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「大丈夫だ。自信を持て。おまえは選ばれたのだ」


プロフィール編集

所属神託の盾(オラクル)騎士団(主席総長)
階級謡将
年齢27歳
身長189cm
体重86kg
CV中田譲治

概要編集

神託の盾騎士団の主席総長。ルーク剣術の師であり、キムラスカ国の所属ではないにもかかわらずファブレ公爵家にも出入りを許され、信頼も厚い。ルークが心を許し慕う数少ない人物であり、彼からはヴァン師匠(せんせい)と呼ばれている。

唯一の肉親であるティアを妹として愛する一方、常に沈着冷静な性格で、強いカリスマ性を備えている。

クラスとしては、剣術の達人であると同時に、卓越した第七音譜術士(セブンスフォニマー)である譜術剣士

実年齢より年上に見られるが、これは「若くして高い地位に就いたために、ヒゲを生やすなどして貫禄を演出している」為であり、本人が作為的に行っているものである。



関連イラスト編集

ヴァン・グランツマイソロ3てんてー参戦v

【TOA】ヴァンデスデルカヴァンデスデルカとファルミリアリカ


関連タグ編集

テイルズオブジアビス テイルズ アビス TOA ヴァン ヴァンリグ ヴァンルク


ギロロ伍長…中の人繋がり。テイルズ監修の「ケロロRPG」では彼がヴァンの技を覚え、予約特典では彼がヴァンの頭に乗っている。



テイルズオブジアビスのネタバレ編集




※以下、テイルズオブジアビスのネタバレであるため閲覧注意。
















































































本作の黒幕であり、ラスボスである。

己の信念や目的を貫くためには犠牲を厭わない冷徹な部分も持ち合わせている。また人心を掴む高いカリスマ性を持つ。

本名は『ヴァンデスデルカ・ムスト・フェンデ』という名前であり、マルクト帝国の「ホド島」の出身。フェンデ家はガルディオス伯爵家に仕える騎士の家系であり、ガルディオス家の嫡子であるガイとは昔馴染み。実はフェンデ家は預言を残した始祖ユリア・ジュエの子孫であり、ヴァンもティア同様ユリアの譜歌を使える。


かつて、ホド島はキムラスカとマルクトによる戦争で壊滅。表向きはキムラスカによるものとされていたが、実際は退避出来なかったフォミクリー研究をキムラスカに渡さないようにする為に、マルクト上層部及びジェイドが当時まだ少年だった第七音素の素養を持つヴァンを使い、擬似超振動を起こして自壊させた。

ホド島が魔界に落ちた際に、ヴァンは譜歌で辛うじて身重の母だけを守る事ができた。その直後母は妹のティアを産んで死亡し、ヴァンは赤ん坊のティアと共に魔界のユリアシティの市長テオドーロ・グランツに義理の孫として引き取られた。しかし外部出身者としてユリアシティの住民からの風当たりは強く、妹を必死で守ろうとしていた。

しかし、ホド島の消滅が実は『預言(スコア)』に記されていたことを後ほど知り、それを知りながらも繁栄が約束されている事から預言通りにする為に、施政者やローレライ教団は黙認していた事実に強い怒りを覚える。そして預言に振り回される世界に復讐し、世界を預言から外れさせる為に預言に縛られた人類を、預言に記されていないレプリカにすり替えるという極論に達した。


ルークは師を強く慕っていたが、ヴァンにとってルークはアクゼリュス崩落で死ぬ筈だったアッシュの身代わりとして使い捨てる為の存在に過ぎず、本性を現してからは「出来損ないのレプリカ」として屑呼ばわりまでするなど一貫して冷たい言動を貫いている。ヴァンにとって「愛弟子のルーク」はオリジナルのアッシュの方であり、レプリカルークに対しては最初から「使い捨て用のアッシュのレプリカ」という感情しか抱いておらず、そんな「使い終わった劣化品」にティアやガイが入れ込み自分と敵対しているという苛立ちもあり、ルークに対する態度は終始冷たい。ルークはヴァンに対して師弟愛を求め認めて貰いたかったが、ヴァンがその思いに応える事はなかった。


またヴァンはホドの消滅に関わったジェイドの事も憎んでおり、ジェイドに対抗すべくジェイドが著書した書籍を一通り収集し愛読している。

かつて仕えた主であるガイ・セシルとも当初は利害の一致から同志ではあったが、最終的には決別した。アニメ版ではベルケンドでガイを手紙で呼び出し仲間に引き入れようと説得をしていたがルーク達の考えに感化されていた彼には断られ逆に「いますぐに馬鹿なことはやめろ」と説得を受けるもヴァンもまたこれを拒否。明確に袂を分かつ。なお、この呼び出しのシーンはゲームではサブイベント扱いのため普通にプレイしてると見られないので注意。


