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「運命を変える!!」
プロフィール
概要
英雄王マルスの流れを汲むイーリス聖王国の王子で、聖王エメリナの弟にあたる人物。聖王の血筋の証である聖痕を右肩に持ち、かの英雄王も振るったという世界に唯一の宝剣「封剣ファルシオン」を携えている。
先代の王を父に持ち、6歳上の姉と4歳下の妹リズとの3きょうだい。クロム自警団の団長としても活動しており、副長を務める近衛騎士のフレデリクと行動を共にすることが多い。
イーリス王家に伝わる剣術を修め、ファルシオンを受け継ぐ者として相応の腕前を持つ(子世代の中でもルキナと同等の実力者であるデジェルに「恐らく勝てないだろう」と言わしめる程)。国の騎士団が過去への悔恨から大きな戦力を持てないこともあり、自ら自警団を率いて国の平和を守っている。物語は自警団として隣国との国境付近を警戒していたクロムたちと行き倒れていたマイユニット(ルフレ)が出会うところから始まる。彼らは共に戦うことで絆を深めながら、多くの出会いと別れを体験することになるのだった…。
王子であることを気取らず自警団の仲間から呼び捨てにされることも珍しくないフランクな性格。堅苦しい話し方が苦手なだけというのもあるが、そんな王族らしくない親しみやすさで多くの人間の人望を集めている。もっとも覚醒の世界ではリズやフラヴィア、バジーリオ、ギャンレルなど王族らしい話し方とは無縁そうな人物ばかりで、日頃からそれらしいのはエメリナくらいである。
物語が進むにつれ、相棒であるマイユニットを始めとした多くの仲間達との絆を得て、政治等の外交面での粗も持ち前の行動力とフランクさを持ってカバーし、王族として成長していった彼はやがてイーリスの聖王代理として立ち振る舞うことになる。
別大陸であるヴァル厶大陸でのヴァルハルトとの戦いの頃には理想の王とは何たるかに対して自らの持論と意思を持って、相反する道を進まんとするヴァルハルトと剣を交えることになる。
やがてクロムは自らの、そして世界そのものの運命をかけた戦いに身を置くことになる。
クロムとマイユニットが迎える結末はプレイヤーの行動次第である。
公式サイトの人気投票では男性部門の1位を獲得。女性部門ではルキナが1位となり親子でアベック1位を達成。
『ファイアーエムブレムヒーローズ』の人気投票企画『英雄総選挙』にて第1回は男性部門4位(総合8位)、第2回は6位(15位)、第3回は4位(9位)、第4回は4位(10位)第5回は3位(3位)にランクイン。いずれも覚醒の男性キャラではトップの順位である。
そして第6回では遂に1位(総合1位)に。覚醒の発売から10周年の節目に栄冠を勝ち取ったのであった。
ユニットとして
- ロードでレベル10以上のときにマスタープルフを使うことでマスターロードに昇格する。チェンジプルフでソシアルナイト系及びアーチャー系のクラスになることも可能。クラスチェンジ後のマスターロードは「天空」「王の器」などの強力なスキルを覚えるうえに槍が使用可能となる。特に本作では間接攻撃の可否が強さに直結することもままあるため、手槍が使えることの恩恵は大きい。
- 戦力的にはシリーズ恒例の標準的なロードといったところで、ステータスは全体的にバランスよく伸びるが、魔力と魔防が伸び悩むことが多く、魔法に対して弱くなりがち。気になるようならパラディンになって聖盾を覚えれば幾分かカバーできる(王の器で発動率が上がるのもポイント)。
- 専用装備の封剣ファルシオンは使用回数無限かつ兵種を問わず使用可能と扱いやすいが、威力はそこそこ程度なので中盤以降だと物足りない。終盤で神剣ファルシオンへと覚醒させれば十分強いといえる威力になるが、そのころには勇者の剣などを使うようになっているかもしれない。
- デュアルアタック+などが標準で覚えられるため、デュアルもしくはダブルを積極的に使っていきたいキャラクター。上級職になり天空と王の器を習得するとそこそこの確率で天空が出るようになるためかなり安定感が出る。
- 限界補正はそれぞれ「HP:0 力:1 魔力:0 技:1 速さ:1 幸運:1 守備:-1 魔防:-1」。守備の伸びは平均なのに何故かマイナス補正が掛かり、伸びしろほぼゼロの魔力は掛かっていない。というか限界補正だけ見ると、本人の性格が反映されている様にも思える…
結婚相手
物語中盤の章をクリアした直後、結婚(支援Sに到達)していない場合は支援レベルによって結婚相手の候補(いずれとも条件を満たさない場合はモブの村娘)と強制的に結婚する。
花嫁候補はスミア、マリアベル、ソワレ、オリヴィエとマイユニット(女)の5人だけと他の親世代男性と比べると少ない。
恐らくこれは、「クロムの子」と「母親由来の子」が兄弟になり支援会話等が変化する関係だと思われる。誰と結婚したとしてもそれぞれ利点があるが、ルキナを戦力として使いたいなら母親の成長率補正、初期パラメータ補正、スキル継承がない村娘と結婚させるメリットはない。
またクロムから子供に継承されるスキルは男であれば王の器、女であれば天空と決まっている。ルキナについてはロード→マスターロードになれるため他のスキルも自力で習得可能だが、母親由来の子供はロードになることができないので継承するもの以外は習得できない。
なお、マイユニット♀との支援会話ではラッキースケベが発動したり、告白の際に緊張でガチガチになってしまったりと残念なイケメンっぷりを発揮してくれる。
他の女性キャラとの支援会話では普通に凛々しいイケメンなだけにそのギャップがネタにされることもしばしば……。
ちなみに彼の子どもは母親に「紐」服を着せようとしたり足元の剣でこけちゃって変装がバレたり、残念な遺伝子はしっかり受け継がれているようだ。
また、もう一人の子どももファルシオンを果物ナイフや懐中電灯にしようとするなどやっぱり残念属性がついて回る。
ヒーローズ
シリーズ初のスマホゲームの本作では5体のクロムが実装されている。後述のミラージュなクロムも蒼井樹とセットで登場している。
新たなる聖王 クロム
「イーリス聖王国の王子、クロムだ。
自警団の団長をしている。
仲間のため、世界のために…俺は戦う。!」
