概要
クロムとルフレは本編中では王子と軍師という関係にあり、またプレイヤーのプレイ次第では様々なストーリーを楽しむ事が出来る組み合わせでもある。
数あるFEの組み合わせの中でも人気の高いひとつ。
なお「ルフレ」はデフォルトの名前であるため、必ずしもこの名前とは限らない。
またクロムと男性マイユニットの組み合わせの場合はクロル腐と付けることを推奨する。
二人の出会いは妹と副長を連れてイーリスとペレジアとの国境付近を警戒中であったクロムが道の真ん中で寝ていた人物を発見するところから始まる。
その人物は自分の名が「ルフレ」であること以外の記憶がなく、なぜか助け起こした人物をクロムと呼べたことにも頭を抱えるばかり。三人は首をかしげつつ、この不審人物を連行することを決定した。
その後、クロムたちは盗賊が街を襲撃している場面に遭遇。武器を構え戦闘に入ったクロムたちが見たのは、付いてきたルフレが鮮やかに戦局を読み切る様であった。思わぬ助力で難なく盗賊を撃退したクロムはクロム自警団に欲しかった人材だとルフレを軍師にスカウト。ルフレもクロムの誘いを快く承諾した。
こうして王子と軍師という関係が成立したのである。
ここから作品の物語を通して共に戦い、絆を深めていき、お互いを相棒と呼び合い支え合い、
そして最終的には半身と呼び合うほどの関係を築いていく。
クロムは正面から突っ込むタイプであり、それをルフレが軍師の才能でフォローしていくという関係性。何気ない会話でもクロムとルフレの信頼関係が垣間見ることができる。
そしてラスボス戦のラストシーンや分岐エンディングでのムービーなどでは、クロムとルフレが互いになくてはならない存在であることが強く感じられる名シーンとなっている。
また本編から外れて支援会話などに目を移すと二人の違った関係を見ることができる。
特に女性ルフレとクロムの支援会話ではクロムとルフレがお互いラッキースケベをかますという、なんともニヤニヤしてしまうイベントが発生する。
さらにそこからの結婚イベントはよりドギマギしてしまうに違いない。
ストーリーに変化を与える関係
ルフレはマイユニット、つまりプレイヤー自身であるため、クロムとの関係はそのプレイヤー次第で変わる。クロムとの関係が変わると本編の内容にも少し影響を与える。
その関係を例に挙げれば、
1.互いの友情で支え合う親友のパターン
2.クロムの妻となり愛し合うパターン
3.ルフレがクロムの娘か息子と結婚して、クロムが義理の父親になるパターン
…などがある。
このうち2のパターンか、3のパターンで男ルフレがルキナと結婚している場合、本編のとあるイベントに大きな影響を与える。これらは是非本編で直接観てみることを推奨します。
絆の夏
覚醒の有料DLC「絆の夏」では夏のバカンスをクロム自警団が満喫するイベントが収録されている。…が、そこは腐ってもファイアーエムブレム。バカンスという名の敵の襲撃もついてくるのはご愛嬌。
このDLCでは本編の支援会話以外でのユニット同士の会話が楽しめ、且つクロム・ガイア・ティアモ・サーリャの水着姿スチール。更にソーサラー職のユニットは3Dモデルで水着姿になれるというてんこ盛りイベントである。
このDLC限定の会話ではなんと、クロムと女性ルフレが結婚している場合は特別な会話が鑑賞できる。その内容は最早公式が最大手。こちらも一見の価値アリなので是非ともチェックしていただきたい。
「覚醒」以外でのクロルフ
ファイアーエムブレムif
次シリーズとして発売されたファイアーエムブレムifのDLCにて『覚醒との邂逅』というバトルイベントが配信された。「覚醒」序章の直前の話となっており、エピローグが「覚醒」本編と同じクロムとルフレの出会いのシーンとなっている。
ファイアーエムブレム無双
クロムとルフレの絆会話が男女それぞれのパターンで鑑賞できる(内容は同一)。覚醒勢の加入タイミングが早いことなどもあって、大半のプレイヤーが最初に見られるようになる会話だといえる。
大乱闘スマッシュブラザーズシリーズ
大乱闘スマッシュブラザーズ for Nintendo 3DS / Wii Uではルフレがプレイアブルキャラとして参戦を果たし、クロムはルフレの「最後の切りふだ」での登場となった。
『ダブル』という名称でクロムとルフレの二人の息の合ったコンビネーション技が炸裂する。この技は決まると二人の連撃がド派手に繰り広げられて非常にカッコいい。
そしてルフレの勝利画面の中にはクロムと一緒に登場するパターンがある。
その時のセリフが、
男ルフレの場合は「僕達は互いに絆で結ばれているんだ」、
女ルフレの場合は「私があなたの半身になります」
となる。
これらのセリフはクロムとルフレの関係性を明確に表現したものとなっている。
更に、ルフレの天界漫才の中でクロムがルフレの説明する時に、『剣ひと筋の俺が参戦するより、活躍してくれるさ。』と、参戦出来なかった自分の事よりも、参戦したルフレの事を誇らしく思ってる様子を見せている。など、大乱闘の世界でも二人の絆が硬いものであるという描写が各地に散りばめられている。
次のシリーズである『大乱闘スマッシュブラザーズSPECIAL』ではクロムもファイターとして参戦を果たし、ルフレやルキナとの共闘が可能になった。
ただし、ルフレの「最後の切りふだ」は変更されなかったため、クロムがクロムに吹き飛ばされてルフレとクロムにボコボコにされたり、勝利ポーズをきめるルフレとクロムを拍手で称えるクロムがみられたりとクロムのネタ度が増し増しになっている気もするが喜ばしいことである。
クロムとルキナでは戦闘後に特殊会話が発生するが、残念ながらクロムとルフレでは特殊会話が収録されていないのはちょっと残念。
しかし前作の不参戦から考えると、クロムとルフレが共に同じ舞台で戦えているだけでも大躍進といえる。更にクロムの「勝ちあがり乱闘」では、クロムがルキナやルフレと交互にタッグを組み合わながら戦いを進めていき、最終戦のマスターハンド&クレイジーハンド戦では、クロムと女性ルフレのタッグマッチとなる。
『スマブラ』の創造神と破壊神に、クロムとルフレがタッグで立ち向かうという絵面は中々に胸熱な展開である。
クロムの天界漫才ではピット達がクロムの参戦を祝福している。
また前作はクロムがルフレの天界漫才にゲスト参戦していたが今回はなくなった。ちなみに新しい会話ではクロムの友達の盛大なネタバレに言及しかけてナチュレに「核心に触れ過ぎじゃ!」とたしなめられる内容となっている。