に酷く責められてしまう。
このことが彼にとって強いトラウマとなってしまい、その記憶が悪夢となって彼自身を苦しめてしまっている。
やがて彼は貧民街を去り、自らのせいで他者を不幸な目に遭わせたくはないと、特に女性相手との関わりを避けながら生き続けることになった。
セルジュによると、後にケリーの両親はロンクーを酷く責めてしまったことを後悔しているらしい。
実はケリーは日記をつけており、そこにはロンクーと共に過ごした楽しい思い出が綴られていたのである。
ケリーにとって、ロンクーと友達になれたことは決して不幸なことではなかったと知り、ケリーの両親はロンクーに謝罪をしたいとセルジュに話していたとのこと。
彼自身が負った傷は到底簡単に癒えるものではないが、この話を聞けたことがきっかけで、悪夢にうなされる日々が和らいでいくようになる。
また、ロンクー自身が今の強さを得たのは他ならぬケリーとの思い出に由来するため、受け入れたうえで前に進んでいくことを決意している。
ユニット性能
性能は極めて「剣士」らしく、特に技と速さに長けるが、守備・魔防が厳しい。
更に力の初期値と成長率が低いのも痛く、ハード以上になるとダメージを通して経験値を稼ぐことすら難しくなる恐れもある。
同じ剣の使い手としては力の伸びが高いガイアがいるのも厳しいところ。
力の伸び次第で一軍か二軍かの命運が分かれるだろう。
ただし、頑張ってソードマスターとして育成すれば「剣の達人」と「流星」で力不足な部分を補えるので、スキルを取っておいて損はない。
一方で、覚醒ではサンダーソード(魔力依存武器)以外に遠近両用攻撃が出来る剣が存在しないと言っても良いので、スキルを獲得したらアサシンに転じて、遠距離攻撃手段を確保した方が戦略の幅は広がる。
もし力が低くても、技が高いので「滅殺」との相性も良い。
また、力の数値を補えるヴェイクと支援を組めることを活かしてダブルで活躍させる方法もある。
チェンジプルフで「ドラゴンナイト」になってそちらでステータスを伸ばしておくのも手。
ただ、技・速さは優秀なので特に高難度では攻撃力の高い「バーサーカー」や「ウォーリアー」などを引き寄せる囮としては優秀である。
「グリフォンナイト」になって「槍殺し」を覚えておけば、三すくみで不利となる槍でも高い回避率を維持出来る。
「太陽」や「生命吸収」などの自己回復スキルは得られないが、父親としては技と速さに大きな補正がかかる為、そこそこ優秀。
限界補正はそれぞれ
HP:0 力:0 魔力:0 技:3 速さ:3 幸運:0 守備:−2 魔防:−2
成長率どころか限界補正までも、極めて「剣士」らしい。
ヒーローズ
女嫌いの剣士 ロンクー
属性 | 赤 |
---|---|
兵種 | 剣/歩行 |
武器 | キルソード+→孤高の剣(専用) |
奥義 | 凶星 |
A | 速さ3 |
B | 待ち伏せ3 |
配信開始時から実装されている。
ステータスは原作準拠でHPと得意の速さ以外目立つ点しか無い。攻撃守備魔防は低い。
キルソードで奥義を出しやすくしている。速さも高いので追撃はしやすいものの、剣士で大事な攻撃が40しかない。例え有利不利問わず守備の低いユニット以外は簡単に耐えられてしまう。当時はスキル継承もなかった事もあり、使い勝手が非常に悪い。
後から一撃や回避系でなんとかステータスに合ったスキルを活かせるが火力問題は残ったまま。
2018年10月のアップデートで専用武器「孤高の剣」が追加。キルソードの上位互換で特殊錬成効果はレイヴァンとライナスのバシリコスと同じ効果の「死線3」。これで守備と魔防を捨てて攻撃と速さを高める個性を得た。
2022年8月から神装英雄に選ばれた。エンブラ帝国の衣装で火力面も僅かに改善した。
組み合わせ一覧
オリヴィエ | サーリャ | スミア | セルジュ | ソワレ | 女マイユニット | |
---|---|---|---|---|---|---|
ロンクー | ロンオリ | ロンサー | × | ロンセル | ロンソワ | ロンルフ |
ティアモ | ノノ | ベルベット | マリアベル | ミリエル | リズ | |
ロンクー | ロンティア | ロンノノ | ロンベル | ロンマリ | ロンミリ | ロンリズ |
声優について
本作における所謂キルソード剣士枠・子安枠であるが、子安氏の本家ゲームへの出演はこれが初(本作ではファウダーと兼任)となり、作品名を伏せつつブログで喜びを表していた。
関連イラスト
関連タグ
ナバール、ファウダー、ゼロ、セーバー、レヴィン、セテス、カゲツ…同シリーズの中の人繋がり
フロリーナ…烈火の剣の登場人物で、彼と同じ異性恐怖症の持ち主。ちなみに女性で男性恐怖症と性別は正反対。
ガイ・セシル…そっくりさん