属性 | 赤 |
---|---|
兵種 | 剣/歩行 |
武器 | ファルシオン(竜特攻)(専用)↔封剣ファルシオン(竜特効)(専用) |
奥義 | 天空 |
A | 守備の覚醒3 |
C | 守備の紋章3 |
初期から登場。
ステータスはHP、攻撃が高いが速さと魔防は低い。
専用武器はお馴染み「ファルシオン」で原作と同じく竜特効を持ち、さらに3ターンに1回自身のHPを回復させる効果もある。
なおファルシオンは武器錬成をすることで、いずれの錬成先でも自動回復が2ターンに1回となる。さらにクロムを含めたイーリス系のファルシオン限定の錬成先に、「味方と隣接している時、戦闘中、自身の攻撃、速さ、守備、魔防+4」の追加効果が付与されるものと、後述の騎馬バージョンのクロムが所持する「封剣ファルシオン」へと進化させる錬成がある。ただし、いずれの錬成も闘技場で勝つことで手に入る闘技のメダル500枚と通常の武器を錬成して手に入る神錬の雫200個、ユニット自身のSPが400と、それなりの数の素材が必要となる。
速さの低さから追撃には期待できず、総合的な火力としては伸び悩むことが多い。魔防の低さも難点で属性の有利不利問わず魔道士の攻撃範囲にさらされてしまうと確実に倒されてしまう。そこそこある守備も前述したように低い速さがたたって追撃をもらいやすく物理壁役としてもかなり使いにくい。
一見するとどうしようもない性能だが、先述した隣接時強化の絆効果ファルシオンが上手く発動すればやや物足りないステータスを底上げでき、安定して追撃を取るために「切り返し」を持たせれば竜を斬れる壁役としての活躍に期待できる。
攻め型と受け型の竜特効ユニットには他にもアルムとロイが存在する。前者はクロム同様に魔防は劣るものの速さが高く、錬成すれば条件は厳しいが攻撃する時のみ連続攻撃が可能で竜以外のユニットでも対応が出来る。後者は魔防と守備は平均的だが錬成で切り返しと金剛明鏡の構え2を所持し、追撃や壁役にも対応可能で尚かつ苦手属性の青竜に対しても無理矢理倒せる。
ただし、コンセプトが被る総選挙アルムの登場はかなり痛手。HPを除いた全てのステータスで劣っているため差別化するならファルシオンの効果や、比較的Aスキルが縛られない点を活かしたいところ。
武器効果発動の条件になる隣接がメタスキルの増えた今ではやや逆風気味なので進化錬成で「封剣ファルシオン」に持ち変えるのも一つの手。入手率もクロムが高めなので限界突破はしやすい。
後に封剣ファルシオンも錬成が可能になった(後述)。
いくら武器が強化されても「天空」以外の所持スキル自体は貧弱なままなので運用するならばスキル継承は必須といえる。
かつては勇者の剣を継承させ持たせることもあったが、現在ではこちらの武器錬成ファルシオンを持つタイプの方が主流となっている。
ちなみに登場作品ゆえか、HP半分以下で守備が上がる「守備の覚醒」を習得する。
2021年6月から神装英雄に選ばれた。ムスペルの衣装を身に纏っている。
春色の聖王 クロム
「春祭り、楽しんでいるか?
俺はクロム。イーリス聖王国の王子だ。
いつもこんな格好をしているわけではないぞ。」
属性 | 緑 |
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兵種 | 斧/歩行 |
武器 | ニンジンの斧+ |
補助 | 体当たり |
A | 攻撃守備2 |
C | 斧の経験3 |
2017年4月の期間限定イベントで登場したイースター風衣装の別Ver。刃の部分にニンジンがかたどられた「ニンジンの斧」は自分から攻撃すると自身のHPを回復させる。
通常版とステータスを比べるとHP攻撃守備を少し下がるが速さ魔防は上がってバランスのよいステータスをしている。
自力習得するスキル「斧の経験」は、パーティに入れるだけで自軍の斧ユニットの獲得経験値が増えるという便利なスキル。斧ユニットの育成の際に活用すると育成効率がグンとよくなる。
しかし、元々習得するスキルは戦闘向きではなく、大英雄戦など高難度のマップに連れていくには大幅なスキル継承が必要になってくる。ステータスのバランスのよさから斧の中でも比較的使いやすい部類なので、手をかけてやれば様々な面で活躍できる…が、後に実装されたリベラがHP以外の全てのステータスで勝っており、入手難度も圧倒的に低いのでテーマパーティや愛以外での採用は残念ながら難しい。敢えて言うなら「恐慌の奇策」や「歩行の鼓動」などのHP依存スキルが使いやすい点で勝っているか。
現状は前例がないが、神器の実装に期待したいところ。
赤き聖王子 クロム
「冬祭りおめでとう。
俺はイーリス聖王国の王子クロム。
お前は今年、いい子にしていたか?!」
属性 | 緑 |
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兵種 | 斧/重装 |
武器 | プレゼント袋+ |
補助 | 回り込み |
A | 攻撃守備の大覚醒3 |
B | 守備隊形3 |
2017年12月の期間限定イベントで登場したクリスマス風衣装の別Ver。要するにサンタクロースの衣装である。
重装ユニットになったことで速さは大きく下がったが「守備隊形」のスキルがあるため、HPが高ければ追撃を受けることはない。重装キャラ故、移動範囲が狭いが「回り込み」である程度はカバーできるため壁役としては優秀。
「攻撃守備の大覚醒」は戦闘開始時にHPが80%を切っていると、戦闘中に攻撃と守備が大きく上昇するというスキル。従来の覚醒系スキルと比べて、HP制限が緩い上に、2つのステータスを大幅強化することができる強力なスキルである。戦闘中に発動する効果なので、応援系や鼓舞系のバフとも重複するのも地味に優秀。
武器の「プレゼント袋」は敵から攻撃されたときに全能力が上がるため、通常版やバニー版とは異なり受けに徹する運用が中心となるユニットである。
現在は守備隊形を捨て攻撃隊形及び迎撃隊形の登場で低い速さをカバーしつつ奥義カウントを加速する主流になっている。またハンマー鍛+やキラーアクス鍛+に個性を変えるのもあり。
イーリスの聖騎士 クロム
「イーリス聖王国の王子、クロムだ。
ん?この姿が珍しいか?
