概要
声 - 陶山章央
ヴァンガード工作班のリーダー。
センチュリオン・コアの力でロイドに化け、「血の粛清」や他の虐殺事件を実行していた。
アリスを深く溺愛している。
彼女からは3K(キモい・キショイ・クサイの略)で呼ばれ鬱陶しがられているが、本人は「クール、かっこいい、輝いてる!」の3Kと勘違いしていた(ちなみに「クール」の頭文字はC)。
アリスのためなら何でもするほど一途な性格で、非道な虐殺行為を繰り返したのもアリスに気に入られたいとの思いからだった。
ハイマの孤児院にいた頃、無実の罪で殺されかけたところを、魔族と契約した同じ孤児院出身のアリスに救われた事で彼女を愛し、残りの生涯を全てアリスに捧げると決意したのである。
通販が趣味で、愛用のメロメロコウという香水もレザレノ・カンパニーの通販で取り寄せて気に入った物。
只、その悪臭は凄まじく、直接瓶から嗅ぐとソルムのコアの暴走で凶暴化した精神でさえ、一時的に元に戻らせるほど公害級の威力を放っており、テネブラエのコアを感じる能力ですらもこの臭いによって狂わされる。
武器は通販で買ったアイアンメイデンに収めた大剣で、名前は暗黒邪神剣ゴールデンドーン。
どれもアリスに振り向いて貰う為に買った物だが、報われる事はなかった。
ギンヌンガ・ガップでアリスと共にエミルとマルタを倒す為に待ち構えていたが、アリスと共に返り討ちに遭う。
最期はアリスを守る為、アリスに斬り掛かろうとしたエミルの攻撃の盾になり
「アリスちゃん・・・キモいって言われると思うけど・・・」
「好きだったよ・・・」
最期まで変わらないアリスへの想いを遺言として残しデクスは倒れ、死亡した。
結局、アリスからは内心で愛されていた事も最期まで知る事が出来なかった。直後、デクスの死に激怒したアリスも怒りのままエミルを攻撃するもマルタによってトドメを刺され後を追うことになる。
ちなみに彼の持っていたメロメロコウは、レザレノ・カンパニーの会長によって生産中止が言い渡された。
外伝作品出演
フェアリーズレクイエム編2章「世界の綻びを結ぶ精霊」で登場。
ジェイドが密かに用意していた帝国のスパイで、「アリスを捜す事」を条件にジェイド達に帝国の情報を渡している。
アリスが居ないせいか、基本的に正統派且つ有能な二枚目エージェントと活躍していた。
そして、2020年2月のバレンタインイベントでアリスが見つかり、彼女と共に参戦。
ジェイド的にはまだ見つかっていない事にして有用な手駒としてこき使いたがっていたが、エミルとマルタからさすがにかわいそうだと思われて結局引き合わせる事に。
案の定、アリスへの愛で常時暴走しはじめ、エージェントとして使うどころかまともな意思疎通も難しい状態になってしまった。
再会後はアリスを追って救世軍に正式に所属。
ローエンの指導を受けながら日々愛情表現に磨きをかけている他、開運・恋愛成就グッズを買い込んでバルバトスをブチ切れさせたり、そのために救世軍の財政を圧迫している。
またティル・ナ・ノーグにはメロメロコウが無かったためアリスからは2Kにグレードダウンしたと言われていたが、パスカルが再現に成功してしまった事で再び3Kにグレードアップした。
一方でエミルやマルタとは敵対関係ではなくなった為、暴走さえしなければ普通に接しており、面倒見が良い一面も見せる。
戦闘に於いてはアリスへの愛を反映して、彼女が近くにいると仰け反らなくなり、更にアリスがダメージで仰け反る場合、そのダメージを自分が肩代わりする仕様になっている。
本作で、D・フェルセン、D・フリューゲル、D・E・ラヴィーネ(D・ラヴィーネの技変化)、D・E・フェルセン(D・フェルセンの技変化)、D・E・フリューゲル(D・フリューゲルの技変化)を新術技として習得。
魔鏡技は「D・ユーバーファレン」「シュトルム・ウント・ドランク」、アリスとのクロスオーバー魔鏡技で「ヴィーダーベレーブング」。
余談
実は本来ならアリスと共に仲間になるはずだったが諸事情で敵になってしまったという噂があるがあくまで噂なので本当かどうかは不明…。