概要
初出は13作目『覚醒』。「ペガサスナイト」の上位職であり、槍に加えて魔道書を扱うことが出来る。
シリーズ初となる魔道書が使える飛行系クラスである。
同作では「ペガサスナイト」のもう一つの上位職である「ファルコンナイト」が槍と杖であるため、攻撃面を強化するか、回復も可能にするか、の二択であると言える。
どちらを選んでも、飛行系としての特攻はあるため要注意。
力・魔力両方のステータスが高い場合は槍と魔道書を使い分けて戦えるが、偏っている場合は一方の武器しか使えなくなったり、両方低い場合は攻撃がなかなか通らない器用貧乏に陥ったりする。
攻撃特化な分、援護要員として安定した活躍が見込め、杖のおかげで経験値も稼ぎやすい「ファルコンナイト」に比べてユニットとクラスの相性が出やすい。パラメータも「ファルコンナイト」と比べると魔力は増えるが、他は若干低めである。速さが案外低いところで止まるため、高難易度だと二回攻撃出来ないばかりか、追撃される可能性もあるので注意。
また、攻撃力を底上げするようなスキルは習得できないため前職で鍛えておかないと打点の面では見劣りすることが多い点にも注意。しかしながら、上述のように魔力の上限が高いため、しびれる槍を最も有効活用しやすいクラスである。……が、「サンダーソード」や「ボルトアクス」と異なり射程が1である上、入手出来るかどうかが運に左右されやすい武器であるのが難点であるし、魔力を活かしたければ素直に魔道書を使えばいいが。
最初から「ダークペガサス」の味方ユニットはインバースのみ。他は「ペガサスナイト」にマスタープルフを使って選択するか、一部のキャラクターで上位職Lv.10以上でチェンジプルフを使って就くことになる。
習得スキルは周囲の味方ユニットの移動力を1ターンだけ+1出来る「移動の叫び」と、所持ユニットから攻撃して相手を撃破した際に、1ターンに1度だけ再行動が可能になる「疾風迅雷」。
進軍速度の上がる前者も便利だが、後者は条件を満たせば確実に発動する上に、発動時のメリットが非常に大きいため、それ以上に強力なスキルと言える。
「疾風迅雷」は作中の他のスキルと比べても強力な部類のスキルで、このクラスになる最大のメリットと言われている。
そのため、親世代でこのクラスになれる場合は子どもに引き継がせたいスキルの筆頭であり、特に子どもが男であるリズ(ウード)、オリヴィエ(アズール)、マリアベル(ブレディ)、ルフレ♀(マーク)の場合、子どもは「疾風迅雷」を自力で習得することが出来ないので、是非とも引き継がせたいところである。
ダークという名が付いているが、「ダークマージ」、「ソーサラー」と異なり闇魔法は扱うことが出来ない(インバースは闇魔法を扱ってくるが、これはスキル「暗闇の加護」の効果である)。
『if』では暗夜の兵種として「ダークファルコン」が登場する。DLC「王族最強戦」の報酬もしくはルート購入ボーナスで入手できる「黒天馬の翼」を使うことでクラスチェンジできる兵種で、下級職や上級職は存在しない。こちらでも疾風迅雷を習得できるが、やはり前作でやりすぎた為か攻陣・防陣時以外でないと発動しないという弱体化がなされている。ただし今作では、「黒天馬の翼」さえあれば男性ユニットでもクラスチェンジができるので、単独でも敵を撃破できるようなユニットに是非とも習得させたいところである。
16作目『風花雪月』では、有料DLC「エキスパンション・パス」のサイドストーリー「煤闇の章」を進めると習得できる特級職。
ifまでとは違い魔法特化の兵種になっており、疾風迅雷は騎乗職共通の再移動にとってかわられたが、新たに「魔力変換」(魔法の敵から攻撃されると、次回行動終了まで全能力上昇)を獲得。
他の騎馬系魔法職が速さにマイナス補正がかかるなか、ペガサス乗りなので速さにもプラス補正がかかる。
ネックとしては飛行の騎士団に魔法系が1つしかないことか。
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