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俺はここにいる。こうして生きてるんだ。あなたが俺を認めようと認めまいと!

ルーク」でタグ付けされることが多い。

概要編集

年齢17歳
身長171cm
体重68kg
クラス剣士
誕生日ND2000年・ローレライデーカン・レム・48の日(13月48日 日曜日)
武器
声優鈴木千尋

テイルズオブジアビス』の主人公。キムラスカ王国のファブレ公爵家の一人息子。ファブレ公爵家はキムラスカ王家の親戚筋にあたり、公爵夫人(ルークの母)がキムラスカ現国王の妹である。王女である従姉のナタリアとも婚姻関係にあり、ルークは第3位の王位継承権を持つ。左利き。ルークも両親と同じくキムラスカの王族の証である赤い髪と緑の瞳を持つ(特典DVDではロイド・アーヴィングから「すげーハンサム」と言われていた)。

「ルーク」とは古代イスパニア語で「聖なる焔の光」という意味。

肉体の音素固有振動が第七音素と全く同じであるため、自身の力で第七音素を共振させてあらゆる物質を無に還す『超振動』と呼ばれる特殊な力を持つ。

そのため相性が良い第七音素使いと接触することで稀に不完全ながら超振動(疑似超振動)が発生してしまう為、冒頭の転移事件が発生してしまった。


7年前、敵国マルクトに誘拐されたショックから、それまでの記憶を全て失った。

誘拐以降、王命により身の安全を図るという理由で屋敷に軟禁され、外界と交流を持たされずに育ったため、非常に極端な世間知らず。また、情緒的にも非常に幼い。

時折発症する頭痛を伴う幻聴に悩まされている。

退屈な日常に辟易しており、たまに屋敷を訪れるヴァンからアルバート流の剣術を教わることが唯一の趣味。 あとは日記の執筆(ゲームのメニュー画面でさり気なく閲覧可能。本作におけるあらすじ機能でもある。なお、ある時期のみ代筆となっている)くらい。


貴族ゆえに経験がないためかナタリア共々料理は下手であり成功率も低いが熟練度を上げていくとかなり上達したことがスキットで判明する。また熟練度によってあるサブイベントで母シュザンヌに料理を振る舞った際、シュザンヌの反応が変化する。


Ready


はじめは長髪(通称「長髪ルーク」)だったのだが、あるイベントで断髪(通称「断髪(短髪)ルーク」)する。

なお、OPをよく見ると長髪版と短髪版の彼が両方とも出演している。

長髪ルークの愛称(侮称でもあるため、使用に関しては注意されたし)には「親善大使」というものがある。


あまり言及はされないが公式美形設定。

他にも身分が貴族or王族な歴代主人公はルークが唯一である。


彼の素性・ネタバレ注意編集

スコアの檻と聖なる焔「もしも血塗れのこの手で世界が救えたなら、


実は彼自身は、とある目的の為に生み出された「ルーク・フォン・ファブレの物質構造複写体:レプリカ(いわゆるクローン人間のようなもの)」である。

本来のルーク・フォン・ファブレは鮮血のアッシュと呼ばれる別の人物であり、「記憶を失っていた」のではなく「最初から記憶が無かった」のである。

概要のある個所を見ればお分かりになると思われるが、彼の実年齢はまだ7歳である(シリーズのマザーシップタイトル史上、最年少兼初にして今なお唯一の年齢一桁主人公ということになる)。

オリジナルではなく、レプリカが主人公というのは珍しいパターンである。

(似たようなタイプの主人公としてはスーパーヒーロー作戦イングラム・プリスケンヴィレッタ・プリスケン)が該当するだろう)

