CV:成田剣(ヒーローズ)
概要
「黒い牙」頭領のブレンダン・リーダスの次男でロイドの弟。『狂犬』の異名を持つ屈強な戦士。
好戦的な性格で、戦場においては我先にと飛び出そうとするが、兄のロイド・リーダスに諭され結局は判断を任せることが多く、ややブラコン気味。また、彼からの教えも遵守しており、兄と同じく、クライアントのネルガル、父の後妻ソーニャへの不信感は強く、ソーニャにとっては邪魔な存在であった。
「すっごくおっきくって、強くて口が悪くて乱暴で、でも本当は優しくって、ヘクトル様にちょっと似てるかもしれない」とニノには言われている。実際ヘクトルと戦闘に入った際も、お互いに似たような台詞を言い、兄のロイドもまたヘクトルを見て弟に通じるものがあると言う。
ベルンに潜入したエリウッド一行に出くわしたが、兄貴にいいところを見せたい一心で、言いつけを破りエリウッド達と対決。戦いの中で標的エリウッドの振る舞いから今回の任務に疑問を抱き姿を消すが、リムステラにエーギルを奪われ死亡する。その後、ロイドが封印の神殿で仇討ちに現れる。
条件次第ではロイドが先にエリウッド達と戦う場合もあり、封印の神殿でライナスが仇討ちの戦いに出る。
ボスユニットとして
ユニットデータは3パターンあるが、分岐の都合で実際に交戦するのはうち2回。強敵には違いないものの、兄よりも幾分か対処しやすい相手。
E23/H24章 四牙襲来
Lv | HP | 力 | 技 | 速さ | 幸運 | 守備 | 魔防 | 体格 | 属性 | 剣 | 槍 | 斧 | 弓 | 支援 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
12 | 45 | 22 | 20 | 15 | 14 | 15 | 13 | 16 | 雷 | A | - | A | - | ロイドA |
ぎんの大剣、ておのを所持。
プレイモードに関わらず全く移動しない。敵ユニットとしては珍しく支援関係を構築しているが、マップ上にロイドがおらず、実質的に無意味。
E27/H29章 運命の歯車
Lv | HP | 力 | 技 | 速さ | 幸運 | 守備 | 魔防 | 体格 | 属性 | 剣 | 槍 | 斧 | 弓 | 支援 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
18 | 58 | 25 | 22 | 18 | 14 | 20 | 16 | 16 | 雷 | S | - | A | - | - |
ルーンソード、パビスの守りを所持。
玉座の地形効果込みで回避80とかなり高く、武器の吸収効果とパビスの守りの必殺防止で、非常に攻めづらい。ロイドとは違い、ニノとは戦闘会話で言葉を交わすのみで、玉座から引き摺り下ろすことは敵わない。
一方で速さが20未満となっており、パビスの守りを盗めば必殺を通すことができるため、兄とどちらが戦いにくく感じるかは人による。
終章 光
Lv | HP | 力 | 技 | 速さ | 幸運 | 守備 | 魔防 | 体格 | 属性 | 剣 | 槍 | 斧 | 弓 | 支援 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
20 | 60 | 25 | 25 | 22 | 0 | 22 | 20 | 16 | 雷 | S | - | A | - | ロイドA |
ゆうしゃの剣、トマホークを所持。
ネルガルの手により、モルフとして再生されて再登場。能力値は高いものの、エースユニットで真っ向勝負を挑んでも案外普通に勝てる。
むしろ、厄介なのは当人の能力それ自体よりもすぐ横にいるロイドとの連携で、ただでさえ強い兄を支援効果でさらに強化している。また、対処は難しくないが簡単に倒せるほど弱くもないため、こちらに手間取ると兄の処理に難儀することとなる。
ヒーローズ
狂犬 ライナス
属性 | 緑 |
---|---|
兵種 | 斧/歩行 |
武器 | バシリコス(専用)↔狂牙バシリコス(専用) |
奥義 | 月光 |
A | 攻撃速さの大覚醒3 |
C | 守備の大紋章2 |
他の四牙から1年遅れて2018年6月の大英雄戦で登場。
ステータスは攻撃が高めで魔防は低い。
原作のトマホークではなく、モルフとなった父ブレンダンが使っていた最上位武器の『バシリコス』で兄のリガルブレイドと対になっている。
同じバシリコス使いのレイヴァンと比べると速さはやや劣るが攻撃はやや勝る。
2018年2月のアップデートで錬成武器対象に。レイヴァンと効果は同じだが速さやはり物足りないか
2021年11月のアップデートでもう一つの専用武器「狂牙バシリコス」が追加。自分のHPが25%以上の時は戦闘中、攻撃速さ+5で特殊錬成効果は戦闘開始時、敵のHPが75%以上の時は戦闘中、敵の速さ守備-5かつ敵が速さ守備のバフを受けている数値分、二倍に減少する。これで速さ守備の弱体化を狙える新たな個性を得たが死線の攻撃速さの強化が落ちてしまうのでどう使うかは召喚師次第。
闇の中の狂犬 ライナス
属性 | 緑 |
---|---|
兵種 | 斧/歩行 |
武器 | 命なき狂牙の斧(専用) |
奥義 | 竜穿 |
B | キャンセル3 |
C | 恐慌の幻煙3 |
2023年5月の大英雄戦で再び登場。終章でネルガルがモルフとして傀儡化された姿。ヒーローズ初の二回目の大英雄戦となる。
通常版とステータスを比べると攻撃速さ守備が上がった。攻撃は62でガンズの次に全斧ユニット中、オッテルと同率二位。
専用武器は速さ3に加えて自分のHPが25%以上の時は戦闘中、全ステータス+5かつ各ステータスが敵のバフ数値分、自分は増加して敵は減少する。そして攻撃の10%分ダメージに加算して最初に受けるダメージを40%軽減。完全なバフキラーでステータスを大幅に下げて戦闘を不利にする。戦闘中でも戦闘後でも幻煙でバフを掻き消す。
そして恐慌の幻煙も気軽に入手可能となった。
余談
ライナスがときどき言葉にする「祈りな」は、リーダス兄弟の元ネタとなっているマクマナス兄弟が熱心なクリスチャンであることに由来している。また、元ネタの作品でも兄と比べ弟の方がやや短気で粗野という点までこちらのリーダス兄弟に共通している。
異名の『狂犬』、つまり「マッド・ドッグ」は西部劇などによく登場する異名。おそらく当時のスタッフは洋画が好きだったのだろう。
声優の成田剣氏はかつてラジオドラマ黎明編/紫嵐編でアベル、幻影異聞録#FEで旗中ヤツブサ及びガーネフ(後に本作でも掛け持ち)を演じていたが、ヒーローズでは初登場。