「敏腕メイドですから!」
プロフィール
概要
氷の部族の族長・クーリアの娘で、同じくメイドであるフローラは双子の姉。
メイド故か基本的に敬語で、主人公以外にも丁寧に話すが、後述の天然ゆえか忖度が苦手な節も。
健気で優しい性格の持ち主で、いつも一生懸命な頑張り屋だが、何かと失敗だらけでいじいじしがちな面も。
自称・敏腕メイドだが、実際は極度のドジっ娘。また、後述の天然と相まってアホの子な節もある。
皿を割ったり紅茶を人にぶっ掛ける事は日常茶飯事である。ちなみに料理も下手。
むしろ下手というレベルではなく、公式のPVで堂々と「殺人」料理を振る舞い、味方の能力を減少させるという(悪い意味で)筋金入りの実力者である(無論失敗作ばかりではないのだが普通の料理の方が失敗作なのではと思うぐらい、失敗作がよく出来る。その為、ここぞというときに彼女の料理で戦力ダウンにならないように細心の注意を払いたい。フェリシアには可哀想ではあるが)。
その為なのか、おなじみ「軍の中で一番」は『破壊神』となっている。何を破壊しているのかは言うまでもない……。
ちなみにツバキによると「君の失敗で城が全壊したって噂もあるらしいんだよねー」らしい。
口癖は「はわわ!」や「はうー!」などで、慌てたりする時によく口走る。
食器だけではなく、メイド服を前後逆に着替えた事もあり、ほかにもシーツを地面に落としたり、料理でもリョウマにチョコレートや塩のかたまりが入ったおむすびを食べさせたり、砂糖と塩を間違えかけたりもしている。
またかなりの天然でもあり、ゼロの意味深な発言が全く通用しない。
さらに幼い頃からずっと姉と一緒だったからなのか、本人いわく人見知りのきらいがあり見ず知らずの人と話すのは苦手らしい(彼女のセリフを見返すと慌て気味なセリフも結構見受けられる)。
その為かラズワルドに逆ナンパを勧められた事もある(結局逃げてしまったが)。
だがシステム上、姉と違いほとんどの男性ユニットと支援会話(=結婚可能)がある為、主人公を除く王族達より守備範囲は広い(大抵はフェリシアのドジさが発端になってたり、巻き込まれてる事が多いが……)。王子と結ばれる事もあるので暗夜王国、白夜王国共に王女になってしまう事さえも可能。
メイド業務はご覧の有様だが、武器を持つと器用になるのか戦闘は得意(ピエリの攻撃を全部捌き切るほど)。普段は完璧メイドの姉のフローラを羨んでいるが、フローラは逆に戦闘に長けた妹を羨んでおり、故郷での訓練も褒められるのはフェリシアばかりだったという。上記の『破壊神』は戦闘面での事も指しているかもしれない。
武器の手入れも得意らしく本人いわく「お茶を入れるよりもずっとうまくできます!」との事(光マスやマイキャッスルで武器経験値を取得した時のセリフから)。メイドとしてそれはどうなのか……。
サイゾウからは「メイドよりも忍や戦士に向いている」と評され、ギュンターやレオンからも「使用人より軍人の方が向いている」 と評されている。それでもメイドに拘っているのは、ドジな自分を根気よく指導してくれたギュンターやジョーカーの為にも、『メイドとして立派になりたい』という思いがある為。
ちなみにヒナタとの支援会話では氷の柱で彫刻をつくり続けて遊んだあげく、カムイに褒められる氷像を作り出した事から芸術センスは高い様子。
実は、本来彼女はフローラ共々氷の部族が反乱を起こさないようにする為の人質(に近い)。
しかしフェリシア自身は純粋にカムイを慕い、忠誠を誓っており、彼(彼女)の為なら命を張る事すら厭わない。
その為どのルートでも仲間として行動を共にする。
反対にフローラは3ルート共通で敵としてカムイの抹殺にかかり、ルートによっては実の父親が大将となる事もあるが、たとえそうなってもカムイの側について戦ってくれる。
ルートによってはそれにより悲劇的な展開を迎える事もあるが、それでもなお立ち上がってくれる強い精神力も持っている。