安心しろ、騎馬の扱いにも心得がある。」
属性 | 赤 |
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兵種 | 剣/騎馬 |
武器 | 封剣ファルシオン(竜特効)(専用) |
奥義 | 天空 |
A | 獅子奮迅3 |
B | 守備の封印3 |
C | 剣の技量3 |
2018年3月から登場。覚醒でクラスチェンジできるパラディンであり、衣装も聖騎士の名に相応しい純白の鎧を身に着けている。
ステータスは通常Verの攻撃の高さはそのままに、速さと守備がやや改善されており、その分HPが削られている。
武器スキルの「封剣ファルシオン」は、ファルシオンにあった回復効果が失われた代わりに、「戦闘開始時、自身のHPが99%以下の時、戦闘中の攻撃、速さ、守備、魔防+5」という効果を持つ。要するに、ダメージを受けていたらHP以外の全ステータスが+5されるという強烈な効果である。これにより、本来ステータス合計が低めに設定されている騎馬タイプでありながら、「獅子奮迅」を含めて重装以上の高ステータスを得ることができる。条件であるHP99%以下については、「獅子奮迅」のスリップダメージや敵の反撃によって容易に達成できる。ダメージの通りにくい守備の高いユニットに対しては「守備の封印」で弱体化させ、無理矢理ダメージを通す…という、中々に隙のないスキル構成となっている。
何気に「攻撃速さの渾身3」をまともに使いこなせる数少ないユニットなのでスキル継承で装備するのも一興。
弱点としてはやはり魔法に弱いこと。「獅子奮迅」や「封剣ファルシオン」の効果を受けてなお魔防は低いので、特に青魔法には細心の注意を払うこと。 武器効果で発動しても速さは中途半端。ほぼ追撃されてしまう。
また、「天空」があっても「獅子奮迅」のせいで体力の回復が間に合わず数値とは裏腹に意外な程脆い面もある。なのでAスキルを変更するか、奥義を「疾風迅雷」に変えて運用するなどで対応したい。
2020年12月のアップデートで錬成武器対象に。条件がバフなどの有利な状態を付与している時でも発動するようになった。特殊錬成効果は敵のHPが75%以上の時、戦闘中攻撃速さ守備+5かつ敵は追撃不可。これで攻撃と守備面共に大きく強化され、速さをカバー出来るようになった。
これは娘のルキナ(マルス仮面)も対象内。
2024年7月から二度目の神装英雄。今度は真逆でニフル王国の衣装を身に纏った。
王道を往く者 クロム(伝承英雄)
「俺はイーリス聖王国のクロム。
この世界がどこであれ
争いを止めるというなら、力を貸そう。」
属性 | 青 |
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兵種 | 弓/歩行 |
武器 | ランドグリーズ(重装・飛行特効)(専用) |
補助 | 運命を変える!(専用)→運命を変える!・承(専用) |
A | 近距離反撃 |
B | 攻撃守備の凪3 |
C | 守備魔防の奮起3→青への暗闘3 |
2020年3月から水の伝承英雄で登場。約2年ぶりの別Verで原作から副職業可能なスナイパーを意識しているほか、衣装はサイファで描かれた聖王の装束がモデルとなっている。時系列では邪竜ギムレー討伐後の設定になる。親子揃っての青属性の弓ユニットに。
通常版のステータスを比べると苦手の魔防は少し改善。守備と攻撃も上がったが代わりに得意のHPががっつり減ってしまっている。
ランドグリーズは飛行/重装特効と攻撃3に加え、敵のHPが100%の状態なら、戦闘中、デバフ無効かつ敵の攻撃守備-6にする。攻撃守備の凪も持っているのでさらに敵の攻撃守備を下げつつ、バフ無効。守備魔防の奮起も守備と魔防が上がるので一人だけ突っ込んで戦う、どれもクロムらしいスキル。近距離反撃を所持しているので近接からの敵にも対応。
専用補助スキルは同兵種の伝承ルキナにもある「未来を映す瞳」と似ているがクロムの方は「引き戻し」。使用後に再行動するが自身とダブルで組んでいる味方は攻撃+6とクロムと組んでいる味方にも反映される。この効果を見れば「未来を映す瞳」の上位互換に値するが代償として味方の踊るや入れ替えの補助が不可能になる。もちろん組んでいる味方にも含まれ、レストなどで状態異常を回復させることもできない。
武器効果やスキルのほとんどは条件付きなので今までのクロムより扱いづらくなっている。低い速さも据え置きなので追撃されやすさには要注意だったが、現状ではクロムと非常に相性の良い「攻撃速さの孤軍」印が追加されたことで追撃されやすさがだいぶ克服された。速さ高い個体ならやろうと思えば速さ50超えも余裕となった。
Aスキルを「〇〇の瞬撃」に変えて迎撃不可を付けたり、速さ大得意な事を活かして速さ盛りビルドなど豊富な型が存在し、再行動効果も合わさって敵に回すと非常にやっかいであり伝承死闘効果と専用補助スキルの影響で査定も最高クラスな為水シーズンの闘技場では対策必須レベルとなっている。
特に同じ水シーズンの伝承アクアとのコンビは事故りやすさでは最恐と言い切っても過言ではない。
そうなる場合は追撃封じのスキルか速さが勝り、守備も高い特効対象ではない歩行か騎馬の緑属性が必須になる。
2023年7月のアップデートで上方修正。
専用補助スキルが「運命を変える!・承」へ。守備も上がるようになった他、強化増幅の付与が追加された。
Cスキルは「青への暗闘3」へ。青属性相手に強くなるが用途は限られるので別のスキルに変えてしまってもいい。
同時に錬成武器対象に。敵のHPが75%以上で効果が発動するようになった。
