曖昧さ回避
概要
物語の舞台「クスノキの里」に住む国連の調停官。
本作の語り部にして主人公。
CV:中原麻衣
おっとりとした性格で寡黙で清楚なご令嬢のような外見(本人談)をした、ややゆとり気質。
善・悪・中立の三属性で分けるなら中立属性。
衰退する旧人類(人間)にとって最後の学校教育を受けた彼女は、祖父の指導の下、現人類「妖精さん」と旧人類の橋渡しを行う調停官として、助手さんと共に妖精さんによる事件(の顛末)を見守っている。
特技のお菓子作りで妖精さん達からはだいぶ懐かれているが、妖精さんによるトラブルに振り回されることが多い。
作中では、
・「孫ちゃん」(祖父の知人から)
・「先生」(悪友と共に最後の学校教育を受けたから)
・「お菓子ちゃん」(学舎時代にお菓子作りがうまかったから)
・「にんげんさん」(妖精さんから)
…など、様々に呼ばれているが、登場人物の殆どが固有名詞で呼ばれないため、本名不明。
ファンからの通称は「孫ちゃん」や「先生」、「わたしちゃん」など。
人参が嫌いだった学舎時代や原作初期ではかなりの人見知り症だったが、仕事をこなす内に慣れていく。
結果的に体を張ることも多々あるが、調停官を選んだのは、農作業やキャラバンのような肉体労働よりも「楽そうだったから」。
物事の本質を見抜く力があり、自身が追い詰められた時には何でも(自らの恥ずかしい過去さえも)利用して友人に「歩く詐欺」「わかりやすい腹黒」「(自分と同じくらいの)俗物」と酷評されるようなえげつない言動でやり込めるたくましさもある。
※Yからすれば「心に闇を持つ者よりは表裏が無く分かり易い」ことが安心できるとこが相棒としての決め手となったらしい。
なお、妖精さんに女王様に祭り上げられた時はノリノリで独裁権力を振るっていた。
旧イラスト(山﨑透)版と新イラスト(戸部淑)版でだいぶ異なるが、ピンク髪のクセがかったロングヘアーであることは共通している。とあるエピソードでは、責任を取らさせてベリーショートになったことも…。アニメの第一話はそのちょっと後のお話を持ってきているので原作未読者の一部が混乱した模様。
足元は素足にピンクのストラップシューズで、旧版ではフリル付きの少女っぽい衣装、新版では暖色を基調としたカントリー風のエプロンドレスのような衣装を身にまとっている。
某人物によれば胸は大きいらしい…。
タグに関しては、基本的に作品名とセットで検索するのが望ましい。また、「私」と漢字表記にすると、作品名抜きでの検索の場合「四畳半神話大系」の「私」がヒットすることも多いので、なるべくひらがなで「わたし」とするのがいいだろう。「わたしちゃん」にしている作品もある。
別名・表記ゆれ
関連イラスト
(左:山﨑透 / 旧イラスト版 右・左下:戸部淑 / 新イラスト版)
※ その他のイラスト→「人類は衰退しました わたし」で検索。
関連項目
「人類は衰退しました」関連
その他関連タグ
南楓…中の人繋がりかつ妖精と縁がある主人公。また、彼女のパートナーである妖精の中の人は今作で妖精さんの1人を演じている。
保登モカ…「わたし」と似た感じの容姿なだけでなく、妹の居候先に肝心の妹がいないのに、「私です!」と意味不明の自己紹介をやらかした。
イレイナ…「そう、私です!」が決まり文句。
非関連タグ
ネタバレ
最終巻で『わたし』自身も妖精である事が明らかになった。
実は人類最後の生き残りである助手さんを除いて、わたしを含むほぼ全ての人間と思えた登場人物全てが、自分たちの文明を作るために人間を精巧に模倣した人間型の妖精に過ぎず、長い年月の果てに自分達が妖精である事を忘れてしまっていたのだ。
また、彼女が魔法を使えたのは、妖精さんから力を一時的に授かっていたのではなく、拝借したとそう思い込んでいただけで、自身のあらかじめ備わっていた妖精の能力を無意識下で行使していたに過ぎなかった。