『ガイ様、華麗に参上!』
Pixiv内での作品は「ガイ」のタグで登録されることが多い。
プロフィール
概要
ルークの世話役をしているファブレ公爵家の使用人。
屋敷から出られない彼の良き兄貴分兼親友となっており、記憶を失った彼の面倒を見てきた。ルークや彼の婚約者ナタリアとは幼馴染みでもある。
気性は穏やかで、若干キザだが人当たりが良く紳士的、癖の強いパーティの中では比較的良識的な人物。衝突も多いメンバーの仲介役も務めている。
一方で、大の音機関マニアであり、音機関について話し出すと止まらなくなってしまったりする。
極度の女性恐怖症であり、女性に近付かれると驚いて飛び退いてしまう。
だが女嫌いなわけではなく、「恐怖が先立つだけで、女性自体は好きだ」と公言している。
戦闘
ルークと同じく前衛タイプ。
敏捷の値が高く、素の移動速度も高い所謂スピードタイプで、アニメ版ではリグレットが発射した銃弾を切り払ったりしている。
シグムント派剣術の剣士で、戦闘でも剣を使う。シグムント派剣術とは「アルバート流の弱点を補うために派生した剣術」であり、ルークとはまた違った剣技を習得する。
また、パーティの中で最も基礎の素早さが高く、一撃の威力よりも手数で攻めるタイプ。敵を吹っ飛ばしたりダウンを奪ったりする技が多いルークと比べると、クセが無く扱いやすいので、戦闘時の操作キャラに選ぶプレイヤーも多い。ただし、前衛にしては防御力が若干頼りないため、過信は禁物。
また、『虎牙破斬の軌道が高く、敵に当てにくい』『秋沙雨の最後の動作が隙だらけ』と、いわゆる『テイルズオブシリーズの主人公の「使いやすい」とされる事が多い技が、微妙に使いにくい』という点は要注意。
女性恐怖症や過去に関してのネタバレ
前述のとおり極度の女性恐怖症の彼だが、その原因は過去の壮絶なトラウマにあった。
元々彼はマルクト帝国領土のホド出身の貴族であり、本名はガイラルディア・ガラン・ガルディオス。ヴァンは元々ガルディオス伯爵家に仕えていた騎士の家系・フェンデ家の長男であり、そのためヴァンとは昔からの馴染みだった。
彼の幼少時の誕生日の際にガルディオス家がキムラスカ軍のファブレ公爵(ルークの父親)の襲撃に遭った。
幼かったガイは暖炉に隠れていたがそこで自分の姉であるマリィベル・ラダン・ガルディオスや親戚、メイドたちが目の前で殺されるのを目撃し、自分を庇って盾になった姉やメイドたちの死体の下敷きになって気を失った。
ガルディオス家に仕える騎士だったペールに助けられた頃には、そのときの事件の記憶がすっぽり抜けてしまい、以来このことがトラウマとなり女性に触れられると無意識にその時の恐怖を思い出してしまい拒絶するようになった。
ガイ自身はこのときのことをあまりのショックによりずっと忘れていたが、作中でアニスの母が負傷した際に全てを思い出した。
その後はペールに育てられ剣を学びながら共に転々とし、自分の家族を殺害した公爵への復讐のためにペールと共にファブレ公爵家の使用人となった。そのためファブレ公爵の息子であるルークやキムラスカの王女ナタリアのことも内心では嫌っており(シンクに付けられたカースロットが発動したのもこのため)、ファブレ公爵家で再会したヴァンとも復讐のため一時は協力関係にあった。
しかし、その仇の息子であるルークが誘拐され記憶を失った時、「過去ばかり気にしていても仕方ない」というルークの言葉に心を動かされ、ルークが自分が認める男になった時には、過去の復讐心は捨て真の従者として忠誠を誓うと賭けに出た。そのため、彼にとっての「ルーク」はレプリカルークの方である。またナタリアに対しても、記憶を失ったルークを見て悲しむ彼女に同情するようになり、ガイの復讐心は徐々に揺らいでいきヴァンとも疎遠になっていった。こういった経緯から一歩道を間違えていたらルーク達の敵に回っていたかもしれない人物であり本人も「ヴァンや六神将側にいたかもしれない」と後に語っていた。