ちなみに参戦タイミングは主人公の性別によって変わる。
男主人公(カムイ♂)だと早めに、女主人公(カムイ♀)だと中盤にさりげなく参入する。
なお、最序盤でロストしてしまってもルート分岐の際に復活する。
分岐後でのロストは撤退扱いの為ユニットとしては、力になれなくても最後まで側にいてくれる。
DLC『絆の白夜祭』での各子供との会話ではやはりフェリシアのドジっ娘な一面が受け継がれており、すぐ転んだり持ってくる物を間違えたり「はわわ」という口癖が移ったりしている。
DLC『絆の暗夜祭』ではギュンターとの会話で、上記のギュンターの評価(「軍人の方が向いている」というもの)に関するストーリーを聞く事ができ『戦場に刺さる氷柱』と評されている。
さらに、フェリシアのほうもギュンターを第2の父親と慕っている事がわかる。
また、戦闘終了後主人公が男性だった場合、主人公の服を型をとって次回の祭りで売る為に服を脱がせようとする行商人に対し慌てて「脱ぐなら私が!」と言い出し、主人公にそれはまずいと止められる一幕がある(主人公が女性だとそれを言い出すのはジョーカーになる)。
ユニット性能
初期兵種は『メイド』。まさかの兵種・『メイド』。
『ロッドナイト』系統からの上級兵種で男性は『バトラー』という執事でこちらはジョーカーが初期兵種となる。
ちなみに暗夜王国軍には当然のように一般兵にも『メイド』が混じっている。
今作には「捕獲」という手段を用いて敵ユニットを捕らえ、牢屋で説得して味方にする事が可能。
しかし、『メイド』を捕獲して牢屋で説得とかそれなんて(ry
(白夜編ではとある理由でこの手段を用いてでも「ある出来事」を回避出来ないかと模索した人もいるかもしれない)。
使用できる武器は暗器と杖。
メイドは本来『ロッドナイト』の上級職だが、序盤から登場することや初期能力も特別高くなってるわけではない(成長率低めで初期能力高めのお助けユニットではない)こともあり、上限レベルは40・経験値も下級職並みという設定になっている。これはジョーカーも同じ。
パラレルプルフによる他分野へのクラスチェンジ先は『マーシナリー(傭兵)』の上級職。やっぱり戦いの才能の方が高いんじゃなかろうか。父親は『ソーサラー』なのに……。
また、レベル上限と仕様の関係でパラレルプルフを使ったスキル獲得をしやすいのも利点。
特に幸運が高くなるフェリシアと「しぶとい心」や紙装甲を補える「太陽」とは相性がいい。
『ストラテジスト』と『ボウナイト』を経由して「魔防の叫び」「技の叫び」の二つを取得して一回の応援で複数の支援をこなせるのも◎。
固有スキルは「絶対援護」。
主人公の後衛についたとき、主人公が与えるダメージが増え、被ダメージが減る。
ジョーカーと比較すると魔力・速さに優れるが、力・守備に難がある。このため高難度の序盤だとジョーカーで通じた戦術はフェリシアでは耐え切れなくなってしまう。
特に暗夜王国ルナティックの序盤で活躍させるなら、訪問実績180で得られる『逆手裏剣』を持っているか否かで大きく戦況が異なる。
速さが高く「魔殺し」も覚える事から魔法相手には相当有利に立ち回れるが力が弱く、そのまま殴り合いを行うのは苦手。その為ジョーカーと比べ序盤はメインに据えるのは少々厳しい。但し魔力は高めなので、『爆炎手裏剣』を装備させると大化けする。特に『爆炎手裏剣』を容易に扱えるユニットは、サイゾウがいない暗夜王国では唯一ともいえる。しかもサイゾウと違い速さも伸びるため『爆炎手裏剣』の補正も相まって追撃は容易かつ魔法職に引けをとらない威力を引き出せるおかげで攻撃面だけなら無駄がない。店で買える上に遭遇戦も可能な白夜王国だと下手に魔法職を鍛えるよりもフェリシアの武器レベルをあげて持たせた方が強いという話題が出ていたほどである。その結果が「爆炎メイド」。