特殊錬成効果は自分から攻撃するか周囲二マス以内に味方がいると戦闘中、全ステータス+4かつバフとデバフを除く、有利な状態と不利な状態異常を付与している数×2分全ステータスが上がって有利な状態を付与していると絶対追撃、最初に受けるダメージを30%軽減。これで発動しやすく、デバフにも屈せずに条件次第で全ステータスが上がりつつ、速さのカバーと守備が強化される新たな個性を得た。
特殊錬成による強化は上限がなく強化増幅も含めれば全ステ+20以上も狙える様になり、再び英雄決闘を初めとした対人コンテンツの最前線に立つことになった。
運命を変える双翼 クロム(比翼英雄)
属性 | 赤 |
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兵種 | 弓/歩行 |
武器 | 運命を変える絆弓(重装・飛行特効)(専用) |
補助 | 運命を変える!(専用) |
奥義 | 狙撃 |
A | 近反・攻撃の渾身 |
C | 始まりの鼓動3 |
2022年2月からの超英雄で約2年ぶり(超英雄は約4年ぶり)の実装。今回は相棒であるルフレ(男)で覚醒初の比翼英雄である。
伝承版とステータスを比べると守備がかなり上がっている。
専用武器「運命を変える絆弓」はキラー武器効果とランドグリーズと同じ飛行&重装特効。加えて1~4ターン目中に移動系補助スキルを使用するか使用された場合、自分と対象の味方は1ターンに一回のみ奥義カウント-1とカウントを加速するユニークな効果。
もう一つの効果は自分から攻撃するか周囲二マス以内に味方がいると戦闘中、全ステータス+5かつ絶対追撃と攻撃面もバッチリ。伝承版から持つ「運命を変える!」で自分は再行動しながらの味方奥義サポートも備わっている。
武器効果で奥義が発動しやすくなっているおかげで狙撃や始まりの鼓動とも相性抜群。初っぱなから奥義を発動出来る、マップ奥義や滅殺などカウントの重い奥義を持った味方のサポートとして使っても強い。
比翼スキルは自分と周囲二マス以内の味方に戦闘中、全ステータス-5かつ神軍師の策を付与。自分のみ敵は追撃不可を付与とこちらもユニーク。この効果は「デバフをかけるが神軍師の策でバフへと反転させてくれる」といった闇アイクや連帯系スキルみたいな効果。ここぞの時に使いたい。
Aスキルは近距離反撃に攻撃の渾身を合わせた物で火力が強化された代わりに体力が減るリスクを背負っている。戦いすぎに要注意。
重装特効に加えて狙撃の発動が容易になったおかけで重装に対する一撃の強さはピカイチ、覇骸エーデルガルトや開花フィヨルムも一撃粉砕できる。
伝承の強化版とも言える性能だが何より祝福がフリーになった事が大きい、これによりシーズンに関係なく対人イベントで多く見る事になるだろう。
受けるには開幕狙撃にも耐えられるダメージカットに頼らない高守備が必要になる、錬成総選挙ヘクトルや伝承ファ等が有力か。
また耐久も侮れない高さを持っており(特に物理)、半端な攻めでは倒せないどころか返しの一撃で致命傷を負いかねない。
覚醒せし正義 クロム
属性 | 青 |
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兵種 | 槍/騎馬 |
武器 | ゲイルドリヴル(重装特攻)(専用) |
補助 | 運命は変わった!(専用) |
A | 攻撃速さの迫撃 |
B | 速さ守備の近影3 |
c | 速指揮・歩行重視3 |
2022年8月から登場。総選挙で一位を獲得した別Ver。
過去の総選挙は惜しい結果が続いたが、『覚醒』発売から10年の節目にようやく実装を果たした。衣装はマスターロードのアレンジ。
今までのクロムとステータスを比べると速さがずば抜けて高くトップクラス。
専用武器はキラー武器効果と重装特攻に加え、自分から攻撃するか周囲二マス以内に味方がいると戦闘中、全ステータス+5。追加効果として全ステータスがバフデバフを除く、有利な状態と不利な状態異常の数分、2倍になる。
もう一つの効果は最初に受けるダメージを40%軽減しつつ、有利な状態の時は奥義カウント変動量+1と有利でも不利でも突き進むクロムらしい効果。
専用補助スキル「運命は変わった!」は引き戻し+自分のみ再行動かつ補助無効は伝承版、バレンタイン版が持つ「運命を変える!」と同じだが引き戻した味方に有利な状態が最初から付与されていた場合、味方が付与している有利な状態の効果自分も同じ有利な状態に付与する。例えば強化増幅や待ち伏せなど味方が有利な状態を付与されてるままで引き戻しを行うと同じになるようコピーするかなりの特殊効果。
速さの指揮のグレードアップ版が登場。効果自体変化はないが歩行のみ見切り追撃効果付与が追加。歩行を中心に強化を施している。
去年実装した総選挙エイリークと比べて火力面は劣るがクロムは味方の力を借りてサポートしながら戦う。エイリークが火力重視ならクロムはサポートと自己強化が勝る。
相変わらず魔防は紙レベルで属性関係なしに大ダメージは負う。そして騎馬特攻も弱点。
2024年9月のアップデートで錬成武器対象に。効果自体に変化はないが特殊錬成効果は移動系補助スキルを使用するかされる時、自分のみ奥義以外のダメージ軽減半分無効と敵のバフ無効を付与。
もう一つは自分のHPが25%以上の時は戦闘中さらに全ステータス+5かつ有利な状態の数×4分、ダメージ加算(最大16)かつ戦闘後にHP7回復。
これで移動系補助スキルで自分も有利な状態をすぐに付けられてダメージも増やせつつ敵のバフも消しながらダメージ軽減を半分無効化する新たな個性を得た。
屍王 クロム(魔器英雄)
属性 | 赤 |
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兵種 | 剣/騎馬 |
武器 | 魔器・屍王の絶剣(魔器) |