彼を誘拐したのもマルクト帝国ではなく、彼の存在を利用せんと画策していたヴァンによるものだった。


実は「ルーク」は17歳でアクゼリュス崩落で死ぬ事が預言で詠まれていた。しかしそれがきっかけでキムラスカ王国とマルクト帝国の戦争が起きてキムラスカが勝利し、大繁栄を迎える事が預言で詠まれていた為に、ルークの父や伯父の国王は国の繁栄の為に預言通りに「ルーク」を死なせる事にしていた(母は詳しい内情は知らなくともルークが17歳で死ぬ預言が詠まれていたのは知っており、それでも情を抱くのを恐れた夫と違って息子を愛していた)。誘拐から戻ってきた「ルーク」が軟禁されたのも、キムラスカ上層部にとってルークは預言通りに死んでもらわなければならなかった為であり、7年後には死ぬ存在のため我儘な性格を矯正される事がなかった。

ヴァンは「ルーク」の境遇に同情していたのと同時に計画の為に超振動の力を欲した為、オリジナルのルークであるアッシュを誘拐し、預言通りに事が進んでいると騙す為の身代わり用にレプリカルークを作ってファブレ家に戻し、アッシュに対しては預言の事を話す事で味方に引き入れた。アッシュもその事実を知ってからは預言を嫌い、自分を死なせようとした父や伯父の事を憎んでいる。ただヴァンにとって想定外だったのは、アッシュは預言を憎んだが愛国心までは失わなかった為にヴァンの計画には最後まで賛同しなかった事と、使い捨て用のレプリカルークが生き残ってしまった事であった。

つまりルークは預言に妄執する大人たちの犠牲者であった。後に真相を知ったイオンも、キムラスカ上層部がルークやアクゼリュスの人々が死ぬとわかっていてルークたちを送り出した事に激怒していた。


その辺りのくだりを知った以降は、自らの正体と(結果からすれば)自分のせいで犠牲になった幾多の人々に対する罪悪感から卑屈になりがちになる。

それでも自らが出来ることをするために今までの自分から変わりたいと決意し、戒めに長髪だった髪を切る。ここから先のルークは卑屈になりがちではあるものの、好青年的な性格へと変わっていく。

この罪悪感と道具として生み出され扱われた経歴から自分自身の「生まれた意味」について後半では葛藤しつづけるも、自らの死と向き合う事で答えを出す。

仮に、『生きる意味』と云うものが実在するとしたらその生は『誰かの、何らかの、目的の為の道具』という事であり、そんなものは有ったとしても嬉しくも何ともない


生きる事は手段ではなく目的であり、目的の為に生きるとはそもそも本末転倒な主従逆転した錯誤である



OP曲の『カルマ』は彼とアッシュの関係を暗示(と言うにはド直球だが)しており、そのアレンジver.をBGMに挑むバトルは本作最高の見せ場と名高い。


ちなみに長髪の頃から日記を書き続けているのは記憶障害が再発した時に困らないよう医者に言われて仕方なく書いているものだった。本人もあまり気が向かない方だったが、実は記憶障害ではないと判明してからも律儀に日記を書いているため、趣味の1つになったと思われる。


性格編集

前半と後半で大きく性格が異なる。ストーリー的に非常に極端な性格をしているため、ファンからの好き嫌いが非常に激しい主人公の一人であるが、公式人気投票でも上位に食い込んだりなどキャラクターとしての人気自体は非常に高く、むしろ中盤以降はパーティー中屈指の常識人と化す。ちなみに長髪の時も短髪の時もそれぞれ人気はある。さらに余談ではあるが、二周目以降、コスチューム変更称号をつけた場合は、見た目は後述の短髪になるが、性格は序盤の長髪となっており、この時は短髪のウィッグを被っているという設定となっており、ガイからは「ヅラ」呼ばわりされるほか、断髪イベントではティアに「カツラをいきなり取って断髪するのね」と半ば呆れられている。


ストーリー概要編集

長髪の時は自己中心的な性格で、極端な世間知らずでもあり、厄介な事態に巻き込まれたり癪に触ったり気に食わないことがあると「うぜー」などと悪態をつくことが多い。

といっても彼が世間知らずな立場にあるために、作中では専門用語の多い世界観を解説出来る場が設けられている(アビスの世界に初めて立ち会うプレイヤーとリンクさせるという意図もある)。

