※ネタバレ防止のため、フード版のイラストをトップ絵にしています。
概要
性別:男性、年齢:不明(30代?)
CV:岩田光央
「フェアリーズレクイエム」編4章「精霊の主とマクスウェルの残滓」から登場したアスガルド帝国の魔鏡学者・技師。
過去にアニマ汚染が原因で長い間植物状態になっていたが、同じくアニマ汚染に罹患しつつも完治したデミトリアスが、自身と同じ治療法を彼に施した結果、意識を取り戻す。その後は彼に請われて、帝国の魔鏡関連の技術者として、デミトリアスの計画を進めている。
だが、彼と違い、容姿は醜いまま戻らなかったらしく、その姿を見るのを嫌い、白いローブで体全体を覆って隠している。
フェアリーズレクイエム編8章で素顔が明らかになるが、その全容は人面の描かれた上半身の大部分を覆う入れ墨、舌ピアス、白髪、よく研がれた黒い人工爪と、彼の有する狂気をそのまま実体化したようなものだった。
デミトリアスや、フィリップ、ゲフィオンとは過去に学友の間柄だった模様。
戦闘時の武器は先ほど述べた人工爪であり、切り裂く攻撃と魔鏡術を駆使してくる。
魔鏡技は、「イリーガル・サージャリィ」。この魔鏡技は、終了後に追撃が入る為、通常の魔鏡技と違い、戦闘不能級のダメージを受けてもHPが1残る場合においても、追撃で倒される可能性があるので注意(但し、発動の最中にこちらの魔鏡技を発動すれば回避可能)。
その歪んだ性格
これだけ聞けば、敵側のただの脇役に思えるかもしれないが、彼の性格は…
端的に言うとイカレたレベルの変態である。
そもそも、実験に臨む姿勢からしてマッドで、実験の被験体となる人間又はその死体を「肉」と呼んで憚らないなど、この時点でかなりの問題。
しかし、もっとも彼の狂気が垣間見えるのは、フィリップに対してである。
フィリップの美しさに惹かれており、それが勢い余って、彼が好意を寄せるゲフィオンに激しい憎しみを抱く。
それだけでなく、彼を具現化した存在であるファントムやジュニアに対しても並々ならぬ欲望を抱き、デミトリアスにたしなめられる事がある。
更に、フィリップが黒髪である故に、黒髪の人物を見ると「標本」として加えたくなるらしく、作中ではジュードやコハク、ルキウス、ヒスイ、ガイアス、しいな、ジューダス、ベルベット、ロクロウ、ユーリをコレクションに加えようとしていた。
一方で人工的な黒髪については守備範囲外のようであり、ヴィクトルの黒髪を一瞬で染め物と見抜き、標本候補から外した。
余談
中の人は、同じテイルズオブシリーズである『テイルズオブヴェスペリア』でイエガーの声も担当している。