プロフィール
※:声優と一人称以外は単行本2巻で判明
概要
獣人の女子で愛称は『ひたむき』。口癖も「ひたむきに頑張ります」。
天然ボケのきらいがあるが、名前や口癖の通りまっすぐな性格かつ礼儀正しく、魔物相手でも情を持つほど心優しい性格。
物語開始直前に故郷のブル県からメブキの街に引っ越してきたばかりだが、人懐っこい性格からあっという間にメブキの住民と仲良くなっている(一方でその発育の良さと天然ぶりを良いことにナチュラルにセクハラを受けていたりするが)。
彼女のジョブは武道家なのだが、言葉が通じない魔物相手にわざわざ礼儀正しく挨拶して先制攻撃を許す・何もない場所で盛大にズッコケる、というように、何かと前衛職に向いていない場面が目立つ。しかし索敵能力の高さと、武闘家のスキルを応用した回復スキル等といった、主にサポート面で頭角を表している。
本作の魔物は人体(主に女性のもの)を弄ぶ行為を通してマナを摂取しようとする傾向にあり、特に彼女はなぜか魔物らを引き寄せる体質ゆえに、毎回のごとく魔物に卑猥な仕打ちをされる。
また彼女の持つマナは魔物にとってよっぽどのご馳走らしく、単に女性という程度では手を緩めない凶暴な魔物も彼女に対しては甘々になるため、本人は不本意であるがデコイとして活躍することもしばしば。
ガードの素質としては何かとマイナスな印象が強いが、一方私生活に目を向けると料理の腕は登場人物の中でもトップクラス(12巻によると、料理人に代わって腕を振るうこともある「旅館オオシオ」の女将テースをも上回る)であり、料理回でメイデナが使用したジビエ肉の部位を当てられる程に精通している模様。
しかし家事方面の女子力は高い反面、街に出かける際の私服は体操服を着用したりとファッションセンスはどこかズレており、よそ行きを度々トキシッコやハナバタに融通してもらっている。
ちなみに天然モノである。
彼女が人一倍魔物に狙われやすいのにはその特殊体質にある。
この世界ではスキル等々で消費したマナは空気中の「魔素」を取り込むことで回復するのだが、普通の人間の魔素吸収率は1%にも満たない。しかしひたむきの吸収率は脅威の100%。それゆえ、超高純度マナを体内に有する彼女は、マナを欲する魔物らには高級食材の如く映ってしまい、人一倍狙われやすくなっている(空気中の魔素と彼女のマナが常に結びつこうとしているゆえに、肌が敏感すぎたり、どこまで自分の体なのか掴めず距離感が掴めなくなって何もない場所で転ぶといった影響もある)。
サラマントラ(ドラゴンの一種)のネームド、ショウキは彼女のマナを界樹様の魔素と同質と見なしており、彼女のお辞儀に対して頭を下げて返している。(彼はこの事を相方のトリューに驚かれているくらい常に不遜な態度をしている。)
ジョブ「武道家」
獣究空手という武術を主体に戦うのだが、実際には勝負を挑んだ次のページで魔物に卑猥な目に合わされているぐらい歯が立ってない。事実、初陣のスライムに服の中に入られ悶え苦しむほど。
実際単行本10巻の時点において、初期ヒロイン4人の中で唯一魔物単独撃破は未達成。
彼女の師曰く「良くも悪くも純粋だ」と評価していたらしく、手を焼かされていたのが窺える。
本人はあくまでも武闘家のつもりであるが、彼女の性格や使用する武技の傾向を知ったメイデナからは「武道家向いてない」との辛辣な評価を下されている(一方で、もし彼女に魔法の素質があれば、本気で白魔術師への転向を薦めていたとも)。
だが武闘家を志しているだけあって、キクルの課した訓練メニューを音をあげずにこなすなど、フィジカル面を見ると(規格外であるハナバタやキクルは置いておくとして)非常に優秀。
武闘家としてはパッとしない彼女だが、獣人由来の聴覚、及び修業時代に鍛えた嗅覚を生かした高い索敵能力については、自分にはない取り柄としてキクルから評価されている(キクルは当初、嗅覚も獣人特有の能力だと誤解していたが、同じ獣人であるカンゼボウ・ビー&オックリ・ビー兄妹からは、本来の獣人の嗅覚は他の種族と同等だと訂正されている)。
主な武技・スキル
カウンター
その名の通り相手にカウンターを叩き込む技。
ただし、反撃に移れる範囲は狭く、構えのポーズを崩せないので無視されると意味がない。
かもんたー
相手が射程圏内に入ってこないと発動できないという欠点を克服した、カウンターの発展技。
マナを放出させながら相手にバブみを感じさせるポーズを取り、自身に誘導する技。
チャクラ
体内のマナを操り治癒力を高める回復技。
みっちゃくら
チャクラの応用技。肌と肌を密着させながらチャクラを使用して相手を回復する。
本来この世界において他者に回復効果をもたらすスキルは、フェザニスク神の聖紋を持つ白(+少しなら赤)魔術師の専売特許なのだが、この技はその枠を超えた例外中の例外となっている。
ひたむきゃのん
自分の特殊体質であるマナ無制限を活かす為に習得しようとしていたオーラキャノン(マナを前方に放ち攻撃する技)が自分のマナが空気中の魔素と親和性が高すぎてすぐに霧散し遠くへ飛ばせない事から、本来前へ放つマナを後ろに飛ばすことで推進力にし、自らを飛ばすように改造した技。