村の危機を他人事のように吐き捨てたり、ミュウのことを「ブタザル」と呼び虐げたりと傍若無人な振る舞いが目立つが、内面では良いところもあり、特に自分に優しく接してくれたイオンに対しては甘い傾向がある。

また第3位王位継承者という立場上、身内以外は基本的に下の身分な為に逆に身分に対する拘りがあまりなく、誰に対しても等しく横暴(普通は貴族や王族は一般人からすれば会話をすることすら畏れ多い身分である)。使用人と話をするなと言われても「自分が話したい相手と話して何が悪い」と反論したり、貴族の中では預言で献立を決めることが常識的でありながらも「自分の食べたい物くらい自分で決める」と言ったりと、自分の主張をしっかりと持っている。

「親善大使」の称号を得た頃、ヴァンの口から『キムラスカ王家がルークの超振動の力を利用しようとしていることで一生屋敷に閉じ込められる。共にダアトに亡命しよう』と密談を受ける。牢獄同然に屋敷暮らしを強いられていたルークにとって自由を得るまたとない、それも尊敬する師と共に暮らせるチャンスであり、飛びつくように応じる。

だがそれによって次第に傍若無人さに歯止めが利かなくなり、魔物に少しばかりだけ油断したナタリアに対して「足を引っ張るな」と厳しい言葉をかけたり、デオ峠へついた頃にはイオンにすら厳しく、「イオンがいなくても俺がいれば戦争は起こらない」と言った失言を始めとした言動で周りの反感を買うような発言が目立つようになる。

更にデオ峠出口で待ち構えていたリグレットとの戦闘で周りが自分を除け者にするかの如く話を進めようとする態度にルーク自身も苛立ちを隠しきれなくなり「俺のことわかってくれるのは師匠だけだ」と呟くなど孤立を深めた結果、序盤でティアが指摘した通りに、その自分勝手な性格が仇となって取り返しのつかない事態を招くこととなった。


イメージは「戦争を知らない平和ボケした若者」であると製作者によって語られている。

剣の心得はあるが実戦経験がなかったために生身の人間との戦闘、命のとりあいに恐れを抱くという一面もある。

生き抜くためとのちに割り切るが、陰ではそのことについて常に怯え、終盤に至るまで悩み悔やんでいる。

この為、彼のみ雑魚として登場する人間の敵に勝利した時は「手段を選んじゃいられないんだ!」といった専用のセリフに変わる。


アクゼリュス崩落後 短髪の時はルークの「変わりたい」という思いから、ほとんど別人と思えるほど誠実になり顔つきもどこか気だるげな感じだった長髪時と比べ目がぱっちり開いてキリッとするようになり歴代テイルズオブキャラに見られるような熱血タイプになる時もあった。また、長髪時は素直ではない一面が多かったが短髪になってから人から感謝されて素直に喜んだり世話になった人間に礼を言ったりと自分の感情を素直に表現するようになる。しかし自分の存在感と多くの命を奪うことになってしまった後悔から、卑屈な面が目立つようになり、自分の命を軽視する一面がある。

特にレプリカであるということに強い劣等感を持っている。多くの原因は、自分の意思じゃなかったとはいえ、アッシュから自分の居場所を奪ってしまったことによる殺意に近い憎しみを抱かれていることと、ヴァンがアッシュを優遇視していることによる。ヴァンの事は真相を知っても憎み切れず師匠として慕っているが、そのヴァンにとって「愛弟子ルーク」はアッシュの方であり、役目が終わったルークは「アッシュの劣化品」という感情しか向けられなかった。

だが、仲間たち、特にティアからの説得もあり、少しずつ前向きな性格へと変わっていく。


本編での結末編集

エルドラントでのヴァンとの最終決戦を辛くも制し、崩壊するエルドラントから脱出するよう仲間たちに促す。この際、苦楽を共にした仲間たち一人一人から必ず帰るよう約束をする。

