もしかして:猫に小判
データ
概要
初代から存在する技。
技の由来はそのまま「猫に小判」。日本の諺由来であるためそのままでは他言語に輸出できず、例えば英名「Pay Day」は給料日になっている。
戦闘終了時に金が拾えるという、第9世代現在まででも稀有な効果を持つ技。
現在習得できるのはニャース系統が自力で、チョロネコ系統がタマゴ技で習得するのみ。
それ以外では、かつて第3世代にて「ポケモンボックス ルビー&サファイア」に一つのカートリッジから500匹預けると、この技を覚えたエネコのタマゴが手に入ったほか、初代の時期に学年雑誌に付録としてついていた「ポケモンスタンプ」との連動企画でこの技を覚えた特別なオニドリルとギャロップが配布されたことがある。
他の猫ポケモンは習得できないが、まあ猫に小判(猫は小判の価値が分からないので、与えても意味が無い)なので仕方ない。そうするとチョロネコは小判の価値が分かるということなのだろうか。
対戦では「ひっかく」に毛が生えた程度の性能なので使われることは無い。
その為主な使用法はシナリオ中での金稼ぎ。
また、「おまもりこばん」や「こううんのおこう」の効果はこの技にも適用されるため、使用するポケモンにこれらの道具を持たせておくと拾えるお金も2倍になる。
レベル100の上記アイテム持ちなら一回で1000円拾えるので育て屋に預けたポケモンを引き取れる程度の金にはなるだろう。
ただし、道中トレーナーとの再戦やOパワーなど世代を重ねるごとに楽に賞金稼ぎができるようになっており、高レベルのポケモンを用意する手間は考えなければならない。
『ポケダン』ではこの技でトドメをささないとポケ(ポケダン世界のお金)を落とさないので注意。
何と初代ではわざマシン16に設定されていた。
ただ、習得者の基準が良くわからない事になっており、どういう事かサイドンやミュウツー(※)まで習得できた。更にいえばニャースの天命のライバルといえるピカチュウですら習得できた。
※ミュウツーは赤・緑・青のみ
ハネッコ系統も、開発段階では「ハネコ」という猫モチーフのポケモンだった名残でか、第2世代でのみタマゴ遺伝で覚えることが可能である。
ただし、ハネッコのタマゴグループ「妖精/植物」に該当する中でこの技を覚えられるのは、上記のピカチュウ系統だけである(陸上/妖精)。
つまり、「初代でピカチュウに技マシンで覚えさせた後、第2世代に送る必要がある」ので、意外とレアモノである。
ちなみに、初代ではトレーナーとの再戦は四天王+チャンピオン以外一切不可なので、実質本編クリア前にできる資金増殖はこれだけである(他には「ゲームセンターでアイテムを手に入れて売る」「ゴールデンボールブリッジのイベントで『負け→きんのたまをもらう』を繰り返す」などがあるがいずれも非効率)。
うっかり負けが込んでヤマブキシティに入るための飲み物代まで尽きたり、サファリゾーンに入れなくなってしまったらこれで頑張るしかなかったりする。特にニャースが野生出現しない赤・ピカチュウ版は猶更。だというのにわざマシン16入手にはなみのりが必須=サファリゾーンを攻略する必要がある(ピカ版では所持金0でもサファリゾーンには入れる)。
第4〜7世代ではペルシアンは枠がパワージェムに置き換えられて、レベルアップ、思い出しで習得できなかったが『LPLE』、及び『剣盾』で再び習得可能に。
ニャースが自力習得するレベルもねこだましやみだれひっかきなどの取得レベルが大幅に下がったことに対する調整なのか、レベル17~20の間で習得できていたものが第4世代から30に爆上がりしていたのだが、同様に『LPLE』で12に引き下げられ、『剣盾』でも継続してレベル12で習得できるようになっている。
初代を参照したのか何と『LPLE』でもわざマシンになっており、更に入手タイミングが4番道路ニビシティ側に繰り上がった。もちろんミュウツーも覚えられるし、相棒個体も覚える。確かに本作は金策が何より大事なのだが、野生ポケモンと戦えないせいでその金策自体もやれる場所が限られるのが難点。
そして『剣盾』でもわざマシンで復活した。前述のギャロップも習得。が、明らかに上位互換なキョダイマックス技が出たため、金策はそちらで行う人が多いようだ。
また『ポケスペ』で、この技を覚えたオニドリルとギャロップが登場した事があるが、これは上記「ポケモンスタンプ」の企画が元になっている。
第9世代で金額と威力だけ見れば上位互換のゴールドラッシュが登場した。
ポケモンカードゲームでは
初代シリーズのニャースが初出で、ダメージを与えた後に山札を1枚引く。
『Dpt』世代までは山札を引くのにコインを投げる必要があり、ウラが出たら失敗していた。
スマブラでは
モンスターボールから出現するニャースが使用。
小判を乱射して攻撃する。初代では周囲全方向を攻撃していたが、『X』以降は前方だけを攻撃するようになった(敵が後ろに居ると振り返って攻撃)。
関連イラスト
関連タグ
バネブー・ブーピッグ:「猫に小判」と同じ意味「豚に真珠」をモチーフにしたポケモン