預言は決して覆せないものと思い、多少のズレがあっても結局は星の記憶である預言通りになってしまう。そこで預言に縛られない世界を作るために、預言に記されていないレプリカを今の人類に置き換える「レプリカ計画」を実現させようとしている。

六神将はディスト以外の全員が預言を憎んでいるためヴァンに付き従っており、預言のない世界を作り出す為に暗躍している。ただしアッシュは預言を憎んではいたものの、人類をレプリカに置き換える事だけは許容できず、真相を知ってからはヴァンから離反している。


人心を掴む能力に非常に長けており、親しい者たちへの情愛や預言の犠牲となった者たちに寄り添う気持ちは本物で、部下たちからも慕われている。ヴァンたちのレプリカ計画が明らかになり、地殻の停止を阻止する為にシェリダンを強襲し多くの民間人の犠牲者を出して、自国民を殺されたキムラスカ及び計画を支援していたマルクトとローレライ教団も完全に敵に回し追われる身となった後も、半数近くの神託の盾騎士団がヴァンに付いて行った程である。

実際に妹のティアやルークだけでなく、ヴァンと関わりがあったガイやアニス、明確にヴァンから離反したアッシュも、ヴァンを敵と認識しつつも優しかった頃の記憶もあり憎みきれないでいる。一方で関わりが薄かったナタリアは「こんなにもティアたちに慕われているのに、彼女たちを悲しませる方法しか取らない」としてヴァンの事を非常に嫌っている。


裏設定では、ヴァンたちはレプリカ計画完遂後には、自分たちのレプリカも作り自殺するつもりだったとのこと。彼らは新しい世界で生きるレプリカを自分たちの生まれ変わりと認識していたからである。ティアがヴァンに言い放った「私を殺してレプリカを作ればいい」という言葉はまさにヴァンが実行しようとしていた事であり、これまで妹を説得していたヴァンはこの言葉でティアはレプリカに対する考え方が自分と根本的に異なっている事を悟り、説得を諦めて完全な敵対を決めたとのこと。


またルークたちからはヴァンたちが預言が多少のズレがあっても絶対に覆せないものと考えているのなら、ヴァンたちの「レプリカ計画」すらも預言通りの事になるという矛盾を指摘されていた。その証拠にルークたちがヴァンを倒しその野望を打ち砕いた後、預言そのものであるローレライがルークに放った言葉は「世界は消えなかったのか」ーー即ちルークたちの勝利によって預言が覆された事が判明したのであった。


他の作品での活躍編集

レディアントマイソロジーシリーズ編集

レディアントマイソロジー3では原作で操作できる場面は一切無い上に和解できないタイプのラスボスにもかかわらずまさかの味方枠での参戦。一部のユーザーからは『途中で裏切るのではないか』という疑念を持つ者も少なからずいたがそんな事はなく、ルークがクレスロイドといった仲間たちに無礼な態度を取った際に素直ではない彼の代わりに丁重に謝罪したり、レイヴンに対し、彼がV本編で抱える本質を見透かすような発言をする、ノーマに「ヴァンヴァン」なる愛称(?)を付けられて満更でもなさそうにするなど最後まできれいなヴァン師匠である(ある意味、これが本来のヴァンの性格とも言える)。この光景にガイは笑いを堪えるのに必死だった。以下その会話である。


「お前、ヴァンヴァンなんて

 呼ばれてるのか?」


「うむ、気が付いたら

 そのような事になっていてな……」


「お前の顔でヴァンヴァン……

 ヴァンヴァン……ぷぷぷ、くくく………」


そんな状況に悪乗りしてきた人物がまた一人………


だが「予言を嫌っている」という考えを示すなどやはり原作本編を知るユーザーは思わず反応する要素もチラホラ。


キャラクターを詰め込みすぎた弊害か肝心の剣技が少なく繋がるコンボが閃空剣→襲爪雷斬→守護氷槍陣しかない。そのかわり通常攻撃が6回もコンボが繋がる仕様になっている。

パラレルワールドとはいえ、弟子2人や妹、元主と共闘できるだけでも快挙といえる。


テイルズオブアスタリア編集



※以下、『テイルズオブアスタリア 結晶の大地と導きの光』に関する物語の核心的なネタバレを含むため閲覧注意。




第3章『結晶の大地と導きの光」』における一連の事件の黒幕であり、ラスボス。

晶化現象を起こして世界を晶化させ、「天帝」の力で浄化させた後に「争いが起こらない新世界」に生まれ変わらせることを企んでいた。

そのため、まだ目覚めていない天帝と共謀し、ルークを利用して神子であるコレットをさらおうとしたり、グレバムやセルディクなどの権力を求める者の心を利用して暗躍していた。

