当記事は「ミュウツー」から分離・独立させています。
記事の肥大化を防ぐため、先方に当記事の内容を追加しないようお願い致します。
概要
第2作『大乱闘スマッシュブラザーズDX』から参戦。
ファイター番号は24、通り名は覚醒する遺伝子。
『ミュウツーの逆襲』の個体を元にしており、勝利画面では人間の言葉を喋る。
特徴
ゆるやかな動きが特徴で、移動は浮遊によるもの。更にアイテムを念力で持ち上げるという異例のファイター。
強攻撃や一部の空中ワザは長い尻尾を使うためリーチが長く、スマッシュ攻撃などでは暗黒を纏う。
復帰性能が非常に高く、距離が長い上、空中の軌道もあいまって妨害もされにくい。
単発火力に優れたチャージ系飛び道具をはじめ、各種スマッシュ攻撃、投げなど強力なワザが揃う。
しかし空中ワザは癖の強いワザが多く、ジャンプの軌道が独特過ぎるため当てるまでの練習が必要。
そして浮いているという性質のせいで体重が軽い。しかも体が大きい(=喰らい判定が広い)ため連続でダメージを貰いやすく、あっさり逆転されることも。
ダメージを貰わないように慎重に立ち回ることが求められる。
必殺ワザ
- 通常必殺ワザ:シャドーボール
ためてから放つ飛び道具。打ち出した時に反動で後ろに下がる。
『DX』では溜めている間にも攻撃判定があったが、『for』からはこの判定がなくなっている。
前述・後述の通りミュウツーは体重が軽いため、反射ワザに要注意。
- 横必殺ワザ:ねんりき
超能力で相手を浮かせる。飛び道具を反射することも可能。
『DX』では飛び道具を反射しても移動方向を逆にするだけ、つまり相手側の攻撃のままという謎仕様だった。『for』からはちゃんとミュウツー側の攻撃として反射するので安心してほしい。
- 上必殺ワザ:テレポート
入力した方向に瞬間移動する。攻撃はできない。
- 下必殺ワザ:かなしばり
目を光らせ、目の前の相手をふらふら状態にする。
意外にも飛び道具扱いのため、反射されて自分がふらふらになってしまうことも。シャドーボールと同様、反射ワザ持ちに対しては慎重に。
メガミュウツーYにメガシンカし、巨大な念力の詰まった貫通性の球を放つ。
当たると相手は拘束され、脳内に対して物理的と思われる電撃らしき衝撃を相手に叩きつけ、ふっとばす。
球のスピードは速めで大きいので、少しジャンプしながら撃つと当たりやすい。
切りふだにしてはあまりふっとばしは強くない。よって大量撃墜を狙うにはそこそこダメージがたまっている必要がある。
変遷
初参戦の『DX』では、その解禁条件が「対戦のべ時間が20時間を超える」か「対戦ゲームの試合を700回おこなう」という骨の折れるものであった。もっとも「のべ時間」というのはすべてのプレイヤーの合計なので、「時間無制限・アイテムスイッチをボム兵などの自動攻撃判定発生アイテムをオフ・ステージをポケモンスタジアムなどの強制スクロールとダメージギミックなしのステージ・プレイヤー4人全員を人間操作」に設定して対戦画面放置で5時間で解禁する事は出来た。
とはいえ、コントローラーを1つしか持ってないプレイヤーにとっては上記の通り骨が折れるようないばらの道であることは確かであり、当時はミュウツー解禁のためにコントローラーを買ったというプレイヤーもいたとか。
1番手っ取り早いのはガノンドロフを先に解禁して
『体力制乱闘で軽量級キャラを魔神拳の1撃で倒す』事だろう。
声優は『ミュウツーの逆襲』と同じく市村正親。
映画とは違い声に加工が加えられているが、星になったときはアニメのイメージからは想像できない拍子抜けした悲鳴が聞ける。