補助 | 運命ハ変ワラナイ…(専用) |
奥義 | 疾風迅雷 |
A | 攻撃速さの激突4 |
B | 速さ守備の干渉4 |
C | 速指揮・歩行重視 |
2023年5月から魔器英雄で登場。念願のサイファにおけるギムレーとの戦争に敗北して屍兵達の王に堕ちたifの姿。ポーズも原作の立ち絵を再現しているがデザインはサイファ版とは全く異なる。すべての立ち絵で腹には断章である人物に打ち込まれたトロンが刺さっている。
総選挙版とステータスを比べると攻撃と速さは上がるが守備は下がっている。
魔器・屍王の絶剣はキラー武器効果と自分のHPが25%以上の時は戦闘中、全ステータス+5かつ奥義カウント変動量+1と最初に受けるダメージを40%軽減し、速さが敵より1以上高いと見切り追撃効果。魔器リーヴと違い、こちらも魔器イングリット同様に速さに優れたユニット向けへ差別化している。
専用補助スキル「運命ハ変ワラナイ…」は引き戻し+自分のみ再行動かつ補助無効は今までの専用補助スキルと同じだが屍王版は移動後の自分と引き戻した味方それぞれの周囲4マス以内にいる最も近い敵とその周囲2マス以内の護り手スキルを持つ敵に弱点露点を付与。護り手対策としての特殊な妨害効果で差別化している。
干渉系のグレードアップ版が登場。発動条件は変わらず周囲4マス以内にいる最も近い敵はそのままだがその周囲2マス以内の護り手スキルを持つ敵も対象となり、速さ守備-7と混乱付与が追加した。もう一つは戦闘中、速さ守備-4。
総選挙版とは違い、妨害して確実に仕留める屍王らしく卑劣な効果を持つ。
弱点は騎馬兵種のクロム同様に騎馬特攻と魔法相手に弱い。
英雄たちの日常では腹を下し治療魔法や時を戻して腹を下した事をなかった事にしようとしたエクラに対し、運命ハ変ワラナイ…でトイレに引き戻ししたと思われる描写がある。
他のシリーズ作品
ファイアーエムブレムif
次回作でも、覚醒の前日譚を兼ねたDLC「覚醒との邂逅」にてリズ・フレデリク共々登場。3人ともグラフィックが新たに描き直されており、足の付け根もきちんとついており、必殺のカットインもフレデリクとともに新たに作られている。
ひょんな事から「覚醒」の世界に迷い込んでしまった主人公達と共に姿の見えない謎の敵(恐らく透魔兵)と戦っていくストーリーとなっている。
時系列がマイユニットと出会う直前となっているため兵種はロードで、封剣ファルシオンを装備している。封剣ファルシオンの性能は、威力6、命中80、射程1、竜特効(武器威力3倍)であるが、竜属性の敵がいないため、実質的に鉄の剣・刀の命中率が10ほど下がった劣化版になっている。
ifの舞台である暗夜王国と白夜王国は「覚醒」の世界における神話上の国と同名であり、さすがに主人公が2国の名を口にした際は軽い疑問を呈してはいる。
ちなみに主人公だけでなくルーナ、ラズワルド、マトイとも会話イベントがある。
このステージではクロムら3人はNPCであり操作することはできない。上級職のフレデリクは放置しておいても特に問題はないが、クロムは考えなしに敵陣に突っ込むため倒されないように注意(ステージクリア後にそのあたりをリズに指摘されている)。さらに敵にいる上忍が持つスキル「切り込み(攻撃後、自分と敵の位置を入れ替える)」によってどんどん敵陣に引きずり込まれて袋叩きにされる危険性が高いので、全員生存を目指すなら上忍は優先的に倒すようにしたい。
なお、このステージをクリアするとフレデリクから道中拾い集めてきたらしい「小石」(暗器)をもらえる。攻撃性能は最悪だが、武器ジャンル暗器のお約束だからか追加効果が非常にいやらしい。
さらにクロム・リズ・フレデリクを全員敗北させずにマップをクリアすれば、スターロードにクラスチェンジできる「英雄王の紋章」とマスターロードにクラスチェンジできる「聖痕の紋章」が貰える。
マスターロードは原作でもクロム(とルキナ)専用の職であり、ifでは貴重な「天空」を習得できる職なのだが、どういうわけか女性専用職に設定されている。まあ、逆にスターロードが男性限定なのだけども。
主人公達が去った後、クロムは自分達の軍に優秀な指揮官を求めていたことを明かしている。
またDLCの最後は覚醒の冒頭シーンがボイス込みで再現されている。
ファイアーエムブレム0
第1弾スターターデッキ「覚醒篇」における主人公格のユニット。「覚醒(シンボル聖痕)」はもちろん、後述のコラボタイトルである「幻影異聞録♯FE(聖痕)」「ファイアーエムブレム無双(シンボルなし)」の各タイトルのクロムがカードで登場している。プロモーションカードも多くの種類がある。
第8弾では勝利の後に聖王として輝かしい未来を歩む姿と、敗北の末に屍兵達の王「屍王」となり「……運命ニハ…抗エナイ……決シテ…」と暗闇の未来に佇む姿が描かれている。
デッキ内の枚数制限を無視できるカードを持つアンナには遅れたが、第12弾でカード名の種類と制限枚数の積がデッキの最小枚数を越えたユニット一番乗りを果たし「クロムだけデッキ」が組めるようになった(ただしクロムだけでは支援が成功しないので強さはお察しください)。
幻影異聞録♯FE
「運命を超える!」
「今後ともよろしく」
任天堂の代表作ファイアーエムブレムとゲームメーカーATLUSとのコラボ作。
主人公蒼井樹のパートナー。
キャラ名やキャストこそ同じだが、この作品に登場するFEシリーズのキャラクターは「ミラージュ」と呼ばれる異世界の存在。「長く激しい戦いを続ける中で戦闘に特化されていった」というコンセプトでデザインされた作品独自の容姿をしており、戦闘時は武器に変化してマスターの助けとなる。
上記の通り元と比べると露出が少ない格好に暗い目元に青く光る眼光が特徴的な姿になっている。これでも原型が残ってるほうだが。