ただ1人その場に残ったルークはローレライを解放。エルドラントの崩壊と共に落下してきたアッシュの遺体を受け止め、抱き抱えながら消息を絶つ。ーー許されない罪を犯してしまった青年はこの瞬間名実共に世界崩壊を食い止めた「英雄」となったのである。


それから2年後、公には「世界崩壊を食い止めた代償として犠牲になった」として戦死した扱いとなっていたルーク(アニメ版ではキムラスカで成人の儀が行われている場面が少し描写され母シュザンヌは涙を流していた)。

仲間達は「ルークの墓の前で行う成人の儀に興味はない」と全員が彼の生還を信じ、ルークとティアにとって全ての始まりの場所であったタタル渓谷へ訪れていた。

譜歌を歌い終わりその場を後にしようとするティア達だったが、すぐ後ろには仲間達が生還を願った「赤髪の青年」の姿があった…


ここからなら、ホドを見渡せる。それに、約束してたからな


余談編集

髪の長さで極端に性格が変わるとネタにされることもあるが、公式でも「長髪=自己中心的」「短髪=好青年的」として扱われることが多い。代表的なものとして「レディアントマイソロジーシリーズ」が挙げられる。

レディアントマイソロジー2におけるルークは短髪の方で登場しているが、こちらは純粋な人間キャラであるために卑屈な面は見られず、「親善大使」としての自身の立場にきちんとした責任感を持てるなど、より利口な性格になっている。

しかしこちらでも双子の弟であるアッシュとの邂逅で、居場所を奪われた彼との関係に思い悩んだりした。


フォミクリーレプリカ編集

この世界での物質はすべて音素と呼ばれる分子間力に似た力が元素どうしを結び付ける事で存在している。

そのため、個々の音素(通常は第一~第六音素)の配合比率で固有振動=音素振動が存在し、この音素振動数をデータ化し、それを元に複製(レプリカ)を生み出す技術がフォミクリーである。


開発者はジェイド・カーティス

元は譜術として構築した技術であった。だが生体を複製する際に音素のバランスが著しく欠いてしまい結果として精神と理性は人のそれではなく、能力的にも強化・劣化が生じており『複製体』としては完全に失敗作であった。

(便宜上、この譜術で作られたレプリカを第一世代とする)


恩師の復活を願うジェイドとサフィール(ディスト)の協力のもとマルクト帝国で研究が進められ譜術ではなく譜業(機械)を使って製造し、使用する音素を第一~第六音素ではなく『第七音素』のみで構築する事でかなり安定して製造が出来る第二世代レプリカが生み出される事となった。(このためレプリカは死亡時に音素が乖離してプラネットストームに回帰するため死体が残らない、また強力な音素分解の波動で分解され第七音素に還元される)


だが物質構造のみを複写する為、記憶やそこから形成される人格は全くコピーできない。(おそらく個々で存在している音素が異なる為)

そのため生み出されたレプリカは全て赤ん坊のように記憶が何もない状態となる(発見されたルークがこの状態)

また第二世代レプリカは『能力が何れか必ず劣化する』・『通常、音素振動数に差異が生じてしまい完全な複製は不可能』という問題の克服も不可能であった。


が、稀に偶発的に『音素振動数が完全に同じ』完全同位体が生まれる事がある。この場合、製造した譜業とフォミクリーデータは完全に破壊されるため一度完全同位体が生まれると再度のフォミクリーは不可能となる。


完全同位体どうしは音素振動数が完全に同じため共振によって爆発的な破壊を齎す超振動を起こせるためマルクトは『軍事兵器』として研究を進めた。

この研究の一環でホドが消滅する事になったのである。

完全同位体どうしは音素振動的には全く同じであるためか、ラジオや通信機の周波数が合っているように世界の音素と体のフォンスロットを通じて念話が出来るなど従来のレプリカ・オリジナルとは異なる関係性を持つほか、仮定理論としてビックバンと呼ばれる現象が提唱されている。





ビックバン編集

完全同位体のレプリカとオリジナルの間で発生すると言われる現象でルークとアッシュの間にも起きていると思われている現象。(一部のサブイベントにて、このビッグバン現象について語られる)