「体重が軽い」と前述したが、『DX』ではマルスより若干軽い程度で、自身よりもさらに軽い……というか軽すぎるファイターが多かったため、どちらかといえば中量級に属するファイターだった(平均90に対しミュウツーは85)。
ただし落下速度が遅いため、上方向にふっとばすワザに対して弱い。
シリーズ初の追加コンテンツとして復活した『for』では、諸々の事情で市村を起用できなかったらしく、藤原啓治が声を引き継いだ。
声の加工が行われているのは『DX』と同様だが、声質や演技は市村に寄せている為、うまく役にハマっており、違和感は無い。
アップデートで最も多くの強化を得たファイターの一角。
機動力の大幅な上昇(特に歩行速度・走行速度は1.2倍に)をはじめ、横スマ根本・空上のダメージ増加、空上のふっとび増加、空前の発生高速化、上スマの後隙減少、空下の持続増加、横スマ・空N・空後・空上の判定拡大、空中攻撃の着地隙減少…と、目に見えるほどにパワーアップを果たしている。
しかし、弱点の一つである体重の軽さが大幅に悪化(72)し、なんとプリンに次いで軽くなった。身体の大きさも相まって、防御力は事実上の最下位。
Ver.1.1.5で若干重くなったものの、それでもMr.ゲーム&ウォッチより軽い(74)。
『SP』ではどちらかといえば弱体化された部分が多い。
比較的目立つ部分としてはつかみ攻撃が電撃属性から暗黒属性に変更されたことと、尻尾の喰らい判定が先端近くまで拡大されたこと、体重が増えたこと(77→79)あたりか。
その他
イベント戦
『DX』の「ホントの最終決戦」では、ミュウツーがガノンドロフやギガクッパと組んで登場する。
ミュウツーは遠距離からシャドーボールを撃ってくる妨害がかなり鬱陶しい存在となる。他の2人が近距離メインなのに対し、ミュウツーは遠距離で援護してくるのが特に厄介。ギガクッパが大きすぎて気づきにくいのもポイント。かといってミュウツーばかり気に取られてると、超火力のガノンドロフ、そしてギガクッパの餌食となる。
このイベント戦をクリアすると終点が解禁される為、なんとしてでも倒したい。
勝ちあがり乱闘「洗脳による支配」
ROUND | 敵 | 味方(カラー) |
---|---|---|
1 | ネス、リュカ | (なし) |
2 | クラウド | リュカ(5P) |
3 | リュウ、ケン | クラウド(2P) |
4 | リヒター | ケン(2P) |
5 | パルテナ、ピット | リヒター(7P) |
6 | ピカチュウ、ピチュー、プリン、ルカリオ | ピット(6P) |
BOSS | マスターハンド&クレイジーハンド | ピカチュウ(2P) |
ROUND2以降では前のROUNDにいたファイターの一人を洗脳し、味方として参加させる。
それだけでなく色もピカチュウを除いて黒系統に変化し、更にボス戦を含めてBGMも洗脳されたファイターに関係した暗いものになっており、洗脳されたファイターの不気味さと悲しさが表れている。
味方ファイターは、いずれも原作でも洗脳されたことがあるキャラ(ピカチュウは『ミュウツーの逆襲』のコピーポケモンがモチーフ)である。ただししばしば洗脳されるデデデは未登場。
マスターハンド&クレイジーハンド戦で通常とは異なるBGMが流れるルートの一つ。
余談
『スマブラ』のファイター達は(一部例外を除いて)負けた時に拍手して勝者を称えるのだが、ミュウツーはイメージを反映してなのか、拍手せず不服そうに腕を組んで立っているだけである。
ミュウツーの他に拍手しないのは、アイスクライマーと(腕が短すぎるため拍手出来ないようにも見えるが)プリン、そして『X』のポケモントレーナーとディディーコングのみ。
後に実装された超大物ヴィランまで拍手していることを考えると、なかなかなかの異例である。