ピット(ファイター)
ぴっと
当記事は「ピット」から分離・独立させています。
記事の肥大化を防ぐため、先方に当記事の内容を追加しないようお願い致します。
第3作『大乱闘スマッシュブラザーズX』(以下、『X』)から参戦。
ファイター番号は28、通り名はパルテナ軍親衛隊隊長。
アイスクライマーに続くファミコン枠・レトロ枠にあたるが、原作『光神話・パルテナの鏡』とあまりにもかけ離れた容姿だったため多くのユーザーを驚かせ、整形疑惑まで立てられた。
ちなみに、この容姿の変化は「もしピットがリンクのように時代と共にデザインが変化したらどうなるか?」というコンセプトのもと生まれたもので、設定的には顔は原作から変わっていないらしい。要するに、今がそんな時代だからしょうがない訳だ。
声は高山みなみが担当。
『X』で初めて声が付き、後の『新・光神話 パルテナの鏡』にデザインと共に引き継がれた。
非常にバランスが良く動かしやすい初心者向けのファイター。
通常必殺ワザは飛び道具として優れており復帰阻止しやすく、適度にふっとばすためサドンデスに持ち込まれても優位に運べる。
弱点は決定力の低さ。上必殺ワザで攻撃できないため、復帰阻止されやすい点にも注意が必要。
原作では「飛べない天使」とされているピットだが、スマブラでは1度に3回の空中ジャンプが可能。
また、『X』では「滑空」が使える。
『大乱闘スマッシュブラザーズ for Nintendo 3DS / Wii U』(以下、『for』)では『新・光神話 パルテナの鏡』仕様となり、必殺ワザが一新された。
『大乱闘スマッシュブラザーズSPECIAL』(以下、『SP』)では百裂攻撃が両剣を振り回すものから双剣での袈裟斬りに、ダッシュ攻撃が神弓を突き出すものから斬りかかるものに変更されている。
必殺ワザ(『X』)
『X』のピットは反射ワザを2つ持つ。
- 通常必殺ワザ:パルテナアロー
光の矢を放つ。ためてから撃つタイプの飛び道具。
真横と真上の2方向に打ち分けられる他、上下入力で大きく軌道を変えられる。射程はなんと無限。なので画面外に飛んで行くまで持続する。そのため空中で矢を回す通称「矢回し」が可能。また、複数の矢を放てるので複数矢回しと言う曲芸が可能(ただし1人最大4本まで)。曲芸なため実戦には不向きだが稀に実戦で使う猛者がいるとか。
- 横必殺ワザ:エンジェリング
弓を回して攻撃。ボタンを連打するとそのまま回し続ける。
地上では使用時に少し前進する。また、飛び道具を1.5倍の攻撃力で反射する。
- 上必殺ワザ:イカロスの翼
翼にオーラをまとい、自由に空を飛ぶ。
地味に相手を少し押し出す他、キャンセルして攻撃に移ることもできる。
ただし、一度使うと着地するまで使用できなくなるので注意(攻撃を受けてもダメ)。また、途中でキャンセルしなかった場合はしりもち落下になる。
- 下必殺ワザ:鏡の盾
盾を構えて相手の攻撃を防ぐ。
飛び道具の場合は1.5倍の攻撃力で反射する。
- 最後の切りふだ:パルテナ親衛隊
親衛隊のイカロスたちを呼び出し、相手に突撃させる。
ランダムに誰か一人を狙ってくるのでかなり惑わされやすい。
『新・光神話 パルテナの鏡』の「神器」を使う。
- 通常必殺ワザ:パルテナの神弓
モーションは変更されており、矢の射程が減少、矢が画面内にある間はNBが再使用できない等のナーフがされているが、弾速が遅くなったことで誘導しやすくなっている。
ダッシュファイターであるブラックピットの「神弓シルバーリップ」の方が、原作の「パルテナの神弓」に近い性能となっている。
- 横必殺ワザ:豪腕ダッシュアッパー
突進してから思いっきりアッパーカットをかます。
突進中はスーパーアーマーが付くため強引に殴り込める。また、相手の飛び道具を無効化する。
その代わりなのか、いかにも強くふっとばしそうな見た目に反して、ふっとばし力は平凡。
- 上必殺ワザ:飛翔の奇跡
奇跡の力で飛び上がる。左右入力である程度角度を変えられる。
原作では5分間飛べるが、さすがにスマブラでは一瞬だけ。パルテナ曰く「大乱闘用に、ピットの意思で短く使える飛翔の奇跡をかけています」とのこと。
- 下必殺ワザ:衛星ガーディアンズ
『X』の鏡の盾と似ているが、こちらは前後に盾を展開するため後方もカバーできる。
ただし盾は一定のダメージを受けると壊れてしまい、しばらくの間出せなくなる。
- 最後の切りふだ(『for』):三種の神器
多彩な遠距離攻撃を8回ランダムで次々に繰り出し、最後は画面をランダムに縦断する光の柱でフィニッシュ。
光の柱はランダム要素が強いが、それ以外はすべて前方への攻撃なので、相手の方を向いて使うと良い。
- 最後の切りふだ(『SP』):光の戦車
光の戦車に乗り込み、照準を合わせて突撃。
簡単に言えばドラグーンの下位互換。
亜空の使者
ストーリーの序盤から登場。
『X』から初参戦したファイターの中で最も出番が多く、かなり高い頻度で活躍している。
天界で泉からマリオとカービィの対決を観戦していたが、突如空中スタジアムが亜空間爆弾の爆発で亜空間に包まれてしまう事を目撃する。
そこへ、後ろにパルテナが現れ、ピットにパルテナの神弓を授け、亜空軍の征伐のために天界から地上へ降り立った。
雲の上で偶然フィギュア化されてしまったマリオを発見し、マリオを復活させマリオと共に共闘する事になる。
エインシャント卿を追いかける途中ではマリオを踏み台にしたが、一歩届かなかった。このシーンが一番有名。
ゼルダを助けた場合は、ニセゼルダがリンクとヨッシーをダークキャノンを向けて発射しようとするが、パルテナの神弓で切り付けて阻止し、マリオと共にニセゼルダと戦う(ピーチを助けた場合はニセピーチに狙われ、リンクが阻止する事になる)。
その後、誤解によりリンク達に挑まれてしまうが、勝利後に誤解が解けたことにより、カービィ、リンク、ヨッシーと合流し、以降は5人の戦士として行動した。
スマッシュアピール
『大乱闘スマッシュブラザーズ_for_Wii_U』(以下、『for Wii U』)と『大乱闘スマッシュブラザーズSPECIAL』ではステージ「エンジェランド」でスマッシュアピールが可能。
リンクやマルスといったイケメンのファイターに嫉妬したり、ゼロスーツサムスの色っぽい容姿に躊躇したり、ファルコをキジにちなんできびだんご持ってくれば良かったかなと口にしたりする場面も。
なお、『for Wii U』『SP』共にDLCファイター(『SP』早期購入特典のパックンフラワーを除く)には固有の内容が用意されておらず、「データがない」「異世界からの乱入者」と言われる。
因みにスマッシュアピール時のモーションは『X』の勝利ポーズの一つが元ネタ。