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概要

CV:陶山章央

テイルズオブヴェスペリアに登場する敵。

どこのギルドにも属さず、ひたすらに強者と戦い、殺し、快感に浸る日々を送る暗殺者

高い戦闘能力を誇ることからその筋では有名らしい。しかし彼にとって暗殺の仕事は強者と戦うための口実でしかなく、また基本的に戦うこと以外頭に無いため後述の通り仕事の内容はかなり雑。

作中で主人公であるユーリが初めて交戦するボス格。

「海凶の牙」に雇われ、序盤にフレンを暗殺するべく帝都ザーフィアスの城内に侵入するが、そこで遭遇したユーリをフレンと勘違いしたまま襲い掛かる。

この戦いは飢える彼を滾らせるには充分であったが、雇い主側のミスで作戦失敗となった為撤退の指示が出され、(ザギだけが)名残を惜しみつつの水入りとなった(ここまでで既に解る通り、彼はターゲットの特徴などの把握はいい加減で、非ターゲットであっても強ければ何でもいい)。

バルボスの船で二度目の遭遇。当初は相手を全く覚えていなかったが、この戦闘で敗北するとユーリに完全に惚れこみ、ストーカー化。歪んだ愛情を持って追い回すようになる。

それ以降はユーリとの戦い以外はどうでもよくなってしまい、手段を選ばずユーリを殺そうと「静止した同盟相手を斬り殺す」「ストーリーの途中に左腕を魔導器(ブラスティア)に強化改造」「何らかのを自ら服薬」等、狂気がエスカレートしていく。

その関係上、戦闘中もユーリばかりを狙って追い回すという特性を持つ。進行によって戦闘中の台詞も変化し、二戦目まではダウンをとられると「ッてえなッ!!」と毒突いていたのに、三戦目以降は「もっとクレよォ・・・////」とか言い出す。ほかにもなんか色々とアブないことを言っている。

当然ながらユーリは迷惑にしか思っておらず、「あいつの愛は重すぎる」と苦々しげにコメントしている。

ストーリー上交戦する回数は5回(厳密には6回)と、シリーズ中でもトップの回数。一戦目は途中に挟まるイベントの前後で別カウントになるので、図鑑の完成を目指す場合は注意が必要。

「そんな些細なことはどうでもいい!さあ続きをやるぞ!!」

「ユーリ!オレに殺されるために生き延びた男よ!感謝するぜぇ!!」

「どうだこの腕は?お前のせいだ! お前のためだ! 」

「さぁ、 この腕をぶちこんでやるぜ! ユーリ!」

「おいおいおいおいおい!そうじゃないだろ!喋ってる暇あるのか?さっさとお楽しみに入ろうぜ!」

「オレ様よりも大切な事などお前には無い筈だッ!」

「くくく… おまえは最高だ …ユーリィィィィ!!」

「クハハハハハ!ユゥゥリィィィ! 世界とやらを救いたければオレとのぼりつめるしかないみたいだぜぇ!」

……等々、正直告白としか取れない迷言を数多く残したのが功を奏したのか、何気にプレイヤーの人気が高い。

ゲスト作品

プロジェクトクロスゾーンでは、彼の名前が出てくることはないが、VAVAとの交戦時や、あるステージでユーリが彼のことを示唆するシーンが何度かある。

そして、続編のプロジェクトクロスゾーン2では参戦

相変わらずユーリへの愛をぶつけるも、当然ながら非常に冷たい反応をされていた。

関連タグ

テイルズオブヴェスペリア ユーリ・ローウェル

暗殺者 シリアルキラー 変態 ストーカー もはや妖怪

バルバトス・ゲーティアハスタ・エクステルミ:ザギと同じく「主人公達と複数回戦う強烈過ぎる個性」を持った中ボス達。最大の共通点はベクトルこそ違えど「戦闘狂」な部分だろう。

最期

物語の終盤、デュークを止めるべく復活して間もない古代の天空都市"タルカロン"に乗り込んだ凛々の明星であったが、そこにザギの姿が存在した

当然彼はデュークとの接点など全く無く、完全に独力でユーリ達のしようとしている事と目的地を察知し、確実に構ってもらうための手段を用意した上で、独り天空の地まで飛んできたことになる。それもユーリ達より早く。

ここまでくると、もはやアッパレとしか言いようが無い。

更に右腕だけだった改造部が半身にまで及んでおり、色々な意味で後が無い身体(と頭)に成り果て、風貌と声も一変していたりする。

そのまま決戦に臨むも敗北し、「今度は全身も魔導器に換えてこよう」と末期の高笑いを上げたが、直後ユーリに「地獄でやってろ」と斬り捨てられ、奈落の闇へと落ちていった。

色んな意味で印象深いが、彼が一体どこの何者で、どうしてこうなってしまったのかは結局最後まで明かされることがなかった。

最後の戦いの後、パーティメンバーからは

「その才覚ゆえ(ユーリとフレンのような)対等に接する事ができる存在がいなかったのではないか」

「故に対等以上の強さを持つユーリと戦うことで存在意義を得ていたのではないか」

「力を持て余した者の成れの果て、といえるのかも」

等という考察がされたが、あくまで敵としての接点しかないメンバーの推測でしかなく、本当のところはわからない。

最後の表情をよく見ると笑っており、ある意味幸せな最期だったのかもしれない。

……しかし、公式には死体が発見されていないらしい。

いや、……まさかね……

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