概要
1986年にナムコが、ファミリーコンピュータ用namcotの17番目として発売した、
剣と魔法で敵と戦うアクションゲームの要素に、敵を倒すことで得られる経験値を一定値ためてから
宿屋で休憩するとレベルアップするというロールプレイングゲームの要素が加味されている作品。
パスワードによるコンティニュー形式を採用していたが、再開するたびにアイテムがない状態に
戻されるという厳しい仕様だった。
本作品は、同年に任天堂VS.システムとしてアーケード展開が為されており、2024年にアーケードアーカイブスとして配信されている。大きな違いは、RPGというジャンルを強引にアーケードゲームにしているためだろうか、ゲーム開始から896秒経過で白い敵キャラが現れて強制的にゲームオーバーにされること。
一方、純粋なファミコン版は、2007年からWiiのバーチャルコンソール用に、 2013年からニンテンドー3DS用に、2015年からWii U用に、2020年からNintendo Switch用に配信されている。
また続編として、アーケードゲームで『ワルキューレの伝説』が、更にその続編『ワルキューレの栄光』が携帯電話のiアプリにて発表されている。
主な登場人物および関連タグ
ナムコ ワルキューレ(ナムコ) サンドラ コアクマン ズール マッコウクジラ レトロゲーム
- ゾウナ(本作の大ボス。namco×CAPCOMに登場時の担当声優は田中真弓)
- ワルキューレの伝説(アーケードゲームの続編)
- プロジェクトクロスゾーン2(2015年11月12日に発売予定の3DS用ゲーム。数量限定生産版にリメイク版本作を新仕様を搭載し3DS用にリファインした『ワルキューレの冒険 時の鍵伝説 With シャオムゥ』がダウンロードすることが出来るプロジェクトコードが付属する。タイトルどおり、プレイヤーキャラにnamco×CAPCOMの小牟が追加されている⇒PXZ2 公式サイト内紹介)
余談
- 本作のファミコン版ROMには、当時のナムコの家庭用ソフトブランド『namcot』名義で発売された作品に振られた通し番号が同じくつけられているが、その数字はとある教団を象徴する数字と偶然にも同じ。それに加え、ワルキューレがゲスト出演する際の担当声優がその教団の教祖である。⇒証拠のパッケージ写真
- そのnamcot版は2020年8月から配信予定の『NAMCOT COLLECTION』の第二弾配信タイトルの一つになっている。⇒公式サイト内タイトル一覧
- 戦場のヴァルキュリアは初期タイトルが『戦場のワルキューレ』だったが、本作が有る都合で変更された。
補足
コミカライズ版
ワルキューレシリーズのキャラクターデザイン等に関わった冨士宏の手によって、
『冒険』よりも前の時代を舞台にした『ワルキューレの降誕』と、
『冒険』の漫画版(再構築版)である『ワルキューレの栄光』の二作が漫画化されている。