これは云わば、レプリカとオリジナルの統合であり、いくつかの段階(フェーズ)が存在している。


・第一段階、オリジナルの音素乖離

完全同位体のうち、オリジナル音素が乖離しフォンスロットを通じレプリカにこれが流入する現象が発生する。

・第二段階、オリジナル死亡

オリジナルの肉体は音素乖離による衰弱からやがて死亡する。

・第三段階、レプリカの音素放出

完全にオリジナルの音素がレプリカに流入した第一段階を経た後にレプリカの体内からはレプリカの音素が一斉に弾き出され、構成される音素が完全にオリジナルに置換される現象が発生する。


この一連の流れにより、ある意味レプリカの肉体をオリジナルの人格が乗っ取ってしまい最後にはレプリカの記憶も併せ持ったオリジナルに変貌すると言われている。


が、此れには考察の余地が大きく存在する。


例1、レプリカネビリム。

作中における人間フォミクリーの第一号とも言えるレプリカネビリムとサブイベントで戦闘することが可能だが、このレプリカネビリムはオリジナルの記憶を持ちつつも人格はレプリカであった、オリジナルがレプリカ作成後間もなく死亡しているためビックバンが不完全だったなどの考察の余地はあるが、ビックバンは必ずしも定説通りとはならないという一例だろう。


例2、チーグル(スター)

ディストがワイヨン鏡窟内の研究所にて、モルモットとして利用していたチーグル。後にシェリダンへ保護された。

作中の典型的なビックバン例として出されたチーグルの完全同位体だが、思い出してほしい。レプリカはオリジナルの記憶は引き継がず生まれてくるという点だ。

作中に出てくる量産されたレプリカは自我も希薄でまるでロボットのような有様だが、ここにオリジナルの記憶がビックバンによって流れ込んだ場合どうなるのだろうか?

チーグルの自己認識に関して確固たる自我形成があの研究設備に囚われて続けてる中で起きたとも考えづらく、典型例だからと断じることも難しいのではないだろうか。


以上のようにビックバンは作中例を挙げただけでも実証理論とは言い難く、さらにアッシュとルークの場合さらなる例外が存在している………ローレライの存在である。


アッシュ・ルークはローレライの完全同位体であり、本来対の存在の完全同位体である関係とは異なる。

完全同位体間でビックバンが生じるなら『ローレライも対象』となるのである

またアッシュが時折苦しむ様子はアニメで描写されたが本来起きるはずの『衰弱』が発生している様子は無い。

また、ルーク自身も終盤では音素乖離が発生している不安定な存在でありアッシュが他殺されたことも含め通常のビックバンが仮説通りに発生するには大きな疑問の余地がある。


帰還者

―――正直なところ、最後帰還したの正体は分からない、判然としないということである。

(目つき・利き手・帯剣位置はルーク、発音・髪色はアッシュと二人の特徴が混在しているので猶更。)

ファンによっても、最後の彼がどちらかなのか、もしくは全く新しいルークというべきなのか意見が分かれている。

上述通りのビッグバン現象と異なり、音素乖離を起こしたルークの音素がアッシュの亡骸に入り込んだことで、死するはずだったルークがアッシュの肉体で蘇った…と見るファンもいる。

一方、pixiv上の二次創作では、ルークの記憶を受け継いだアッシュとしてよく取り扱われている。


また、アビスの主題歌である「カルマ」がアビスのストーリー、二人のルークの関係性を歌ったような歌詞で最後の歌詞に僕らは一つになるというものがある。これが示すものとは……。



戦闘編集

使用武器は。いわゆる温室育ちのおぼっちゃまであるがヴァンに鍛えられていたため、基礎的な身体能力は高く剣の腕もそこそこ良い。流派はアルバート流。

タイプ的には戦士寄りな剣士といった性能で、覚える剣技はなかなか癖の強いものが多い(具体的には相手を浮かせたり吹っ飛ばしたりダウンを奪うものが多い)。


歴代主人公と技構成が大きく異なるので、「使いづらい」と感じて操作キャラをガイに変えるプレイヤーも多いが、「FOFシステム」という『アビス』特有の属性変化システムと相性が良い。このシステムを補助するアイテムが手に入る終盤では自力で派手な技を連発したり、仲間のFOF変化をサポートしたりと戦闘の幅が大きく広がる。


