創作物では
作者・読者・登場人物が男女半々のコンテンツの意味ではなく、青年漫画の記事に詳しい記述がしてある。
基本的には、お家騒動が起きる前の『月刊少年ガンガン』、初期の『プレコミックブンブン』、男女兼用恋愛ゲームに見られがちな作風。
- ストーリー漫画であるが、ラブコメディ(特にハーレムもの)、萌え漫画との区別が困難。
- BL要素と百合要素が喧嘩している。
- 群像劇と別の意味で主人公が誰なのか分かりにくい。
- 良くも悪くも第三者視点で、読者の視点役の人物がいない。
- 作者・読者は、おそらくは、少女漫画でありがちなキラキラした目、出ずっぱりの女主人公(ヒロイン)、男女の恋愛、心理描写はまったく嫌いではなく、「普通に恋愛以外が描きたいと言うよりも、少女漫画の似た絵柄がなんか違うから消去法でこのジャンルに来たんだろうな」と思わせる描写が目立つ。
- 余談で、ギャルゲ・エロゲ、お色気漫画のような美少女を求める男性読者は、このような作品よりも完全な男性向けに向かいがちである。
このような作風が男女向けと呼ばれやすい。
なお、『月刊少年ガンガン』は、主人公の台詞がない『ドラゴンクエスト』シリーズがベースなため、男性向けらしい作品でも少女漫画的な問題意識(ポエム、ホラー)を含んでいる。
新井理恵は、少年誌でも少女誌でも浮く作風だったが、男女の恋愛要素に乏しくギャグメインなことと、男女の恋愛が型から外れていたことがイレギュラーだった理由であり、男性誌で描いた作品以外は少女漫画の様式には沿っており、この記事で説明されている男女向けとは特徴が異なっていた。