プロフィール
概要
軍人には不似合いの弱気で小柄な少女だが、魔物と会話する能力を持ち、ライガやフレスベルグなどの強力な魔物を使役して戦う「魔物使い」。また、本人も優れた譜術の使い手である。
とても小柄な上、幼稚な性格でアニスとよく絡むので勘違いしがちだが、ティアと同じ年齢である。
ストーリー中で六神将のメンバーとはそれぞれ3回以上戦闘になるが、アリエッタのみは単独で現れる事が無く、1回目と3回目は魔物を引き連れて、2回目は六神将の仲間と計3体揃って戦う。
母代りであった魔物を殺したルーク一行を、仇として執拗に狙う。
容姿
アニスと同程度の背丈をした小柄な少女。髪はピンク色のストレートロングで、前髪をセンターで分けて額を出している。瞳も同色。
ハの字に垂れた眉が特徴の気弱げな表情をしており、全編を通して明るい表情を見せる事が無い。
常に不気味な人形を抱えているが、この人形は小説版によると鋭い牙がついた隠し武器になっているらしい。
性格
特殊な環境で育ったためか16歳にしては言動が幼く、基本的に他人に対して好意的に振舞うことがない。自己中心的な言動で人倫に欠けた残忍な一面を覗かせることもある。
六神将に加わる前は、導師守護役としてイオンの護衛を務めていた。そのためか敵対するアリエッタをイオンが庇ったり、反対にアリエッタが神託の盾騎士団の任務よりもイオンの身の安全を優先する場面が見られる。時に六神将の同僚を裏切ってでも彼を守ろうとし、そのために敵であるルーク達に情報を与えることもあった。
その表情や性格からアニスには「根暗ッタ」と揶揄されており、イベントシーンや戦闘開始時の会話では彼女としばしば口喧嘩を始める。
戦闘
武器としてぬいぐるみを持っているが、近接攻撃はせず、譜術のみで戦う。
アニスが習得する譜術や、支援系譜術を使用する。また秘奥義を二種類持っている。
他の六神将のメンバーのほか、魔物を引き連れて戦うこともある。
生い立ち
ホド近隣の諸島にあるフェレス島の出身者。赤ん坊の頃にホドの崩落に伴う大津波で両親を亡くし、その後は魔物のライガクイーンに育てられる。魔物と会話する能力はその過程で身につけたもの。
小柄な体格や乏しい語彙は、特殊な環境で満足な栄養を摂れず、十分な教育を受けられずに育ったためである。
報われない最期
中盤終わりごろ、やむを得ない事情があったとはいえ結果として導師イオンを間接的に死に追いやってしまったアニスに対する怒りが完全に爆発。
ライガクイーンやイオンの敵討ちを兼ねてアニスに決闘を申し込み、チーグルの森でラルゴの立ち合いの下でルーク一行と激闘を繰り広げるも力及ばず敗北。
六神将メンバーの中では最初の戦死者となる。なお、自身が慕っていたオリジナルイオンが既に死亡していることや自身が守ろうとしていたイオンが実はレプリカだったことなどその辺りの事情は最後まで知ることができなかった。
アニメ版ではアニスの『殺劇舞荒拳』の直撃を喰らって倒れた後、生まれるはずだったライガの赤ちゃん、ライガクイーンとイオンの幻影を見ながら息絶えた。
オリジナルイオンが彼女を導師守護役を解任した理由については、彼が心を開いたたった1人の人間で、彼女だけはレプリカには渡さないという愛からであったのだが皮肉な事にその愛がアダとなってしまった。
外伝作品出演
フェアリーズレクイエム編7章で登場。立ち絵は新規描き下ろし。
アスガルド帝国側におり、被験者イオンの導師守護役を務める。帝国がフォミクリーを使用した際に真実を知らされたのか、被験者イオン以外のイオンを「ニセモノ」呼ばわりしている。
しかし後に被験者イオンがグラスティンによって殺され、更に肉体が無くなった事で心核も消滅してしまった。一時は被験者イオンはルキウスの身体に移ったと思っていたが、それもイオンの人格に似せて作られた擬人格でしかなく、自分のイオンがティル・ナ・ノーグから完全に存在が消滅した事実(異世界からの具現化は二度と同じ人物を具現化できない)を知り、アリエッタの心は壊れてしまった。
2021年4月のイベントでリグレットと共にプレイアブル実装となる。
上記の出来事で廃人になっていたところを、はぐれ鏡映点としてひとりで行動していたリグレットに保護されており、帝国から追われていたところを魔物の討伐にきたアニスやルークたちに救出される。最終的にはティアが召喚したローレライによって心が廃人化する直前まで戻り、リグレットに諭された事でイオンを殺したグラスティンへの復讐を糧に生きる事を決意した。
廃人になっていた時に瀕死の重傷を負ってまで自分を守ってくれたアニスに対し、気を失った彼女への伝言として、助けてくれたお礼と、「アニスにとってのイオン」をニセモノ呼ばわりしたことへの謝罪を告げていた。
ルークはアリエッタたちを浮遊島へ誘ったものの、他のイオンがいる環境は今のアリエッタにはあまり良くないとリグレットに判断され、最終的にリグレット共々ディスト経由でナーザ勢力に身を寄せることになった。
メルクリアとは同性で年が近い者同士仲良くなっており、お互いに大切な友人だと思っている。またレプリカのイオンやアニスから「オリジナルイオンが療養の為に隠居する必要があり、身代わりのためにレプリカを作った」という話をされ、例えティル・ナ・ノーグでは二度と会えなくともアリエッタのイオンが元の世界で生きているのなら良かったと安堵しており、オリジナルのイオンは元の世界では既に亡くなっているという事実は、ルークたちや元六神将たちも暗黙の了解のようにアリエッタに伝える事はなかった。
なお自分にとってのイオンと区別する為に、レプリカのイオンを「導師」と呼んでいる。
本作での戦闘時にはライガの背に乗り、通常攻撃や技もライガが行う。
獣技・爪破、獣技・咆鋼、ハートレスサークル、バイオレントクロウ、獣剣輪転、バイオレントビースト(バイオレントクロウの技変化)、スパークブラスト(スパークウェブの技変化)、フラッターズ・テイム(獣剣輪転の技変化)を新術技として習得。
魔鏡技は、原作のFOF術「クリムゾンライオット」、猛禽とライガに敵を襲わせる「フォレッジカーカス」、ライガとエリーゼのティポを突撃させるクロスオーバー魔鏡技「ライオットゴーランド」。
関連イラスト
関連タグ
六神将 烈風のシンク 魔弾のリグレット 黒獅子ラルゴ 鮮血のアッシュ 死神ディスト
エリーゼ・ルタス…いろいろ共通点が多く、外伝作品で仲良しなお友達。