オリジナルイオンとは便宜上の呼び方であり、ネタバレである。
通常は「導師イオン」を参照。
概要(ネタバレ)
最初にいた導師イオンであり、レプリカイオン達のオリジナル。
マルクト生まれのごく普通の少年として生を受けたが、預言(スコア)により、導師になることを決められ、ダアトにて幼い頃から導師としての教育を受けてきた。
先代の導師の後を継ぎ8歳という幼さで導師となったが、同時に預言により自分が12歳で死ぬことを知ってしまう。そのせいか預言に縛られた世界に絶望し、預言に縋る住民たちや自身のレプリカの失敗作をガラクタ呼ばわりするなど、合理的かつ虚無的な性格になってしまった模様。性格的には現在のイオンよりもシンクに近かったようだ。
当時導師守護役としてアリエッタが就いており、その懐き具合から、彼女にだけは優しかったようである。
そのこともあってアリエッタはオリジナルイオン死亡時に「自分の偽物にまで仕える必要はない」という彼の思いから、導師守護役を解任させられている。(また、導師イオンがレプリカであることは知らされていないため、アニスが彼を奪ったと思い込んでいた。)
世界を預言から解放する為に暗躍するヴァンの思想に共鳴し、レプリカ実験などにも協力していたが、預言通りに死期が訪れ病死した。
本編開始時点では、すでに死亡している(享年12歳)。
ちなみにオリジナルイオンについて知りたい場合は公式(アビスシナリオ担当の実弥島 巧)が原案を手がけたオリジナル外伝漫画『テイルズ オブ ジ アビス アナザーストーリー 公式外伝集 』を読んだり、テイルズオブファンダム2のヴァンエピソードをプレイすると分かる。
外伝作品出演
フェアリーズレクイエム編2章にてイオンがアスガルド帝国側に具現化されていた事実が判明した際、ジェイドの反応から、帝国にいる「イオン」は彼ではないかと一部のプレイヤーからは疑われていた。
その後、同6章にてハロルドの台詞で彼の事が言及され、ルークと旅をした「イオン」と共に具現化されていた事が判明。同7章では、原作同様にアリエッタが導師守護役となっている事が判明している。
レプリカのイオンの事を見下しているらしく、やはり性格は全然違う様子。一方で健康体の身体を望んでいた為、何度もレプリカを作ったものの満足いく結果を得られず、もうひとりのレプリカであるシンクの身体に自分の心核を移す事を目論んでいた。
しかし帝国からすれば、元の世界では第七音素で作られているために、ティル・ナ・ノーグではローレライを召喚する力を得たレプリカの方を重きに置いており、オリジナルのイオンは不要となっていた。更にシンクと自分の心核を入れ替える為に勝手にハロルドを連れ出し拷問にかけた事で、独断専行する上に利用価値がないオリジナルのイオンは帝国から完全に見放され、勝手な事をした罰としてグラスティンに心核を抜かれ身体は魔物の餌にされた。
第4部では身体が死んだ事で本人の心核も死んでしまった事が判明し、異世界の同一人物は二度と具現化できない事から、ティル・ナ・ノーグでも完全な死を迎える事となった。