ストーリー冒頭、人を襲う異形の一体として登場し樹に襲いかかるが、樹の内なる輝き「パフォーマ」に感化し自我を取り戻す。自らの名前がクロムである事以外の記憶を失くしており、その点は奇しくも覚醒での半身を彷彿とさせる。
かくてパフォーマで繋がった樹の(文字通り)剣として共に闘い、成長を見守るパートナーとなった。
物語終盤でクロムが述べる自らが果たすべき使命は、クロムの王としての在り方と、記憶を無くした上で築き上げた樹との絆が確かなモノで有ることが感じ取れる場面となっている。
初期カルネージ(武器形態)は封剣ファルシオン(覚醒のとは違うデザインの細身の剣。覚醒の封剣ファルシオンに似た剣はクロム自身が身につけている)のみだが物語を進めるにつれてカルネージの種類を増やせるようになり、神剣ファルシオン、レイピア、デュランダル、ミストルティンといったFEでも覚えのある名の剣にもカルネージすることが可能になる。
初期兵種はロード。上級職はマスターロードとオーバーロード。
マスターロードになると原作でも存在したマスターロードのような白地の衣装に白い羽衣のマントを纏う。
オーバーロードは覚醒での強敵を彷彿とさせる赤や黒の刺々しい装飾が際立つ禍々しいデザイン。その様から樹に「悪者みたいだ」と呟かれてしまうのはご愛嬌。
クロムらミラージュからすると現代の文化はとても興味深い物であるらしく、特にクロムは樹たちの通う学校に興味があるらしく機会があれば学びたいそうである。食の面では渋谷のラーメンを食べたいそうなのだが、残念な事に現実世界では実体を持たないので口にする事が出来ないらしい(ニンドリ2016年3月号より)。
なおダンジョンマップでのナビ役でもあるため、作中で最も声を聞くキャラクターである。
ファイアーエムブレム無双
「どんな敵が来ようと、俺達は必ず勝つ。いくぞ!」
覚醒の代表として登場。
クラスはロード→マスターロード。
武器は剣を使い、専用武器は原作と同じく「封剣ファルシオン」。原作ではマスターロードになると槍を使うことができたが、本作ではクラスチェンジしても剣しか使えない。
またゲームに合わせて覚醒のイラストを元にしたクロムのamiiboが発売。クロム加入後にこのamiiboを読み込むと専用武器「クロムの模擬剣」が手に入る。
雷を纏った剣撃で相手を吹き飛ばすような戦い方が特徴的。攻撃の速度も優秀で初心者にも扱いやすいキャラクター。
強1は溜めると性能が変化する仕様で、溜め無しだと単発の突進攻撃になるが、最大まで溜めると突進と同時に正面に衝撃波を放出する。強4は原作のムービーで使っていた回転攻撃によく似た攻撃で、3すくみ不利でなければ相手のスタンゲージを誘発する。強6やデュアル奥義は原作のパッケージ画像をどことなく彷彿とさせる。
全体的に隙がないように見えるが、範囲だけはあまり優れておらず思った程殲滅しにくいのが最大の弱点。なのでどちらかと言うと1VS1で敵将を討ち取ったり、闘技場の相手を倒すのに向いている。
なお、必殺技を除く全ての攻撃のモーションはルキナと共通している。
ストーリーでは、序盤にリズ・フレデリクと共に登場。
覚醒の冒頭シーンをオマージュするように、足を滑らせ伸びていたシオンを発見して手を差し伸べている。
突如として現れた魔物の侵攻により崩壊したアイトリス王国の事情をシオンとリアンから聞いたクロムは「困っている人たちを放ってはおけない」と一行に同行することに。
旅の途中、アイトリス王国を救う手立てである「炎の盾」を覚醒させるために必要な異界からの英雄の一人がクロムである事が判明した。
絆を深めると発生する絆会話では、ルフレとはクロムが炎の盾に認められたことについて話し合ったり、ルキナとは親子のふれあいをしたり、遠い祖先であるマルスと語りあったり、他にも異界で知り合った仲間たちと多様な会話をする。DLCを追加すれば、アクアと共通の悩みを分かち合ったり、甥っ子のウードに伯父としての寛大さを示そうと奮闘する姿を鑑賞することもできる。
余談だがFE無双の開発時、最初に作られたユニットがクロムであったと開発者から述べられている。
開発の際にFE無双のグラフィックを原作のムービーレベルにするという目的の下、既にムービーのモデルが存在していた覚醒のクロムがビジュアル面での下地となった。
ビジュアル面だけで無く、クロムはロードで剣を扱うといったスタンダードなアクションを用いる所から、無双での原作のアクション再現、表現の方向性を固めていく上での原点ともなった。
そのためクロムが完成するまでの作業はとても難航したそうだが、その後は他のキャラクターを複数平行して作ることができたそうである。
ニンドリドットコ厶「キャラクターの選定とその難しさ・すべてはクロムから始まった」
ファイアーエムブレムエンゲージ
第3弾DLCの紋章師としてルフレとコンビを組んで登場。
エンゲージスキル「半身」によりルフレがチェインアタックへ参加したり、七色の叫びで味方を強化するといった両刀戦法だけでなく軍全体への貢献を得意とする紋章士達。
後方支援として「七色の叫び」以外に「不意打ち」で回避地形から一方的に攻撃したり、「カリスマ」による命中率が増加したチェインアタックで敵をたたみかける等臨機応戦に策を講じられる。
「七色の叫び」は「応援」コマンドを使用可能となり、隣接する味方ユニットにHP・体格・移動力を除く計7つの基本能力が3上昇する。
強化版である「七色の叫び+」では効果範囲が周囲2マスとなり、かなり応用が効くようになる。
ベレトの「指導」による能力上昇と重複可能、あちらがエンゲージスキルに対してこちらは通常スキルなため扱いやすい。