このことが仲間達に判明した際には、ガイの女性恐怖症を特に面白がってからかっていたアニスとナタリアとティアと共に彼に対して深く謝罪していた。(何故か三人に混ざってガイをからかっていたジェイドは謝罪しなかったが……)
その後は口下手が災いして作中サブイベントの一つ水着イベントではアニスに「ナタリアとティア、どっちが大きかった?」と言うのに対して「それはティアの方が・・・」と口を滑らせ、すぐに抗議しようとするもアニスから「スケベ大魔王」の汚名をつけられたり、女性絡みで酷い目に遭うなど元々女難の持ち主のようで別の意味で女の怖さを知る羽目になった。
普段名乗っていた「セシル」の姓は、キムラスカ王国の貴族だった母ユージェニーの旧姓。母はホド戦争前に和平の証としてキムラスカ王国からガルディオス伯爵家に嫁がされ、預言に記されたホド戦争の際にファブレ公爵にホド攻略に手を貸すように言われていたが、彼女は祖国よりも家族を選び要請を拒否した為、裏切り者として襲撃時にファブレ公爵に殺されてしまい、実家のセシル家は没落した。
「祖国を繁栄させる預言の為に息子を死なせようとしていた」ファブレ公爵は、「預言に記された祖国繁栄よりも家族を守ろうとした」ユージェニーに対して思うところがあったようで、後に「預言をも拒絶する強い心の持ち主」と表現している。
またガルディオス家は元々ユリア・ジュエの弟子のひとりヴァルター・シグムントが創設した家系であり、異母兄のアルバートがユリアと結婚してフェンデ家を創設した際に、真の主であるフェンデ家を守るために主従を逆転しフェンデ家の主になった。ガイの使うシグムント派剣術は、元はシグムントが異母兄から教わった剣術を元に作った流派であり、シグムント流剣術を広める事は真の主であるフェンデ家が使うアルバート流剣術の弱点を広める事と同義であるため、ガルディオス家とその家系に連なる者にしか伝わっていない。
宝刀ガルディオス
ガイの家系であるガルディオス家に伝わる剣だが、前述のファブレ公爵の襲撃の際に略奪されてしまい、ファブレ家の屋敷に飾られている。
序盤から続くサブイベントを最後までこなすことで入手することができ、性能もガイが装備できる武器の中では2番目に優れている強力な業物で、装備する事で北米版及び3DS版では追加秘奥義『閃覇瞬連刃』を使用することができる。
他の作品への出演
- テイルズオブファンダム
- テイルズオブバーサス
- レディアントマイソロジー(マイソロ2☆、マイソロ3)
- テイルズオブザヒーローズツインブレイヴ
- テイルズオブザワールドレーヴユナイティア
- テイルズオブアスタリア
- テイルズオブリンク
テイルズオブザレイズ
ゲーム『テイルズオブザレイズ』内にて行われた第1回「推しキャラ投票キャンペーン」で上位にランクインしたため、参戦の検討が決定、
そして期間限定イベント「ティル・ナ・ノーグSUMMER~奇跡の救世主とポチ太郎~」で参戦が決定した。
しかし、具現化後にある事が原因で記憶喪失、その後はコレットに出会い、彼女に「ポチ太郎」と名付けられ、彼女の騎士として行動していたが、後に記憶を取り戻した。
本作で、旋空破斬、閃光斬り、飛燕裂閃、冥月閃、鋼破集気法(集気法の技変化)、旋空裂風斬(旋空破斬の技変化)、大閃光斬り(閃光斬りの技変化)、飛燕裂葬閃(飛燕裂閃の技変化)、水月裂破(冥月閃の技変化)を新術技として習得。
魔鏡技は「裂震千衝破」「朧雪斬月」「鳳凰大火輪」「光の居合斬り」「驟雨閃空破」、キサラとのクロスオーバー魔鏡技で「獅凰爆旋陣」。
余談
CV担当の松本保典氏はパーティメンバーを演じる声優陣の中では最年長である。
関連イラスト
関連タグ
ガルディオス姉弟 ガイラルディア・ガラン・ガルディオス マリィベル・ラダン・ガルディオス
ロイド・アーヴィング:テイルズオブシンフォニアの主人公。戦闘では剣を扱う。一部ガイと同じ技が使える。女性をときめかせたり、喜ぶような台詞を無自覚で言ってしまう。赤髪の仲間のせいで『スケベ大魔王』の称号(蔑称?)を得てしまった、と言った感じに共通点が多い。またPS3版こと『ユニゾナントパック版』ではガイと同じ服装になる称号がゲットできる。