また、使いにくい技ばかりというわけでもなく、崩襲脚や穿衝破、閃光墜刃牙など、安定して使いやすい技もあるので、戦い方次第である。


攻撃力や防御力、HPなどはパーティの中では最も高いが、通常攻撃の隙が若干大きいため、集団で囲まれてしまうとボコボコにされかねない。一応、全周囲かつ比較的広範囲に効果のある技として、守護方陣を持つ。隙はやや大きいがFOF変化を使うのに役立つのは魅力。

魔神剣は使えないが、代わりに魔神拳が使用可能で、技の性能もほぼ同じ。


コスチュームチェンジ編集

以下のような衣装が用意されている。


ファブレ子爵

ファブレ子爵…終盤、キムラスカ王から功績を認められて、子爵位を襲爵するイベントがあるが、この時に着たのが上の正装。


ルーク・フォン・ファブレ

ベルセルク…戦闘ランク「ハード」で戦闘回数を256回以上こなした上で、闘技場観客席にいる男性に話しかけるともらえる。赤色のコート。


この他、『ドラゴンバスター』の主人公クローヴィスの衣装(ドラゴンバスター)やホドの書生風の胴着(タクティカルリーダー)などがある。


なお、2周目以降にコスチュームチェンジした場合、本来なら長髪である時系列でも短髪になる。

そのためか、一部のイベントでガイやティアからこんなメタ発言をする。


ガイ「気付くよ。髪を切ったのか?あ……ヅラか。


ティア「……それにしても突然カツラをとって髪を切るなんて驚いたわ」


ローレライの宝珠編集

本編の終盤にて入手するルーク専用の装備品(アクセサリー)。

ストーリー上では第七音素を集める効果を持つ『ローレライの剣』と対になる第七音素を拡散させる効果を持っているのだが、それ以上に特筆すべきなのは戦闘時では

装備していると、約5秒ごとにHPとTPが最大値の10%分回復する

という本作どころか歴代のテイルズシリーズで考えてもチートクラスの効果を持っている。

ただし、ラストダンジョンにてシンクとの戦闘で勝利すると、作中キーアイテムである『ローレライの鍵』の入手と同時に(アッシュから譲り受けた『未完のローレライの鍵』と合体する事で)消滅してしまう。だが、PS2版では『シンクとの戦闘時にルークがローレライの宝珠を装備していない(ルーク自体は戦闘メンバーでも控えでもよい)』という条件を満たすと、本来なら手持ちから消滅するローレライの宝珠がなくならず、持ち越せるという裏技(厳密にはバグ)が存在する。(当然バランスブレイカーそのものであるため海外版と3DS版ではこの裏技は使用できない。)


人間関係編集

  • ティア・グランツ…旅立ちのきっかけとなった人物。最序盤は何かとつっかかったりして非常に仲が悪かったが時々ルークから発せられた優しさに心中で驚く。中盤以降は変わろうとする自分を見限らないで見ていてくれた彼女に対し次第に1人の異性として惹かれていき彼女からも意識されるようになる。ルークが瘴気を消すために命を捨てるという行動に特に強く反対しており、瘴気の問題解決を模索していたときのティアはルークを心配するあまり普段の彼女から考えられないくらいに取り乱す台詞も多かったくらいである。最終的には彼の最大の理解者の一人となる。

  • ジェイド・カーティス…旅の当初、彼からはあまり良い感情を持たれておらず後に『あなたには絶対に好感を持てないと思っていた』とまで言われる。もっともそれもルークのことを昔の若くて馬鹿だった自分と重ねて見ていたためでもある。だが後に瘴気を消すために命を捨てるか否か悩むルークに対して『権力者なら容赦なく死んでくださいというが友人としては止めたいところです』と発言するなど最終的には彼を友人と評している。

