概要
CV:大本眞基子
タグでは「ナチュレ」のみの登録が多い。
初登場は第11章。この章から戦うことになる新勢力・自然軍の長であり、大地や自然を司る女神。自然王という肩書を持つがれっきとした女性である(11章のタイトル「自然王ナチュレ」を見て開始したら少女が現れて驚いたプレイヤーもいたとか)。
自然を破壊し、互いに滅ぼしあい、自らだけが食物連鎖から逃れようとする人間を根絶しようと目論んでいる。
このことから、闇雲に魂を狩る冥府軍だけでなく、人間に味方し導く存在であるパルテナとも敵対関係にある。
外見・設定
幼い少女の姿をしており(身体年齢8歳)、赤いドレスに花や植物の蔓をあしらった装飾品、身の丈よりも大きな杖が主な特徴である。
その外見に反して口調は老獪である。いわゆるロリババア(もしくはのじゃロリ)。
基本的に非常に真面目だが(ハデスがワザとボケまくるのでそのような立場にならざるを得ないのだろうが)、意外とノリは良いらしく、ピットとパルテナの夫婦漫才によくツッコミを入れたり、二人からのフリもしっかり実行する。
買い物はエコバッグ持参、外食では割り箸を使わない(マイ箸派らしい)、ゴミは15種類に分ける……などなど庶民派でオカンな神様。尚割り箸に関してだが、一般的に流通している割り箸は間伐材から作られたものが殆どのため、基本的に環境を破壊する事は無い。
「脳トレ」で出た脳年齢は24歳らしい。
「破壊王」と言われると怒るのだが、本編中でやっていた事は誰がどう見ても「破壊」そのものである。
18章以降
ある程度ゲームを進めると、洗脳されたパルテナを助けるため、ピットと協力する事になる。
そのため、ピット達にツンデレと指摘された。
否定せずにツンデレのお約束の台詞で言い返すあたり、自覚はあるのかもしれない。
なお出撃前の画面は専用の部屋になっている。エンディング後は自由に出入りできる(出来た所で特に意味はない)。
因みに同じ女神ゆえか、扱える奇跡がパルテナとほぼ同じである。
大乱闘スマッシュブラザーズシリーズ
『大乱闘スマッシュブラザーズforNintendo3DS』ではステージ「初期化爆弾の森」にて、背景に姿を現す。ものすごく大きく映るが、これは幻影であってナチュレ本人ではない。
本物のナチュレはフィギュアで登場している。
『for Wii U』ではフィギュアはないものの、ステージ「エンジェランド」にてピットのスマッシュアピールで登場。原作同様にピットやパルテナと天界漫才を繰り広げた。
2015年9月30日にはナチュレを模したMiiファイターコスチュームが配信された。
接近戦闘の剣術タイプ用だが、コスチューム自体は漆黒の騎士並に完成度が高い。
『大乱闘スマッシュブラザーズSPECIAL』でもナチュレがファイターとして参戦することはなかったが、アドベンチャーモード「灯火の星」にて光の化身キーラ配下の1個体、レジェンドクラスのスピリットとしてプレイヤーを待ち受けている。
このバトルには制限時間があり、手早くケリを付けないと初期化爆弾を投下されたところでちょうど時間切れ負けになってしまう。
相手はナチュレのコスチュームを着たMiiファイター剣術タイプだが、このMiiファイターのボイスは大本氏が担当するタイプ6。
しかも護衛として同じく大本氏が声優を担当するカービィが登場。岩石で出来た「剛力のロッカ」をイメージしてか「石ころへんしん」を連発する。
なにかと細かいネタが多いスピリッツバトルであるが、彼女の場合はまさかの声優ネタである。
どうなるかのう?という言葉の意味はこういうことだったのだろうか…?
サポータースピリットとしてのナチュレの個性はメタル化した相手への特効を付与する「メタルキラー」。人類の文明を破壊しようと目論むナチュレらしい個性と言える。
Miiファイターは必殺ワザをカスタマイズできるがナチュレ戦は竜巻を飛ばすトルネードショット、突進する疾風突き、虹の軌跡で反射させるリバーススラッシュとこちらも自然由来のワザ構成になっている。
なお、「灯火の星」で倒さなくとも他の複数スピリットと交換して召喚し仲間にすることもできる。
また、別に彼女を仲間にしなくともブラックピットは飛翔の奇跡を使えるのでその点は安心。
また、エンジェランドでブラックピットを相手にしている際のスマッシュアピールからも分かる事だが、ブラックピットを自然軍幹部として自らの配下にしている。一時共闘したからと言って女神パルテナを認めた訳ではないようだ。冥府軍との戦いは終わったが、ピットの戦いはまだ終わってなかった。
なお本作でも天界漫才は健在。遺伝子操作により生まれた存在については難しいが破棄すべきと思い悩んでいるが、人間滅亡後新たな文明を築いた存在については人類滅亡ざまあみろと言わんばかりに笑っていた。
余談
担当声優の大本眞基子氏は本作のディレクターの代表作でカービィの声を当てている縁があり、本作の全キャラクターの仮音声を担当していた。
大本氏の演じるナチュレ以上にしっくりくる声が他に見つからなかったことから、そのまま本採用で演じることとなった経緯がある。
名前の由来はは英語で「自然」を意味する「ナチュラル」、もしくは同意義の"Nature"(ネイチャー)のローマ字読みからだろう。
海外名の"Viridi"(ヴィリジ)は新緑色を示すヴィリジアンからと見られる。
なお、ギリシャ神話では「大地や自然を司る豊穣の女神」としてデメテル神やキュベレー神がいるが、それらとは全く縁のない名前となっている。ナチュレが登場する11章からギリシャ神話から逸脱した展開となっていくことを示すものとも言えるが、詳細な理由は不明(終盤に登場する神器神ディントスは名前にギリシャ神話の鍛冶神ヘパイストスの影響が見られる)。
自然のイメージや海外名に反して緑色ではなく「赤色」がイメージカラーに当てられているが、これはディレクター曰く緑だとパルテナの髪色と被る事から「生命の象徴である血液の色」として赤にしたとの事である。
ゲーム中の会話などでは立ち絵がそのまま反転する問題上、画面の右に立つか左に立つかでサイドテールが逆になったりしている。
ピクシブでは中の人繋がりでカービィと一緒に描かれる機会が多い。
関連イラスト
関連タグ
ナチュブラ:ブラピとのカップリングで、ピッパルの自然軍版とも言える。
小牟:なんか(スマブラでの)ナチュレのネタ方面での立ち位置的には似たような存在。もしも出会ったらネタ方面で収拾がつかなくなりそうである。
ソティス:まさかの第二の「のじゃロリ」キャラとしてこっちが『大乱闘スマッシュブラザーズSPECIAL』に参戦ファイター(のついで的に)登場する。なお、DLCファイターである都合上、ピットのスマッシュアピールでの会話は実装されていない為会うことは無いが、会ったら会ったでややこしい事になりそうである。