エンゲージスキル「半身」は自分から攻撃したときルフレがチェインアタックを行う、また魔力も大きく強化される。
エンゲージ技「ギガサンダーソード」は物理攻撃力で放つ魔法攻撃で剣装備のみで使用可能。
エンゲージウエポンの一つ「トロン」は射程1-2で威力が低いが追撃可能と、通常のトロン(射程1-3、高威力、追撃不可)とは全く性能が異なるため注意。
物理ユニットまたはセリーヌの様な両刀タイプに向いているか。
外部出演
『FE覚醒』がシリーズ復活の立役者であることもあってか、外部出演の頻度が高い。
モンスターハンターフロンティアG(Wii U版)
クロムになりきれる装備「聖王シリーズ」が登場。娘のルキナ(英雄王シリーズ)共々かなりクオリティの高い仕上がりになっている。
大乱闘スマッシュブラザーズシリーズ
大乱闘スマッシュブラザーズ for Nintendo 3DS / Wii U
一応本作から登場している。
……が。
まさかの不参戦。
ステージに『覚醒』のフェリア闘技場があることが当初から発表されていたため、参戦するなら主人公の一角であるクロムが最有力と思われていた。
しかし、実際にはもう一方の主人公であるルフレとクロムの娘であるルキナが参戦し、クロムは動画の冒頭から、動画の〆に彼らと先輩たちが4人そろって格好良くポーズを決めたのちも終始倒れたままであった。
彼らをしり目に「俺の出番はないのか…」とつぶやき顔を伏せる彼の姿には笑い、もとい涙を禁じ得ない。
ディレクターの桜井氏曰く、無論クロムをファイターとして出すことは考えたという。しかしマルスとアイクの中間の剣士にしかならないので面白みを見いだせないと参戦を諦める判断に至ったのだそう。
一応出番は「なくはないです。」とのことで、ルフレの最後の切りふだ「ダブル」にてデュアルアタックのパートナーとして登場する。
『for Wii U』ではピットのスマッシュアピール(ルフレの解説時)にも登場しているが、その時には「アイクと被りそう」「天空で上昇も出来ない」など、製作の裏事情のようなものが聞ける。
大乱闘スマッシュブラザーズSPECIAL
ルキナの親だけあってか、クロムも根本の強判定が無く、どこで当てても攻撃力が変わらない。
相手に接近しないとパワーを発揮できないロイとは違い、攻撃力が統一されているおかげでリーチの長さを存分に活かせるのが魅力。
しかし、クロムは剣の性質以外にも、ロイとは大きく異なる点がいくつかある。
詳しい解説はクロム(ファイター)を参照。
プロジェクトクロスゾーン2
娘のルキナ、そして『ゼノブレイド』のフィオルンと共にゲスト参戦。
ルキナとのペアユニットで、屍兵に盗まれた炎の台座を取り戻すべく異世界から現れたユーリ・ローウェル達と共に戦うことに。
ストーリー内ではクロムは常にルキナに気を配っており、ルキナが(クロムが隣にいるせいか)いつも以上に好奇心を働かすとそれをクロムがフォローしたり、ルキナが色々な意味で危なくなった時には(是非本編でご確認を)絶対死守しようとしたりと原作以上の親馬鹿っぷりを見せてくれた。同時に、バトル掛け合いでは親子で互いに心配りし、戦闘中はルキナに背中を預けたりなど、親として見守りつつも、一人の戦士としてルキナを信頼している様子を見せていた。
そして、元来持ち合わせているイケイケな性格ですぐに有栖零児らと打ち解け、正義感溢れるその姿勢で悪と対峙する姿は原作でのクロムとなんら遜色はなく、個性豊かな面々が揃っている中でもしっかり活躍してみせた。
掛け合い
PXZ2内でのキャラ掛け合いはネタのオンパレードで、その一部をあげると、
- FEのメタネタをぶつけられ親子二人で戸惑う。
- 恒例の中の人ネタが炸裂。
- 他のキャラの個性的な面に感化され、よからぬ方向に行きそうになってるルキナをクロムが心配or引き止める。
- 隙あらば他社のキャラや敵をクロムが自らの自警団に引き込もうと勧誘活動をする。
- 元の世界のキャラが後々苦労しそうな案を他のキャラから提示されそれを参考にしたり。etc…
と、ボケとツッコミを兼用していた。
この他にもまだまだネタの掛け合いがあり、どれも原作ファンなら腹筋崩壊ものである。
余談
ちなみにこのクロムの参戦が発表されたTGS2015の会場にて、クロム役の杉田智和氏がPVにアドリブでナレーションをつけ、その時にクロムの参戦が映し出されたタイミングで、
と咆哮し、それと同時に会場の方は歓喜の渦と笑いの渦に満ち盛り上がった。
ニコニコ動画「プロジェクトクロスゾーン2 クロム・ルキナ・フィオルン参戦動画」(ナレーション杉田智和version)
メイドインワリオゴージャス
プチゲームの一つに「ファイアーエムブレム覚醒」が登場。シリーズ初のFEプチゲーム化。操作するユニットがクロムである。
本プチゲームはストーリーモードではピコピコリーグ・ファイブワットにて出現する。
指令は全部で二種類ある。
てきを たおせ!
戦闘マップ上のクロムを敵ユニットの隣に「移動」し、「攻撃」して倒す内容。
敵ユニット役はハンサム。
ゲームのレベルが上がると、マップに壁と中立の緑ユニットが出現。
緑ユニットは引っ掛けで設置されているのだろうが、兵種はソルジャー。一方ハンサムはバーサーカーなので、見かけも全く違うため原作をプレイしたことある人は戸惑わないだろう。
カーソルはこのプチゲーム内では壁を超えることができない。壁の向こうにハンサムがいた場合はカーソルも壁を避けて動かさなければならない。
ちなみに、プチゲームなので十字ボタン(アナログパッド)とAボタンしか使わない。Bボタンによるキャンセルができないのでクロムを誤った地点に移動させてしまうと失敗が確定する。
その際、一応「待機」コマンドが出るがここでは選んでも意味がない。
たいき しろ!
