タグとしては「エリーゼ」のほうが機能している。
プロフィール
概要
その見た目と年齢に似合わぬ高度な精霊術を操る少女。「ティポ」というしゃべって動く不思議なぬいぐるみをいつも抱えている。
両親がおらず特殊な環境で育ち、その上ハ・ミルの村に監禁されていたため対人関係は極端に少ない。そのため他者と初めて会話する時にはもじもじしてしまう。しかし人馴れしていないだけであり、決して人嫌いではない。また争いごとを極端に嫌い、幼いながら話し合いで解決することを第一に考えている。
初めて「友達」として接してくれたジュードらを慕い、共に村を出ることになる。しかしこれまでに人との関わりをほとんど持たなかったために「友達」の意味を理解しきれておらず、思い通りにいかないと拗ねてしまう年相応な面も見られる。また口数自体は多くないものの、怒るとティポを介してきつい本音を漏らしてしまうことも。
軟禁されていたハ・ミル村から連れ出された後、落ち着いて生活できる場所としてカラハ・シャールの領主にしばらく預かってもらうことになり、その屋敷に暮らすローエンや領主となったドロッセルと共に生活する。
性格
人見知りをするタイプの心優しく大人しい女の子と言ったところだが、たまに毒舌なところがある。
年上のミラ、自信を助けてくれたジュードには懐いている一方で、何度も裏切ったりするアルヴィンには少々辛辣な態度を取る。
まだまだ成長期だからなのか意外にも食欲旺盛で、美味しい物と聞くと途端に目の色が変わる。好きな食べ物は焼きそば。野菜よりも肉を好む。
女の子らしくピンク色が好きなようで「ピンキスト」と自称している(恐らくは中の人ネタでもある)。その他にもクイズが好きだったり、替え歌を作って歌ったりと、割と属性が豊富な子でもある。
一方で、100万ガルドを貯めるとその額に喜びが止まらなくなり、ガルドを数えながら笑い始める。確かに子供がそれくらいの額を持っていたら高揚する気持ちは分からなくはないが、この行動にはミラさえも動揺させている。
しばしばプレイヤーからは腹黒と呼ばれることもあるが、これは齢12歳にして辿ってきた過去が余りにもブラックすぎるためともいえる。というより、それほどの過去に苛まれながらも心が歪み切らなかったのは凄い方である。
また、ティポはエリーゼの本音を語る機能を持っているのだが、実はこれには「エリーゼの気持ちが極端に強調されて語られている」という設定がある。これが作中で語られないために、ティポから放たれるエリーゼの本音を聞いて誤解を招いてしまったとも考えられる。
そうでなくとも、心の声が暴露されることは誰であれど悪印象を持たれることがあるので、エリーゼ自身の性格が歪んでいるというわけではない。
過去
カン・バルク地方の生まれで、音無の洞窟の先で両親と暮らしていた。
エリーゼが4歳の頃、両親は周囲から迫害されていたジャオを匿っていたのだが、そのジャオを狙った野盗の襲撃に巻き込まれて殺害されてしまう。
孤児となったエリーゼはイスラに人身売買の身として誘拐されてしまう。その回想シーンを描いた挿絵はかなり痛ましい。
その後、エリーゼは増霊極(ブースター)研究所に売り飛ばされて被験体にされる。増霊極への適合性は高く、エリーゼに持たせやすいようにと作られたのが「ティポ」である。
被験体としては虐待的な扱いこそされていなかったが、情報漏洩防止のために軟禁同然の生活を余儀なくされていた。
その後、償いのためにとジャオによって研究所からは出してもらえるようになるが、次に住む場所となったハ・ミルの村では疫病神扱いされ、石を投げられたりといった迫害を受けてしまう。
村を出る際にエリーゼは村人に向かって手を振るも、村人は誰1人として手を振り返すことはなかった。この光景がまた痛々しい。
シャール家に引き取られた後は、学校に通うなどの普通の女の子としての生活を取り戻せるようになる。将来の夢が「お嫁さん」というのも大変輝かしい。
しかし、実は増霊極には「使用者の命を削る」という副作用があることが語られている。作中ではエリーゼにその副作用が降りかかるかどうかは語られていないが、少なくとも今はその兆候はない模様。ようやく手にした幸福な日々だからこそ、末永く生きて欲しいものである。
戦闘
武器はティポ(ただし、装備用武器は杖)。
キャラクター特性はアピールすることで戦闘スタイルが変化する「スイッチングティポ」で、固有サポートスキルは敵のHP・TPを吸収しリンクしたマスターへ還元する「ティポドレイン」。
本作のヒーラー。
杖やティポを用いた近接技のほか、闇属性の精霊術や、範囲回復術を習得して主に後方支援をして戦う。特技もそれなりに多く物理攻撃力も決して低くはないが、体力や敏捷が低めなので打たれ弱い。ただし、スキルによって1度だけ蘇生することも可能。
また、全員の状態異常を一度に回復でき、ティポを起動している時は予防効果も付与される。状態異常攻撃が脅威な戦闘では非常にありがたい。
ちなみに他のシリーズでは、メインの回復役となるキャラクターは光や水属性の術技を習得する場合が多く、味方の回復が主体の戦闘スタイルでありながらも闇属性の術技を多く習得するキャラクター設定は本シリーズにおいては珍しい存在といえる。
一年後
続編の「テイルズオブエクシリア2」では、フリルのついた衣装に長いブーツを履いた姿から、ドロッセルが選んで与えた制服のような私服に変わり、髪型も新しいものになって再登場する。
ドロッセルの卒業した学校に通い、友達も増えて新しい生活を満喫中。前作のように人前でおどおどすることもほとんどなくなり、素直で明るく、エルに対するお姉さんのような面が強調されている。
たとえ敵対する存在が相手でも、更正の意志を見せるのなら助けようとする博愛主義的な思考が顕著になり、キャラクターエピソードでは、ガイアスやマルシア首相のように民を守るためには決して手加減しない「大人」のやり方に子どもならではの疑問を持つ。
他シリーズ作品への出演
テイルズオブアスタリア
第3章『結晶の大地と導きの光』編で主人公の一人として登場する。
テイルズオブザレイズ
プレイヤーキャラとして登場。
初登場は『精霊の主とゆかいな仲間たち』。
本作で、フィアフルフレア、ティポ咆哮、S・ティポ・ゲイト、ブライトイグニッション(リベールイグニッションの技変化)、ディスペアフレア(フィアフルフレアの技変化)、バイオレントティポ(ティポ咆哮の技変化)、S・ティポ・プレッシャー(S・ティポ・ゲイトの技変化)を新術技として習得。
魔鏡技(歴代の「秘奥義」にあたる必殺技)は「ブラックガイド」「ダークネスヴォイド」「G・ティポ・スレッジャー」「ティポっとイーター」「リベールブースター」「ティポピコレイン」、アリエッタとのクロスオーバー魔鏡技で「ライオットゴーランド」。
「リベールブースター」は精霊装をレアリティ3まで強化すると使用可能になる。
DLC
『テイルズオブゼスティリア』において、エドナの歴代衣装としてエクシリア版の衣装が登場した。
関連イラスト
関連タグ
妖獣のアリエッタ…いろいろと共通点が多く、外伝作品で仲良しなお友達。