説明
朝日奈みらいとリコが魔法学校の図書館にある迷宮書庫「知識の森」で見つけた1冊の本が変化したアイテム。
魔法の水晶曰く「世界と共に生まれ、生きとし生けるものを見守り続けてきた書物」であるということであり、伝説中の伝説の本らしい。初期は2人(特にリコ)が所持しており、2人が修行などで手が離せないときは、モフルンが代わりに使用している。
名前からするとスマートフォンモチーフのアイテムに思えるが通信通話の機能はない。ダジャレかと言われそうだが「本だからスマホンであってPhoneではない」ということらしい。
外見もスマホというより表紙カバーつきの電子手帳であり、リンクルストーンを表紙にセットすることでカバーが開かれるが、開くと真っ白のページがあるのみで何も書かれていない。
リンクルスマホンの背表紙に当たる部分に専用のタッチペンが収納されており、白紙のページにそのペンで何かを描くことにより、様々な魔法が生み出される。
この専用のペン以外ではスマホンから魔法を生み出すことはできない。万が一ペンがなくなった場合、スマホンは文鎮化することになる。
はーちゃんのお世話アイテムとして
みらい達がリンクルスマホンを入手して最初にそれを開いたとき、白紙のページから花の芽が出て瞬時に成長し、花が咲くとその花弁の中に妖精の赤ちゃんが生まれた。
みらい達はその妖精の赤ちゃんをはーちゃんと名付けて育てることになる。
このリンクルスマホンははーちゃんを育てるための機能が備わっており、なんらかのリンクルストーンをセットすると、白紙のページに何らかの魔法アイテムの絵(殆どは食べ物)が浮かび上がる。
それを付属のタッチペンでなぞると実体化する。
セットするリンクルストーンによって実体化できるアイテムは決まっており、基本的に「はーちゃんの育成にとって必要なもの」に限られている。さらに、これらアイテムの中にははーちゃんに魔法の効果を一時的に付与するものもある。ただしはーちゃんの育成以外にとって必要なアイテム(例えばピンクトルマリンで召喚したパンケーキはいくつも召喚ができる。みらいやリコ、モフルン、そして魔法の森の生物たちも一緒にご馳走になった)もある。
エメラルドとリンクルスマホン
実はこのリンクルスマホンはリンクルストーンの中核であるエメラルドを収める「器」として何者かの力で作り出されたものである。そのことはプリキュア達はしらなかったが、ドクロクシーは知っていた。
15話で闇の魔法つかいたちがプリキュアたちがリンクルスマホンを持っていることを知ったために、16話以降からこれを狙うようになった。そして20話で闇の魔法使いの本拠地に乗り込んだプリキュアからリンクルスマホンを奪い、更にはやっと現れたリンクルストーン・エメラルドを手に入れる。しかし続く第21話でドクロクシーとの最終決戦でマジカルとミラクルはリンクルスマホンを見事に奪還する。
花海ことはの魔法アイテムとして
そしてその次の第22話において成長したはーちゃんこと「花海ことは」が、リンクルスマホンとリンクルストーン・エメラルドを使用してキュアフェリーチェに変身したことから、以後はことはの変身アイテムとして使用されることになる。
キュアフェリーチェへの変身は「キュアップ・ラパパ! エメラルド! フェリーチェ・ファンファン・フラワーレ!」の変身呪文を唱え、リンクルスマホンの白紙ページに「F」の字を描くことでなされる。
さらに第31話以降では魔法つかいプリキュアの3人がアレキサンドライトスタイルにフォームチェンジする際にも使用される(この場合は「A」の文字が書きこまれる)。
また、ことははこのリンクルスマホンのタッチペンを「魔法の杖」として使用することで、スマホンを通じてエメラルドの無尽蔵の魔力を自在に引き出すことができる。
なお、ペンだけ持ってきてスマホンはどこかに置いてきたなんて場合は魔法は使えない。ことはがペンを魔法の杖がわりにするときは、スマホン本体も身につけている必要がある。
玩具では
玩具のリンクルスマホンは、カバーを開くとタッチパネル対応の液晶があり、はーちゃんの育成を行うミニゲームが遊べるようになっている。
もちろんペンも付属しているが、タッチパネルはただの感圧式なので付属のペンでなくても遊べる。
別売りされているリンクルストーンをセットできるスロットがあり、セットした石によってはーちゃんへのお世話でできることが変わる。
エメラルドをセットすればキュアフェリーチェへの変身音声が流れ、変身遊びも可能。
関連タグ
ハートフルーツペンダント:リンクルスマホン同様液晶玩具が変身アイテムを兼ねている。