年齢36歳。
声優は山崎たくみ(他にもテイルズシリーズではTOTでティルキスを演じている)。
概要
闊達な口調で歯に衣を着せぬ豪放磊落、つまるところ皇帝とは思えないほどの砕けた性格でルーク一行にも友好的だが、一国を治める者としての威厳と政治的手腕を持っている。
少年期にはケテルブルクに軟禁されており、その当時からジェイドやディストとは幼馴染。特に皇帝に興味を持ったジェイドがディストをおとりにして忍び込んだのをきっかけに知り合うようになった。
その後はよく屋敷を脱走してはジェイドたちが通うネビリムの私塾に参加していた。ネビリムはピオニーが皇子だと気付いていたが、これからもずっと自由のない生活を強いられる彼を不憫に思い、黙認していた。
ケテルブルクに軟禁されていた事からもわかるように、本来は皇帝の位からは遠い存在だった(先帝である父の子としては最年少のうえ母の地位も一番低かった)が、異母兄姉が全員、帝位争いで共倒れしたのを受け、ケテルブルクにいて難を逃れた彼が皇帝に即位した。
女好きな言動をするものの、彼自身はジェイドの妹ネフリーを一途に思っており、彼女の事が忘れられないため未だに独身である。かつては相思相愛であったが、預言によってピオニーは皇帝に、ネフリーは預言に示された別の男性との結婚をせざるを得なかった(この時、一度は国を捨てる覚悟で駆け落ちを決意したが、ネフリーから「あなたが国を捨てれば多くの国民に迷惑をかけることになってしまう」と説得されて思いとどまりやむを得ず預言に従った)。そのため皇帝としては国のために預言を蔑ろにしないものの、個人としては預言を嫌っており、ある意味では彼も預言の宿命による犠牲者とも言える。
武器の収集とブウサギの飼育が趣味で、5匹のブウサギに「(可愛い方の)ジェイド」、「アスラン」「ネフリー(首輪と毛並みが一番いい)」「サフィール」「ゲルダ」と、気に入った人間の名前を付けて可愛がっている。
ルーク自身はピオニー陛下のことは少々苦手意識を持っているが、新たに飼育される事になったブウサギにルークの名前も使われている辺りからも、陛下側からは気に入られている様子。
作中では余り語られないが、彼自身は腕の立つ格闘家である。サブキャラであるがイケメンで個性あふれる人柄ゆえに、人気の高いキャラクターである。NPCなのが非常に惜しまれる御仁である。
容姿
肩までとどく金髪、青い瞳に浅黒い肌。
左サイドに、瞳と同色と思われるトルコ石のような髪飾りをつけている。
外伝作品出演
アビスシナリオの主軸の一人。
本編終盤の時期に起きた先帝の亡き第一皇子(ピオニーの異母兄)のご落胤騒動の調査をジェイドやアニス、ガイらと共に行う。
飛燕連脚→双撞掌底破→イカスヒップのコンボを披露しており、これは後に下記の魔鏡技「マジェスティスパーク」として採用されている。
フェアリーズレクイエム編終章後編で、アビスの世界を具現化したアスガルド帝国の領地「オールドラント領」の領主に据えられ、リビングドールβにされて意思を奪われている事が判明。
ラストクレイドル編10章で従騎士のヴァンと共に参戦決定。これが初のプレイアブル化と同時にLMBSデビューとなる。ジアビス本編発売から16年の時を経てようやく凄腕の格闘家としての姿を見ることができるようになった。
戦闘ではファンダム2同様に格闘術を用い、使用術技は、迫撃翔、飛燕翔脚、天雷翔、飛翔虹脚、鳳墜脚、双撞轟底破、月閃緋翔、鷹爪皇旋翔、月閃緋翔影(月閃緋翔の技変化)、真・鷹爪皇旋翔(鷹爪皇旋翔の技変化)。
魔鏡技は、「幻影皇拳」「マジェスティスパーク」。