氷の部族でありながらも炎を纏った手裏剣を容易く扱うとはこれいかに。暗夜王国の武器を容易く扱う白夜王国の王族はいるが……。
だがHPが低いこと、『爆炎手裏剣』は回避率が落ちるためせっかくの「魔殺し」の効力が減ってしまうことから、後半になって敵の能力が上がると魔法受けに使うのも厳しくなってくる。厳しい時は無理をせず、後方に回ってサポートに徹すると良い。
「深窓の令嬢」や「ご奉仕の喜び」、「戦闘指揮」など支援系スキルは豊富に覚えるため、支援ユニットとしてはかなり優秀。
バディ候補が非常に少なく、姉であるフローラ、カザハナ、ピエリのみ。白夜篇では実質カザハナ1人である。
フローラなら『ダークマージ』の資質が追加され、スキルは「生命吸収」や「復讐」等悪くはないのだがフローラ自身の加入時期はとても遅く、武器レベルの鍛え直しや強みの速さが落ちる等、育てるにはピエリとは違った意味で根気がいる。
一方白夜側との支援となるカザハナとは『侍』の資質か追加されるが(速さがさらに磨かれる程度で)成長とは全く噛み合ってないが、素早さは高いため「清流の一撃」や「待ち伏せ」とは意外と相性がいい。「流星」を取得し、魔力依存型武器や魔法ユニットへのクラスチェンジで一気に攻撃型への転身も図れる。
一方のピエリだが、支援向けのフェリシアとソシアル系のスキルはことごとく相性が悪い。その分、結婚相手を厳選したい。
彼女の名を冠した武器である『フェリシアの氷皿』は『爆炎手裏剣』と同じ魔力依存武器であるが、威力が低い。そのため『爆炎手裏剣』の下位互換と思われがちであるが、実はこの武器、『爆炎手裏剣』と違って奥義、必殺が出る(ちなみに魔導書、呪を除く魔法武器の中で、奥義、必殺を出せるものはこの武器と『レオンの冷剣』のみ)。それゆえ、スキル「月光」でさらにダメージアップを見込めたり、スキル「太陽」で自身の低くなりがちな耐久力を回復したりと、戦略の幅を広げることが可能。回避率の下がり方も『爆炎手裏剣』よりましなので、フェリシアの魔力、技、速さを最大限活かす事が可能となる。最大の課題は入手難度の高さ(戦闘実績で340ポイントを獲得する)。フェリシアが割ってしまっているのだろうか…?
ヒーローズ
ドジメイド フェリシア
「私はフェリシアです。
暗夜王国の敏腕メイドで…
はわわ~! お茶こぼしちゃいました~っ!」
属性 | 無 |
---|---|
兵種 | 暗器/歩行 |
武器 | 銀の暗器+→フェリシアの氷皿(専用) |
奥義 | 氷華 |
A | 魔防3 |
C | 生の息吹3 |
初期から登場。
ステータスは原作同様、速さ魔防は高いが攻撃守備は低い。
暗器で敵の防御を下げるデバフ要員や、杖が使えない代わりに、スキル「生命の息吹」で隣接する味方のHPを回復させる事が可能。
前述の魔防の高さから、レイヴン系装備以外の魔法系ユニット相手に有利に戦える。「相性相殺」を継承していれば、激化レイヴンなら相手に出来る。しかし、前述の守備は紙装甲なので、物理攻撃には要注意。
2018年2月のアップデートで専用武器「フェリシアの氷皿」が登場。敵の守備か魔防の低い方でダメージ計算する後の錬成ブレス効果で原作の魔力依存武器と似せている。特殊錬成効果は敵が魔法の時、自身の奥義発動カウント変動量+1。これで苦手だった攻撃は補え、魔法が相手の時は奥義が加速する個性を得た。
「呼吸」や「剛剣」と違い、相手が魔法の時は自分から攻撃しても、攻撃を受けた時も発動する。スキル「キャンセル」を持っていなければ追撃で「氷華」等の奥義を撃てるようになった。
ただし、杖は魔法ではないので間違えないように。
ライバルと言えば、奥義の出しやすさと攻撃と魔防がそこそこあるスズカゼと魔防は劣るがデバフにさせていると効果が発揮するギャンレルがライバルとなる。
お弁当も半なま フェリシア
「は、初めまして、フェリシアと言います!
