概要
CV:水樹奈々
ぴおんは、わたしちゃんが「来て見てシビれる夏の電気祭り」の時に出会った記録喪失の猫耳少女である。
アメリカ国籍の正義好きな不思議な記録喪失のため、自分の名称を正しく把握できていなかったようで、わたしちゃんからはP子やぴおねとも呼ばれている。
記録喪失中は、同僚のO太郎(おやじ、おやげ、ボイジャー(VOYAGER)2号)を探していた。
実はその正体は、深宇宙探査機パイオニア(PIONEER)であった。
一連の事件の後、本来のミッションに従えば再びO太郎と共に宇宙に旅立たなければならなかったが事情と当人たちの心情を汲んだわたしの活躍により、再び深宇宙に旅立つ事なく地球に留まることができるようになった。
以降はエネルギーである電力の供給を即席の手回し式発電に頼ることで短時間活動する以外は石版のような状態で過ごすようになっていたが、後に里の電力事情が改善されてきたことなどもあり活動可能時間も飛躍的に延びている。
かつての深宇宙探査計画遂行時の幾度かの改修の内に「仮初の魂」意識を認識するようになったのは、人間の姿や思考力も高度な科学技術が存在した数百年前の時代の追加改修で流体金属や塩基計算機が搭載された結果である。ただし魔法的な存在である『妖精さん』を知覚・認識することはまだできない(これは後に登場したある種の機械知性体であるプチモニも同様)。