  • ガイ・セシル…幼馴染で最大の理解者の一人。ルークが孤立した際、心底から見限ってなかった唯一の人物(導師イオンミュウを除く)でルークがわがままになってしまったことの責任も感じている。旅を通して彼との絆はより強固なものとなっていく。カースロットの件で少し問題はあったものの、瘴気を消すために命を捨てようと考えたルークの行動にはおそらくティアに次いで強く反対した人物の1人であり思わず「だったら瘴気なんてほっとけ!!」という台詞が飛び出してしまうほどに激怒していた。

  • アニス・タトリン…序盤はルークの財産目当てに猫を被ってアプローチをしていたが、中盤に彼の無責任な姿を目の当たりにして幻滅し非難する。中盤以降は彼を次第に仲間として認めていき良き友人関係となる。

  • ナタリア・ルツ・キムラスカ・ランバルディア…婚約者にして従姉。ルークをレプリカと知ってからは彼に対しやや掌を返したような態度をとりつつもなかなか割り切れずにいたが、終盤にアッシュを昔からの想い人として、ルークを『大切なもう一人の幼馴染』と割り切ることができた。

  • 鮮血のアッシュ…オリジナルルーク。そしてもう一人の自分。ルークは当初彼と同じ顔なのを気持ち悪がっていた。アッシュからは自身の模造品でありながらオリジナルに至らないため『劣化レプリカ』と蔑まれ、自身の過去も未来も奪った存在として憎悪されている。レプリカだと判明してからは彼に対する自責の念と劣等感に苛まれることになるが、心を入れ替えたルークは仲間たちのおかげで劣等感を克服し、最終決戦に挑む。詳しくは二人のルークを参照されたし。

  • ヴァン・グランツ…尊敬する師匠。序盤はほぼ彼に依存していて彼の言うことなら迷わず従うほど慕っていた。だがヴァン自身は自らの計画のために利用しているに過ぎなかった。裏切られて敵対しても最後まで師匠として慕い続けていた。

  • ミュウ…自身に懐いてる彼を何かと『ブタザル』と呼んで雑にあしらうのに始まり、振り回したり蹴ったりしていたが、仲間が自分を非難する中、変わらず自分を心配してくれていた。そのときは突き放したものの、中盤以降は彼に対する態度が大きく軟化した。ルークの日記を代筆したこともある。

  • ファブレ公爵、シュザンヌ…両親。物語初期はわがままを言っては父に咎められ母からやや甘やかされるという感じの関係。ルークは母の事は素直に慕っているが自身に関心を持とうとしない父に対してはやや距離を感じていた(これは預言に息子が若くして死ぬ事が詠まれていたことで息子に愛情を向けることを恐れてしまっていたためである)。しかし、自身がレプリカであることを知った後はルークは「本物の息子ではないから」という理由でややぎこちなく接するも、実際には両親は後に再会するオリジナルであるアッシュもレプリカであるルーク、両者とも実の息子として慈しむなど紛れもない人格者である。サブイベントにて母にはお金を無心することもあるが、ルークが手伝い(肩揉みや手料理など)をする見返りに国王の妹らしく文字通り桁違いのお小遣いをくれる。その度に他の仲間が遠慮して桁を減らすところまでがセットである。(一応擁護するとルークがお金を無心するのは使用人が間違って売ってしまった剣術の奥義書を買い戻す為で、直接そう言うと使用人が解雇されてしまうと危惧してのことだった)

その他の登場作品編集

近年(2015年現在)でのテイルズオブシリーズのエスコートタイトル作品、及びコラボレーション企画でのルークは、本編でのネタバレ防止のためか、物語冒頭と同じ世間知らずでわがままな性格+長髪で描かれることが多い。

☆は短髪姿が登場していることを意味する。



テイルズオブアスタリア編集

第1章『星のカケラ』編と第2章『光と闇の救世主』編の主人公を務める。尚、作中を通じて長髪姿のままとなっている。(入手できるキャラクターでは短髪バージョンもあるが)