敏腕メイドですから、
ピクニックのお弁当はお任せくださいね!」
属性 | 緑 |
---|---|
兵種 | 斧/重装 |
武器 | エルドフリムニル(専用) |
奥義 | 氷華 |
A | 速さ守備の絆3 |
B | 奥義隊形3 |
C | 近距離警戒3 |
2019年4月からの超英雄でフェリシア初。
『エルドフリムニル』は北欧神話に登場するイノシシ「セーフフリムニル」を調理する鍋の事。
攻撃モーションは不気味な色をした鍋でぶん殴るというもの。外伝ストーリーでは相変わらず料理に失敗しているが、ルカ曰く「生の小麦粉よりはまし」らしい。
通常版とステータスを比べると魔防以外は上がり、低かった攻撃と守備は大幅増加と改善されている。
専用武器は獣特効に加えて敵より魔防が高い時、魔防の差の50%分、敵の攻撃速さが減少(最大8)。これにより攻守共に対応も出来るだけでなく「奥義隊形」を持っているので速いフェリシアには相性が良く、「遠距離反撃」を継承していれば遠くからの敵もお構いなく倒す事も出来る。
ただ重装特攻と弱点が増えている事や守備も中途半端なので有利な青属性であっても攻撃が高ければ倒される可能性もある。
2022年5月のアップデートで錬成武器対象に。魔防が敵より1以上高い時へ説明変更と同時に攻撃と速さだけだったが守備も減少値へ加算するようになった。さらに条件が戦闘開始時の「自分の魔防-敵の魔防」80%分に変更(最大値は変わらず)。
もう一つは自身のHPが25%以上なら戦闘中、全ステータス+4。特殊錬成効果は敵に攻撃されるか敵のHPが75%以上の時は戦闘中さらに全ステータス+4かつ絶対追撃無効かつ魔防が敵より1以上高い時は最初に受けるダメージが30%軽減。これで条件の緩和とステータス強化、ダメージ軽減、追撃無効でより固くなる新たな個性を得た。
寒さに挫けぬ心 フェリシア
「お祭りのお手伝いに来たフェリシアです。
ご挨拶代わりに温かい紅茶を…って!
はわわっ! 足が氷で滑ってぇぇ!?」
属性 | 緑 |
---|---|
兵種 | 斧/騎馬 |
武器 | 氷の部族の雪斧(専用) |
奥義 | 月光 |
A | 攻撃速さの突破 |
B | 速さ魔防の近影4 |
C | 速さの波・奇数4 |
2024年9月からの超英雄で5年ぶりに登場。
ピクニック版とステータスを比べると攻撃、速さ、守備は上がるが得意の魔防は下がってしまった。
専用武器は錬成ブレスとキラー武器効果に加えて自分と支援を組んでいる味方がいればターン開始時、周囲3マス以内にいる支援相手に竜特攻無効付与。逆に組んでいない場合は同条件で最も魔防が高い味方を対象にする。そして周囲3マス以内に竜特攻付与している味方は戦闘中、速さ魔防+5かつ速さ魔防のデバフ無効と反撃不可無効。
もう一つは自分から攻撃するか周囲3マス以内に竜特攻無効付与がいれば速さの15%分全ステータスが増加して速さの20%分ダメージに加算しつつ奥義以外のダメージ軽減効果を半分無効かつ最初の攻撃か二回攻撃のダメージを40%軽減。竜ユニットを補助するユニークな効果を合わせ持ち、自分もその特定条件の範囲内にいる味方がいれば強くなる編成。
原作主人公を補助する事に長けた原作を意識した性能であるが、他主人公等でも性能は活かせるというかなり有り難いドジを起こしている。
関連イラスト
関連項目
ファイアーエムブレム ファイアーエムブレムif 白夜王国 暗夜王国 透魔王国
はわわ ドジっ子 ドジっ娘 メイド ダメイド ドジっ子メイド
ノルン…『新・暗黒竜と光の剣』と『新・紋章の謎』のドジっ娘ポジション。ピンク髪ポニテという共通点がある。
スミア…前作のドジっ娘ポジションだが、兵種は『ペガサスナイト』。
アネット=ファンティーヌ=ドミニク…次々作のドジっ娘ポジション。
オボロ、スー、ブルーニャ…同シリーズの中の人繋がり。後者2名は全てヒーローズから。
くるみ…ピンク髪ポニテメイド繋がり。こちらはガイノイドで、中の人は蒼炎のミスト。
早乙女あてな…ピンク髪ドジっ娘繋がり。メイド姿でドジ踏んだ事も。中の人は封印のミレディ
ヒタム・キャン…ドジっ娘&敬語繋がり。こちらは体術使いの犬種獣人で戦闘でのスペック&料理スキルはフェリシアと真逆だが、自他共にHPを回復させる能力は共通(こちらはスキルの一つで他者への方法がRに抵触)。