「あくまで貴族的にね」
プロフィール
概要
どこからか流れ着いた貴族。何かと「貴族的に」と振る舞う男。兵種は「アーチャー」。
初対面のソワレを口説こうとするがスルーされた後、クロムと協力することとなる。ちなみにその際、
- ソワレに「結婚しよう。」と言った直後、「成る程、本気で斬られたいようだね。」と言い捨てられ、
- 更にその直後、ヴィオール「さあ行こう、我が妻ソワレよ。二人の愛の絆...ぐおうっ!?」 ソワレ「誰が妻だ!! このっ! このっ!」
- ヴィオール「待て...待って、待ってくれ給え。実は一人で怖かったのだよ。何でもするから連れて行ってくれ給え...」
…という様にソワレに叩きのめされた挙句、思い切り醜態を晒した。
それまでかなりシリアスな展開を繰り広げた中で、見事なまでにその雰囲気をブレイクさせた。
どうやら婚活中のようで、ソワレが特別というわけでもなく割と片っ端から口説きにかかる。
あまりにうさんくさすぎるキャラ故に自称貴族なのではないかと疑いたくなるが、ストーリー中でちゃんと貴族だったことが判明するので安心。
ちなみにフレデリクは用心深い性格ゆえにルフレのことを警戒していたが、どう考えても彼の方が怪しい。
女性に対して積極的な彼だが、唯一散々振り回された挙句に一気に畳み掛けられて結婚するハメになる超・肉食系女子もいる。さらに娘からその経緯について追撃を食らう。ネタキャラカラーの強い彼を全力でその道に持っていくその相手とは誰だか言うまでもあるまい。
ネタにされる頻度が多い辺り某王子と似たような点がある気もしないでもない。
性格
いちいち貴族的をつけたり、妙な言い回しばかりをするため、発売前からネタキャラ臭がしていた。
一見すると楽観的で女性ばかりに目をやる軽薄な人物に思えるが、思慮深く頭も切れるため、マイユニットをチェス的なもので負かしてみせたり、状況を鑑みて民間人に被害が出ないようにと一騎打ちで敵を倒したりするなど、実は極めて良識的で貴族的な人物である。
また武人としての実力は非常に高く、彼以外が散々手こずった相手を一騎打ちで倒す程。なおかつ、フェリアでも指折りの剣の使い手であるロンクーが「一流」と称賛する程の弓の使い手、即ち紛う事無き弓の達人である。
来歴
ヴァルム大陸ロザンヌを治める当主であったが、ヴァルム帝国の勢力拡大により領地を手放さざるをえなくなり、イーリス大陸へ逃亡していた。その点を「領地と領民を見捨てて逃げ出した」と詰られる場面もあるが、彼が単身着の身着のままで逃亡したのは、帝国との圧倒的戦力差にもかかわらず彼を慕う家臣や領民が徹底抗戦を選んでいた為であり、その結果多くの犠牲者が出ることを憂慮し、支柱である自分が真っ先に逃げ出せば降伏してくれるとふんだ為である。
領地を手放したことに自分の力不足を痛感しており、治める人の上に立つものとしての自覚が強いが故の彼が持つ苦悩は、その口調とは裏腹に非常に重たいものだったりする。
しかし言動が言動なので従者であるセルジュ には手厳しいことを言われたり、飛竜のミネルヴァにうなられたりしている。それでもセルジュは献身的にヴィオールに仕えているあたり、彼との信頼関係が見て取れる。
ちなみに異伝「金と銀」によると普段お金は持ち歩かないらしい。やはり哀れか。
ユニット性能
第1章にてソワレと共に加入する。序盤に加入する仲間の中では唯一自警団と無関係の人物だったりする。
ヴィオールは今作では貴重な、というか素のクラスでは唯一の「アーチャー」であり、意外と敵として「ドラゴンナイト」や「ペガサスナイト」が登場する事も多いので飛行兵対策として育てておくと便利。
アーチャーとしては技の伸びが良いうえに、それなりにではあるが守備力も高い。一方でやや速さが高くないのがネックである。
最終的には「ボウナイト」で「弓殺し」を覚えてから「ドラゴンナイト」になれば火力も補える。
限界補正はそれぞれ
HP:0 力:0 魔力:0 技:2 速さ:2 幸運:-1 守備:-2 魔防:0
となっている典型的スピードタイプ。特に兵種がアーチャー系の時は袋叩きにあうとほぼ確実にアウトなので、単独行動は厳禁である。
外部出演
幻影異聞録♯FE
あしらわれた白い帽子や薔薇、両腕に付いている弓などが特徴的なアーチャーのミラージュ。戦闘時にはその身を弓に変化させる。
ハリウッド的な若手女優の弓弦エレオノーラがマスター。じゃじゃ馬なエリー君を淑女に育て上げるのが彼の使命らしい。
ファイアーエムブレムヒーローズ
属性 | 無 |
---|---|
兵種 | 弓/歩行 |
武器 | 銀の弓+→貴族的な弓(専用) |
奥義 | 流星 |
A | 魔防の覚醒3 |
B | 速さ封じ3 |
なんと初プレイ時のチュートリアルで数多いる歴代キャラクターを差し置いて、最初に仲間になるキャラクター。その後のシステムの解説にもメイン3人とセットでスクショ画面に映っていることがあるなど、サブキャラにしてはかなり恵まれた扱いである。
性能は専用武器を持つユニットにはさすがに劣るが、必然的に最初に入手する弓兵になるため、序盤の飛行ユニット対策として活躍が期待できる。
能力値はHPが高めで、魔防が極めて低いことを除けば他はバランス型である。
2018年5月のアップデート以降はチュートリアルで最初に仲間になるキャラがタクミに変更され、彼はマシューやレイと共にチュートリアル終了後に加入するキャラの一人になった。
2019年10月のアップデートでは専用武器「貴族的な弓」が追加。「恐慌の惑乱3」の効果を内蔵した武器で高めのHPを活かせる武器である。
特殊錬成効果は自分の最大HPが敵のHPより高い時、戦闘中、全ステータス+4。これで強化反転やHPが有利だと強くなる個性を得た。