第3章にもサブキャラクターとして登場するため、現時点ではゼロス同様に最新作の第4章以外皆勤賞である。

第3章でも原作と同じようにヴァンに利用され、シルヴァランドの神子のコレットを攫ってしまう。ヴァンに利用されたことを知るとショックを受けるも、最終的に乗り越えたことで彼との決別を表明した。

第6章ではルドガーと共に分史世界に行ったことで、師匠と共に国家転覆に手を貸す異世界の自分と遭遇し、それを止める為に分史世界のアッシュと共闘する。



テイルズオブザレイズ編集

プレイヤーキャラとして登場。

初登場は第3章『預言と音素の世界』

鏡映点を探していたイクスミリーナと出会う。

断髪イベントを経験した短髪状態かつエルドラント突入前の状況でティル・ナ・ノーグに具現化されたため、強くなる事や早く成長する事にこだわっていたイクスに対し、自分が出来る事から実践する事を自身の過ちに対する考えと共にアドバイスした他、具現化の影響で音素の乖離が止まっており、ルークは自分たち鏡映点を具現化したイクス達の行動を「自分に生きる時間をくれた」と好意的に受け止め感謝していた。

また元の世界では敵対していた六神将に対しても、預言がないティル・ナ・ノーグでは対立の必要はないと思っており、敵地に乗り込むシンクや廃人となったアリエッタを心配する一面も見せる。



期間限定イベント『ミュウの大冒険』でジェイドと合流した後は、彼の皮肉に対するツッコミ役になっていた。

GOD EATER RESONANT OPSコラボイベント「GOD EATER RESONANT OPS バーストミッション」ではティア、アイゼンエリーゼと行動し、主人公として活躍。ラスボスであるネルガルシャドウにとどめを刺して、アークを救った。

ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうかⅢコラボイベント「追想の迷宮」でも、主人公として活躍。ティア、ライラアーチェと共に行動し、ラスボスのミノタウロスと戦って事件解決に貢献した。

本作で新たに、ダイブトゥブルー、光破衝、烈破爛掌、ダイブトゥブルー・天柱(ダイブトゥブルーの技変化)、光滅破衝(光破衝の技変化)、烈破鋼掌(烈破爛掌の技変化)を習得。

魔鏡技(歴代の「秘奥義」にあたる必殺技)は「翔破裂光閃」「滅覇皇迅撃」「皇牙転生斬」「バイティングバースト」「皇将衝刃・聖焔」「キャスト・フォン・アライブ」「必殺アビスセイバー」「覇王双穿陣」、アッシュとのクロスオーバー魔鏡技で「レイディアント・ユナイト」

「キャスト・フォン・アライブ」は精霊装をレアリティ3まで強化すると使用可能になる。



関連イラスト編集

【TOA】過去と未来

ルーク終わりが来て始まりが来る

無題在りし日の

関連タグ編集

テイルズオブ TOA テイルズオブジアビス アビス ルーク

俺は悪くねぇ! 何が事前に相談だ! 二人のルーク


カップリングタグ編集


関連キャラクター・人物編集

テイルズ作品編集

  • ゼロス・ワイルダーアビスより前の作品に登場するキャラで、ルークとは『赤の長髪(ただしルークは作中で断髪する)』、『戦闘では剣を使う』、『平凡平民とは言えない家の生まれ』仲間スケベ大魔王の称号を得る原因となった張本人』と共通点が多い。
  • ユーリ・ローウェル:長髪で左利きの主人公繋がり。外部作品でよく共演している。
  • ソフィ(TOG)記憶喪失であり人の手によって造られた後輩であるがただし最初から記憶が無かったルークと違ってこちらは本当に記憶喪失である。アスタリアで共演し、ルークがソフィをおぶっている。
  • イクス・ネーヴェ:記憶の有無とオリジナルの生死という違いこそあれど、同名の人物のコピーという共通点を持つ主人公。

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