CV:鈴木麻里子(ゲーム)(ネフリー・オズボーンとの兼役) / 永吉ユカ(TVアニメ)
人物
第七音譜術士であり、先代の導師・エベノスと共に創世暦時代の強力な譜術と惑星譜術の研究に携わっていたが、研究を途中で断念し、故郷のケテルブルクで私塾を開いていた。
アニメ版の外伝漫画である『追憶のジェイド』での「『魔将』という二つ名で神託の盾騎士団師団長を勤めていた」点や原作(ゲーム)での導師イオンの「六神将がロニール雪山にて魔物や雪崩で多くの教団員を死なせてしまった」という発言(実際は惑星譜術実用実験の失敗)などから推測するに、かつては六神将の一人だったのではないかと思われる。
後述の件により、サフィール・ワイヨン・ネイスがマルクト帝国からダアトに亡命し、レプリカ研究に没頭し、躍起になる理由となった人物。
教師として生前は普通の人間であり、ジェイドも尊敬していたようだが、素養のない第七音素を無理に使い暴走させた彼を庇い瀕死の重傷を負う。
しかし……
レプリカネビリム
ジェイドが生み出した世界初の『生物』レプリカ(それよりも以前にジェイドは人形のレプリカを作り出しているので、厳密にはレプリカ自体としては世界初という訳ではない)。
ネビリムが瀕死に陥った際に、幼いジェイドは自身が考案したレプリカ技術を駆使してネビリムをレプリカとして復活させようと試みた。しかし初期の譜術をベースにしたレプリカ技術は音素に偏りが生じる欠陥があり、能力はオリジナルを上回るが精神に致命的な破綻が生じてしまうという欠点があった。その結果ネビリムの皮をかぶった怪物が生まれてしまった。
そして怪物を失敗作として処分しようとしたジェイドの元から逃走してしまい、それから間もなくオリジナルネビリムは死亡してしまう。
ジェイドが処分に失敗し逃げ出し、足りない音素を補うべくマルクトで譜術士を殺して食べまわっていた。彼女の討伐に向かったマルクト軍の一個中隊をたったひとりで壊滅させるが、当時の老マクガヴァンによって偶然にもオリジナルがかつて研究していた雪山の奥に隠された惑星譜術の力場と触媒を利用した封印を敷かれ、封印されていた。
その後、ジェイドとディストは完全なフォミクリーの確立を目指しジェイドは譜術をディストは譜業の道をそれぞれ歩み、持ち寄った技術と知識から譜業(機械)を用いて元素結合に第七音素のみを使用するある程度確立したフォミクリー技術を実用化させるに至る。
そして生まれたのが作中登場する殆どのレプリカたちである。
その後、ゲーム中のサブイベント進行に伴い惑星譜術を求め一同が各地を回ることとなるが……
譜陣はディストによって書き換えられており、さらに触媒となる武器を正しい位置に配置する事で封印が解けるようになっていた。
触媒武器を全て手に入れ譜陣の元へ辿り着いたルーク達の前に現れたディストは、そこにネビリムが封印されている事を知らない一行に譜陣を発動させるよう促す。
そして封印が解放された時、そこに現れたのはかつてジェイドが初めて生み出した生物レプリカであった____。
しかも、一同が集めた触媒武器は第一音素(光)と第六音素(闇)の結晶でもありその武器を手にしたことでレプリカネビリムは欠けていた音素を補完、オリジナルに匹敵する高い知性を得る。
そして、記憶を持たずして生まれる筈のレプリカにある筈もない「ジェイド」と「サフィール(ディスト)」とオリジナルの記憶にしかある筈のない名を呼ぶとディストを殺害しオリジナルネビリムとは似ても似つかないその凶悪な本性をむき出しに襲い掛かる。
最後は不完全ながら発動した惑星譜術によって消滅する。
「記憶が残るのではない、記憶だけが残るのです」―――――後にジェイド・カーティスはそう語った。
PS、ディストは眼鏡こそ割れ吹っ飛ばされましたが生きてます、しぶとく生きてます。
本編中では名前のみの登場だが、通称『ネビリムイベント』と呼ばれているサブイベントで対面する。裏ボスという形で会うことができ、今作最強のモンスターでもある。使用する術技はパーティメンバーのいずれかが習得するものが多い。難易度アンノウンでは非常に面倒なステータスに上昇し、普通に育てているだけでは物理攻撃が全く効かず譜術による攻撃がダメージソースとなってしまう。
北米版・3DS版では使用する秘奥義は「タイムストップ」を含め8つで、シリーズでも他に類を見ない数である。またそれぞれカットインも異なっており、元の使用者のカットインと構図が似ている。
関連イラスト
タグとしてはネビリムと付けられているものが多く、また、生前の姿よりも『レプリカネビリム』として描かれるものの方が多い。
関連タグ
関連人物
ジェイド・カーティス ネフリー・オズボーン サフィール・ワイヨン・ネイス(死神ディスト) ピオニー・ウパラ・マルクト9世