同士としてカーツシンクデクスアリスがいる。


最終的には『天帝の御座』が出現し、更に彼の目的の一つである「天帝の復活」が果たされ、その後天帝が目覚めたことによる晶化現象によって最終的に自身も晶化してしまう。

もっとも、天帝が目覚めたら世界全部が晶化してしまう為、仕方がないことだが。


ヴァンの野望を止めるために行動していた主人公達も(生存不明な1名を除き)晶化してしまったため、結果的にヴァン陣営の勝利で『結晶の大地と導きの光』編は幕を閉じた。

※これはアスタリア初のバッドエンドである。


『追憶の楽園(エデン)』編では、天帝となったラザリスに仕えるエンテレスティアの宰相に就任。

彼女を補佐していたが、終盤で、そこに至るまでの過去が判明する。


10年前にシルヴァラントで内乱が発生した際、彼と妹のティアが住んでいた国境付近のキムラスカの街が巻き込まれ、両親を失う。そこから大切なものを守る力を欲した彼は、キムラスカの騎士団に入隊し、騎士団長に就任。

だが、ソドスの街の内乱で信頼していた部下の殆どを失い、守る力があっても届かない事実と、争いの悲しさを知っていてもなお、エゴで争いを繰り返し、変われない人間に絶望。

騎士団長を辞して、唯一の肉親であったティアの前からも姿を消し、消息不明となる。消息不明となっていた間に、目覚める前のラザリスと出会い、彼女の「世界を一旦ゼロにリセットして平和な世界を創る」計画に賛同。

ここから『結晶の大地と導きの光』編、そして『追憶の楽園(エデン)』編に至る物語が始まったのである。


だが、終章で、エンテレスティアが完全な世界となった直後に、ベルベットとラザリスの決戦の場に現れ、なぜかラザリスを攻撃し、彼女に重傷を負わせる。

実は彼の目指していた「平和で争いのない世界」は「人間が自らの意志と理性の下に統治された世界」であり、その世界には「神」として君臨するラザリスは邪魔だったのである。

その事実を知り、ラザリスを庇うベルベット一行を排除すべく、戦いに臨むも敗北。

最後の手段として、自らの命を犠牲にしてでもエンテレスティアの維持を図るが、ラザリスが自らの存在と引き換えに行った晶化により、彼の体は晶化された。


テイルズオブザレイズ編集

フェアリーズレクイエム編終章後編で、アビスの世界を具現化したアスガルド帝国の領地「オールドラント領」の領主の従騎士に据えられ、リビングドールβにされて意思を奪われている事が判明。

ラストクレイドル編10章で領主のピオニーと共に参戦が決定。

帝国に心核を抜かれていたものの、ローレライの干渉によって不具合が生じた為、心核を戻されていた。その後元六神将たちとルークたちとの共同作戦で無事に元に戻り、ピオニーも戻す事に貢献した。


リグレットたちと同じくオールドランドではない世界でルークたちと敵対する必要はないと思っており、妹のティアやアッシュと和解できたことを喜んでいる。一方で自分が作り出したレプリカのルークに対しては当初は対話を避けようとしたが、アニスやアッシュから「逃げるな」と諭されルークと向き合い、剣を交えてルークを「アッシュのレプリカ」という模造品ではなく「アッシュとは違うルーク」という一人の人間として認めた。

その上でルークに対しては、かつては「アッシュのレプリカ」に対する態度だった「師匠ヴァン」として接する事は二度とないと語り、今後は「騎士ヴァンデスデルカ」としてひとりのルークという人間に接すると宣言した。ルークはヴァンとの師弟の決別を受け入れたものの、やはり師匠であったヴァンの事は好きなため、ヴァンと仲の良いアッシュやガイの事を羨ましく思っている。


元に戻った後はリグレット・アリエッタ・ディストと共にナーザの勢力に所属する。ナーザたちの中では一番の料理上手のようで、特にたまご丼は絶賛されている(ジアビス本編においてもヴァンの執務室からたまご丼のレシピを入手可能だったことが由来)。またシグレからは強い相手として目を付けられており、よく勝負をふっかけられているらしい。


強敵キャラクター扱い。本作で、守護崩陣、ぞんざいに斬る、グランドクロス、守護崩葬陣(守護崩陣の技変化)、燃やし尽くす(ぞんざいに斬るの技変化)、ディバインクロス(グランドクロスの技変化)を新術技として習得。

魔鏡技は、「閃空嵐衝剣」「律壊・星葬破」「圧倒的な力」アレクセイとのクロスオーバー魔鏡技で「光龍十字衝」

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