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レンゲルバックル

れんげるばっくる

レンゲルバックルとは、特撮テレビドラマ『仮面ライダー剣』に登場する変身ベルトの一つ。
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概要

仮面ライダーレンゲルの変身アイテムである、バックル型のツール。

設計並びに開発は、烏丸啓をはじめとするBOARDの職員達の手によるものであるが、開発当時の彼等は伊坂ことピーコックアンデッドのマインドコントロール下にあり、そうした事情から実際に完成したレンゲルバックルの仕様は、後述の通り既存のBOARD製バックルとは大きく異なるものとなっている。


作中での所有者は上城睦月であるが、彼の手に渡るまでに前出の伊坂や、彼からバックルを奪還した剣崎一真、それに元BOARD研究員の桐生豪が所持していたこともあり、このうち後二者については(ごく一瞬というケースも含めて)レンゲルバックルで変身したこともある。


機能・概観

銀を基調としたカラーリング、それにハンドル操作で転回するパネルを備えたブレイバックルギャレンバックルに対し、レンゲルバックルは中央部がカバーで覆われた、既存のバックル達とは大きく異なる形状となっており、カラーリングも金と黒、それに紫を基調としているのが特徴である。


変身の際には、Aカードチェンジスパイダー)をまず本体から引き出したトレイにセットし、トレイを再び押し込むことでベルトが自動で伸長、装着者の腰に巻き付く。

ここまでのプロセスは他のBOARD製バックルとほぼ共通であるが、レンゲルバックルの場合はそこから手動でカバーの半分を左側へとスライドさせる(オープンアップ)ことで、露出した中央部のクローバーのエンブレムより紫色のエネルギースクリーンスピリチア・エレメントが放出され、それが自動的に装着者へと接近・通過することにより、強化服「レンゲルクロス」が装着され変身が完了する。

伊坂の手が加わる形で完成したレンゲルのライダーシステムは、ある種既存のライダーシステムのバージョンアップ型とも言うべき存在であるが、レンゲルバックルに実装されたこの半自動的な変身システムもまた、そうした側面を強調している要因の一つとも言える。


また、変身後のベルト右側には、ラウズカードが収められたケース「ラウズ・バンク(カードデッキ)」が設けられているが、これはブレイドやギャレンのような「武器とカードホルダーが一体化した」スタイルよりも、これらのライダーシステムの元となった仮面ライダーカリスのそれに近いものであり、見ようによっては先祖返りとも言えるものとなっている。


呪いの変身アイテム?

このように、様々な面で既存のBOARD製バックルとは一線を画しているレンゲルバックルであるが、さらにレンゲルバックルを異質たらしめるもう一つの要因として、所有者(※)が手放してもいつの間にか、その手元へと自動的に戻ってくるという点が挙げられる。

実際に作中でも、虎太郎らの説得で睦月がバックルを返却した際、それに睦月がバックルの持つ力を恐れて川へと投げ捨てた際などに、度々この現象が発生している。単に手元に戻ってくるだけに留まらず、時には睦月の意思とはまるで無関係に自動で彼の身体へと装着され、その姿をレンゲルへと変えてしまったことすらある。


これはレンゲルバックル固有の機能・・・という訳ではなく、このバックルに対応するクラブのカテゴリーAのカード、さらに言えばそれに封印されたスパイダーアンデッドの持つ、邪悪かつ強力な意志が関係している。

そもそもレンゲルのライダーシステムは、実質的な開発責任者たる伊坂の意向により、カテゴリーAが変身者の意志を奪いやすいように調整されているという事情がある。加えて、スパイダーアンデッドの封印も不完全なもので、カードに封じられてなお意識を保ち外部に干渉するだけの力を持ち合わせていた。

バックルが自動的に持ち主の手元へ戻るなどの現象もまた、そうした様々な要因が絡んで引き起こされたものであると言えよう。


(※ 厳密に言えば、スパイダーアンデッドが「素質がある」と見込んだ相手である)


玩具

2004年6月下旬に「DX変身ベルト レンゲルバックル」の商品名で発売。


バックル本体およびベルトの他に、ラウズカードが3枚(うち2枚は玩具オリジナルのカード)付属。作中と同様の変身プロセスを再現可能であるが、玩具的なアレンジとしてカバーを開いた際、露出したエンブレムが発光するというギミックが盛り込まれている。また、「DX変身ベルト ブレイバックル」などと同様に、ラウズカードの装填の有無は動作とは無関係となっている。


備考

  • 前述した「睦月が川へとバックルを投げ捨てる」シーンにおいては、撮影後に水没したレンゲルバックルを見つけることができず、そのまま行方不明になってしまうというアクシデントが発生した。そのため、以降に登場しているレンゲルバックルは新しく作り直された、いわば二代目のレンゲルバックルである。このアクシデントについては、放送当時から度々出演者も言及しており、2020年時点でもまだ見付かっていないのをネタにされたこともある(参考リンク)。
  • 睦月役の北条隆博は、自分(が演じる睦月)の変身アイテムであるレンゲルバックルをとても気に入っていたようで、(小道具としての)レンゲルバックルのオープンアップのギミックを何回も操作してしまい、それを見たスタッフから「壊れるからやめなさい!」と叱られたことがあった、という逸話も残されている。
  • 作中に登場するバックルとしては最後発ということもあってか、オープンアップのギミックをはじめとする特徴的な機能や概観は、後に劇場版に登場する3人の次世代ライダーの変身ベルトにも踏襲される格好となった。
  • レンゲルの特徴の一つとも言える、「スピリチア・エレメント(畳)が自動的に近づいてくる」演出は、TVシリーズ終盤や後年のシリーズ作品への客演時における、ブレイドやギャレンの変身シーンにも取り入れられている。

関連タグ

仮面ライダー剣

仮面ライダーレンゲル 変身ベルト

上城睦月 桐生豪

スパイダーアンデッド



4号ライダー変身アイテム

Vバックルレンゲルバックル変身鬼弦 音枷


外部リンク

レンゲルバックル | 仮面ライダー図鑑 | 東映

DX変身ベルト レンゲルバックル | 商品情報 - バンダイ公式サイト

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