ゲームのレベルが3の時、まれにこちらの指令になる。
この指令の場合、中立も敵もおらずクロムだけが画面にいる状態になる。
クロムを適当な場所に(その場でもいいが)移動させて「待機」コマンドを選べば成功。
スピードが遅いうちは簡単だが、速くなってきた頃に敵を探してしまわないように。
ドラガリアロスト
「事と次第によっては、お前をこの場で倒さねばならん」
2020年4月30日~5月12日の間に期間限定開催されたドラガリアロストとファイアーエムブレムヒーローズとのコラボイベント。
ファイアーエムブレム新たなる扉にてクロムがドラガリアに参戦。
レアリティは星5。期間限定なのでガチャが復刻されない限り手に入らないため、現在は入手が厳しい状態である。
属性は火。武器種は剣の攻撃タイプである。
スキルは聖王の剣・天空・覚醒天空の3つである。
聖王の剣は敵にダメージを与えつつ、自身に「覚醒の炎」というバフを付与させる。
この覚醒の炎が残り2つのスキルを発動させる条件である。
天空は覚醒の炎を纏った状態且つSPゲージを消費することで発動。効果は原作の天空と同様に敵にダメージを与えつつ、自身を回復させるドレイン機能を備えている。しかしモーションだけは原作の天空とは異なるものとなっている。
原作でのクロムの天空は、敵に一撃与えて後方に下がり、そこからもう一撃叩き込むというスタイルだったが、なんとドラガリアではアイクの天空と同じ空中回転斬りで斬りかかる。
更にこの天空には上の段階がある。それが3つ目のスキル覚醒天空である。
発動条件は覚醒の炎を3つ付与し、SPゲージを3本消費。更にアビリティ「王の器」を習得して初めて発動できる大技である。
発動条件は骨が折れるが、その威力は折り紙つきであり、天空の10倍以上のダメージを与えることが可能となる。敵との相性などダメージを与える環境が整うと更に上のダメージを与えることも。
スキルを上手く駆使し、高火力を叩き込む浪漫あふれるキャラとなっている。
イベントではボスとしても登場する。
ボスとして登場する際は技が異なり、火輪と燐火という技を使う。
火輪は炎を纏った剣で回転斬りを繰り出す。
燐火は蒼炎を周囲に繰り出す技である。
どこかの炎の子と蒼炎の勇者もビックリな炎の使い手として猛威を振るう。
※ここから先はイベントシナリオのネタバレとクロムのキャラストーリーのネタバレを含んでおります。※
シナリオでは、雷神トールの野望を阻止する為に特務機関ヴァイス・ブレイブの一員としてアルフォンス・シャロン・クロムが激闘を繰り広げる事になる。
しかし激闘も虚しく、ヴァイス・ブレイブは破れ、アルフォンスは雷神トールに囚われ、クロムとシャロンは異界アルベリアの世界に飛ばされる事になる。
しかもクロムはシャロン達とは時間軸の異なるアルベリア。絶望の未来のアルベリアに飛ばされる事になる(余談だが、クロムは覚醒のDLCストーリー「絶望の未来」編でも異界の未来世界に行っている。)。
絶望の未来に飛ばされたクロムは敵襲に襲われるが、その窮地を救ったゼシア王女の助力によって窮地を乗り切り、アルベリアの世界についての事情を知る事になる。
ゼシア王女の兄、ユーディル王子が雷神トールの手によって魔神と化してしまった事によって世界は絶望に包まれてしまい、人々からは生きる希望が消失してしまっていた。
その状況を見かねたクロムは、絶望の未来を変える為に、自警団を結成をする。
最初こそ人々は運命を変えられるか疑心暗鬼にあったが、クロムが先頭に立ち、自警団を引っ張っていく事で着々と戦果を上げ、徐々に人々の中に希望が芽生え始める。
その勢いに乗り、自警団は遠征を行い、絶望の未来を変える手段を手にする。
運命を変えられる一歩手前まできた。その時、クロムは再び雷神トールの襲撃に遭う。
自警団と雷神トールによる全面戦争に突入するが、圧倒的な雷神トールの力の前に自警団は成す術無く、自警団の本拠地である城ごと壊滅してしまう。
倒れていく仲間達を救う事が出来なかったクロムは己の非力さを攻めるが、その感傷に浸る間もなく敵襲に遭う。
何とか敵襲を押しのけた先で、クロムは瀕死の致命傷を負ったゼシア王女を発見する。
余命僅かなゼシア王女はクロムに世界を救う為の手段を持って、過去に行くよう促す。
過去を救い、絶望の未来を変える。奇しくも、娘ルキナと同じ運命をクロムは辿る事になる。
その後、クロムは絶望の未来で失った仲間達の想いを胸に過去に行き、シャロン王女、そしてまだ魔神化していないユーディル王子と対面する。
絶望の未来を招く原因であるユーディル王子を前に、クロムは本当にユーディル王子が世界を滅ぼす存在かどうかを確かめる為、剣を交える事となる。
「ユーディル王子。お前が未来を託すに相応しいかどうか試させて貰うぞ」
小ネタ
クロムのイラストやホーム画面での会話や、キャラ画面での会話、戦闘中の会話では沢山の原作ネタで溢れている。
クロムのイラストの背後にはリズやフレデリクがいる。2人が直接関わって来ることは無いがクロムを見守る形でドラガリアに参戦している。
クロムとの会話では、その場にはいないルフレやルキナを示唆する会話や、屍兵に関する話しが聞けたりする。壁に穴を開けてしまうことを申し訳無さそうに話したりするが、どの世界でも壁に穴を開けてるのでこれに関しては平常運転というほかない。
中でも料理の腕に関する話しがクロムの口から語られるが、家族中から酷い味だと評判らしい。実際クロムのキャラストーリーで、風邪で寝込んだゼシア王女を元気付けるため、子供達と共に料理を作る微笑ましいエピソードがある。が、出来は…お察しください。
共に料理を作った男の子からは「僕より下手!」と散々に言われたり。逆に女の子からは「お兄ちゃんがお野菜を天空斬りした時は行けると思ったのに…」と、包丁裁きに関しては一定の評価を得ている。…いや包丁で裁いたかどうか明確な描写は無く、実際はルキナの弟妹のようにファルシオンで直に食材を切った可能性もある。なんにせよちゃんと料理をしてください。
戦闘では、ドラゴン化する際に、「マムクートになった様な気分だ」と言ったり、宝箱を開けた際に「匂いの箱とか欲しいんだが…」と覚醒の経験値稼ぎネタをぶっ込んでくる。
この様にストーリーでのシリアスで真面目な様子から小ネタまで幅広い姿を見せてくれる。現在はイベントが終了しているので観る手段が限られるが、復刻した際は是非とも狙ってみるのをオススメする。
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リズ エメリナ ルキナ ウード オーディン オフェリア マルス
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