当記事は「クロム(FE覚醒)」から分離・独立させています。
記事の肥大化を防ぐため、先方に当記事の内容を追加しないようお願い致します。
概要
『大乱闘スマッシュブラザーズ for Nintendo 3DS / Wii U』では「なくはないです。」とされてしまったクロムだが、続く『大乱闘スマッシュブラザーズ SPECIAL』ではロイのダッシュファイターとして念願の参戦を果たした。
ファイター番号は25'、通り名は英雄王の末裔。
娘のルキナもロイのベースになったファイターのダッシュファイターとして参戦しているため、結果的に彼女と似た剣術を使うようになっている。
ロイとの違い
ルキナの親だけあってか、クロムも根本の強判定が無く、どこで当てても攻撃力が変わらない。
相手に接近しないとパワーを発揮できないロイとは違い、攻撃力が統一されているおかげでリーチの長さを存分に活かせるのが魅力。
しかし、クロムは剣の性質以外にも、ロイとは大きく異なる点がいくつかある。
弱攻撃、横強攻撃、上強攻撃はロイが逆手持ちなのに対し、クロムは順手で繰り出す。このおかげでリーチがさらに伸びると言う嬉しい誤算も。
また、各種火炎属性のワザが切り裂き属性に変更されており、上スマッシュ攻撃や通常必殺ワザには風のエフェクトが付与されている。特に上スマッシュ攻撃はヒットストップ短縮の恩恵が強く、ロイよりベクトル変更の影響を受けにくいという強みもある。
その他、炎で発動するギミックを発動させられないが、誤って爆薬箱などを引火させる危険性も薄くなっている。
上必殺ワザはロイと全く異なる「翔流斬」。
原作『覚醒』のムービーや『無双』でも見せた大ジャンプからの回転斬りを再現したワザ。
アイクの「天空」と似ているが、こちらは剣を投げないため復帰妨害を受けやすくなっており、復帰力に関しては最下位争いに加われるほど悲惨で擦り当てだけで復帰できないレベル。アイクと違い、横復帰もできない。
そのぶん攻撃ワザとしてはスーパーアーマーが付いているだけでなくメテオ効果まで存在し、これを活かした道連れも出来るため非常に優秀。
また、復帰妨害に弱いとは言うものの、ある程度の工夫は可能。特に少し崖から飛ばされた程度ならば位置やタイミングをずらす余裕ができる。しかも上手く位置を調整すれば下手に手を出して巻き込まれた相手だけをメテオで落とし、自分は悠々と崖に掴まって復帰ということもできる。
最後の切りふだもロイと違い「覚醒天空」。
『覚醒』におけるマスターロードの奥義スキル「天空」を再現したもので、相手をふっとばす際にクロム自身が「天! 空!」と叫んでいる。
マルス達のように長距離を突進するが、途中でブレーキをかけることができないため自滅に注意。
ちなみに名称が違うからか、マルス達のようなHPゲージは出ない。
根本と先端の区別が無くなった事で、慎重なプレイスタイルでも通じる性能になっている。
ロイにも言えることなのだがコンボ火力も高く、ふっとばし力も地上ワザに関してはほとんど下がっていないため非常に優秀。特に地上戦においては全ファイター中最強とも名高い。
逆にロイのような根本の強いふっとばし力が無い故に、剣のリーチが活かしづらい相手にはロイに比べて純粋な撃墜力と攻撃力不足で差をつけられており、特に空中ワザ(空中戦)はロイの方に軍配が上がる。横必殺ワザや下必殺ワザもふっとばし力の低下が著しい。
どれも一長一短な関係でどうカバーするかが技量の見せ所だろう。
また、上Bの復帰力の低さも相まって、少しでも崖外に放られるとなすすべなくやられてしまう事も少なくない。そのピーキーさから剣士版リトル・マックと呼ばれる事も。
総じてダッシュファイターの中では最も性能差が大きく、ロイとは別物といっても過言ではないファイター。
剣士のリーチを活かしながら素早く切り込みたい人にオススメ。
ちなみに通常Bもロイの性能を引き継いでいるので同じ様に『ホームランコンテストでバグレベルの飛距離を叩き出す事が可能』となっている。
その他
カラーバリエーション
ルキナと同様、クロムも8Pカラー以外は全て『覚醒』の男性キャラを元にしている。
ただし、髪の色は変わらない。
勝ちあがり乱闘「運命か、絆か」
ROUND | 敵 | 味方 |
---|---|---|
1 | ルキナ | (なし) |
2 | フォックス、ファルコ | ルキナ |
3 | ネス、リュカ | ルフレ(女性) |
4 | ドンキーコング、ディディーコング | ルキナ |
5 | ピーチ、デイジー | ルフレ(男性) |
6 | シモン、リヒター | ルキナ |
BOSS | マスターハンド&クレイジーハンド | ルフレ(女性) |
タイトルは『覚醒』の断章・23章より。
ROUND1は4章のマルス戦がモチーフ。
ROUND2以降はルキナ、ルフレを交互に味方に付けての2on2、言うなれば「絆」と「絆」のぶつかり合いとなる。原作の「デュアル」「ダブル」も意識しているかもしれない(原作では味方側しか使えない)。
余談
上必殺ワザでのセリフが4種類あり、その中には「残念だったな!」と言うものがあるが、これが復帰が届かず落ちていくクロムに対する皮肉として刺さり、新たなネタが誕生してしまった。ちなみにこの台詞は『無双』でも聞ける。
「残念だったな!…ヌワーーーッ!(すまん!)」
また、ルフレの最後の切りふだ「ダブル」で登場するパートナーとしても続投している。このため1Pカラーのクロムが1Pカラーのクロムを斬りまくるという異様な光景も見られる他、ルフレの勝利ポーズの1つにクロムが登場するパターンも続投している(似たような例として、パックンフラワーの勝利ポーズの一つで、1Pカラーのマリオと戦ったかどうかに関わらず1Pカラーのマリオが出てくる、といったものがある)。
一方でピットのスマッシュアピールに関しては変更され、彼の不参戦ネタを話す事は無くなり、クロム自身が会話に介入する事も無くなった。
彼の勝利ファンファーレは初期の頃はマルスなどと同じFE汎用のものだった。
Ver.3.0.0より、ルフレやルキナと同じ物(『「I」~為』)
に変更された(アップデートでファンファーレが変更された唯一の事例)。
勝ちあがり乱闘のスタッフロールで流れるBGMは『「I」~為』(新アレンジ版)が使用されているが、ルフレも全く同じBGMが使用されており、BGMが被る唯一の案件となっている(ちなみにルキナは同曲の原曲版が使用されている)。
pixivでは「マルス&ルキナ」とは違い、赤の他人だからかロイとクロムが一緒に描かれることは滅多に無い。
ちなみにクロムが確実にルキナの父親である為、地味にかつ特に原作を知らない人には気付かれにくいが、実はルキナの母親(になりうる者)が同じくファイターにいる。つまり、スマブラでは夫婦対決も親子対決も可能である。
もっと言えば実は父親ファイターとしてはスマブラ史上2人目である(一人目はクッパ)。しかも親子揃って参戦という点でも。
関連動画
関連タグ
マルス:ベースとなったロイはマルスをベースとしている
ルキナ:クロムやロイと同じくマルスをベースにしたファイター
24.ミュウツー → 25.ロイ / 25'.クロム → 26.Mr.ゲーム&ウォッチ