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「兄貴、言ってたよな、この世界をぶち壊したいって。それって居場所がないってことだろ?」

「俺も同じだよ。俺じゃない奴らが創った世界なんかぶち壊して、俺の…俺たちだけの世界を創りたい」


演:藤間宇宙


概要

仮面ライダー剣』の第9~12話で登場。フレンドリーなストリートミュージシャンの青年であり、自分の船で海上ライブを開催するという夢を叶えるために路上ライブを行なっている。


父親の一之瀬優(いちのせ・ゆう)は「ユウ・イチノセ」の呼び方で有名な音楽プロデューサーであるが、仁には音楽を作る才能はないとして、プロデューサーとしての自分の後継者になるよう以前から求めており、そんな父親に対する反発心から家出して現在に至っている。

また、過去に兄を亡くしている(優が仁を後継者に、と思っているのは、本来の後継者である仁の兄を失ったためでもある)。


路上演奏をしていたところ、ヤクザに因縁をつけられてしまい、逃げているところ相川始と出会う。

ヤクザをあっという間に倒してしまった始を兄貴と慕うようになり、居場所を見出だせない彼にシンパシーを感じていた。その過程で始の関係者たちが経営している店にも立ち寄っていた。


第12話では、仮面ライダーカリスに変身した始がシェルアンデッドを偶然目撃。その様子を見られた始からは自分は人間ではないと打ち明けられたが、そのときは始の正体がアンデッドであることを知らず、むしろ本気で信じていなかったことも相まって始が仮面ライダーであることは秘密にすると約束していた。その後、再び現れたシェルアンデッドに船を攻撃され、その余波で始の体からアンデッドの証たる緑の血が流れ落ちる様子を目の当たりにしてしまう。そして、始の活躍でシェルアンデッドが倒されたものの、船とギターを壊された仁は…


本当だったんだな…人間じゃないって。お前のせいで…船が…俺の夢が…。消えろ! 消えてくれ!!


手のひらを返し、今まで兄貴と慕っていた始を拒絶。信じた者に裏切られた始は無言でその場を立ち去り、一部始終を目撃していた優からは「もう気が済んだだろ」と声をかけられたが、1人になっても夢を諦めないことを宣言。仁を連れ戻そうとしていた優は、息子の自立を認めて去っていった。

なお、上述の場面を最後に仁がフェードアウトしており、彼のその後については不明である。


しかし、第40話では仁その人は登場せず名前も出てこないが、始が「見よう見まね」と称してギターを弾くシーンがあり、仁との交流が確かに相川始という人間の心に大きな影響を残していたことが窺える。


評価

恩人を兄貴と慕っておきながら、その相手が怪人と分かった途端に船を壊された責任を押し付けた上で拒絶した仁は、間違いなく身勝手な人物であると評する者もいる。

だが、彼も人間である以上、異形の存在に恐れを抱くのも仕方のないことではあり、ましてや戦闘に巻き込まれる(シェルアンデッドが仁の船を攻撃したのは、そこに始がいたからであり、始にも責任の一部があることは間違いではない)形で商売道具を失ってしまえば、仁でなくてもヤケを起こしてしまうであろう。

もし壊されたのが仁と関係のないものであったら、仮に始が怪人だとわかったとしても、良い関係を継続できていたかもしれない。


また、後に始を仲間として受け入れた剣崎や橘、虎太郎、広瀬に関しても、当初は始を敵視していたため、一つ間違えば、彼らも仁と同じ結果になっていた可能性もある。

そして彼らは仮面ライダーとその身内であり、仁のような一般人とは考え方が異なる。


そう考えれば、一般人である仁が始に対してあのような態度を取ってしまったのもやむを得ないことと考えることもできる。


余談

仁が作中で披露する楽曲「大切な宝物」は、歌手の石原慎一が歌唱するバージョンが関連CDに収録されている。


仁の父親・一之瀬優を演じた井上高志は、仮面ライダーシリーズでは、『BLACK』にてゲスト出演した他、『クウガ』での準レギュラーキャラである神崎昭二を好演した。

『クウガ』での役どころは五代雄介の恩師という善性のキャラクターだが、本作では息子を支配しようとする毒親と、対照的である。


関連タグ

仮面ライダー剣 熱い手のひら返し


三上了…同じく始と関わったゲストキャラ。こちらは仁とは真逆の結末を迎えていた。

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