「ひふみはあるふぁを護るの」
「ダメなお姉ちゃんでごめんね」
プロフィール
人物
(※イラスト右側)
太陽と六美の間に生まれた双子の片割れ。第1子の長女であり夜桜あるふぁは双子の弟。
登場当初は学校一の問題児と言われ、騒動を起こす度に退学してはあるふぁもろともに各学校を転々としていた。ただし、これは彼女なりに、その頭脳ゆえに目立ちやすく嫉妬も無自覚に買いやすいあるふぁを護りたくてやっていた事でもある。
チェスが好きだが弱い……が、これは「チェスが強いあるふぁの打ち筋をずっと見ていたい」という考えゆえの事で実際にはどうなのかは不明。
夜桜家伝来の特殊重合金「桜金」を本体に使用し、鋼蜘蛛を操作テグスに用いている、特殊ヨーヨー「ひふみよーよー」を護身武器として扱う。なおヨーヨーは普段は髪飾りになっている。
歴代当主に共通しやすい青紺系列の髪の持ち主。凡人である母と違い超人の資質を示しており、次期当主ではない可能性が高いが、ひふみとあるふぁは夜桜家の長い歴史において決して産まれないとされ続けていた「双子」として生を受けたイレギュラーな存在であるため、未知数と言える。
本格登場後即日、旦に指名手配されてる伯父伯母たちの事を知り家出しかけている。素敵なおじちゃんいわく「夜桜家の『家族愛(≒執着)』の性質が最も顕著に出ている」性質を持っている。
実は弟・あるふぁの写真を集めて部屋一面に張り付けるという母方の伯父や母親に似た行動をとっている(両親やあるふぁには半ば諦められ気味)。
また、伯父が「むつみん教」、母親が「たいよーらぶ教」なる新興宗教(?)を設立していたと知ったあるふぁは、「ひふみが知ったら、同じこと(「あるふぁすきすき教」の設立)をやりかねない」と「α-時計」でひふみの視覚・聴覚を完全遮断していた。
その一方で「姉らしい姉でいられない」自身の特性に関してはコンプレックスになっている部分がある。
ちなみに母と同じく音痴であり、その歌を聴いた者は地獄の苦しみを味わうこととなる(六美とあるふぁ、凶一郎は耐性がある。太陽は鼓膜を硬化させれば対応できる)。
開花能力は「無限」。
戦う力を持ちながら、歴代当主のように心臓がソメイニンの結晶となっている、前例の無い状態であることが明らかになった。
関連イラスト
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以下26巻のネタバレ注意
また230話にて、ひふみ・あるふぁが夜桜家に本来有り得ない双子として生を受けたのは、夜桜家当主が持つソメイニンの総量が代を重ねて減り続けた結果、当主に必要なソメイニンの総量を維持できず分裂・半減したためと判明している。このため、通常の夜桜家同様に常人離れこそしているが、当主として次世代にソメイニンを持たせる事はできないと明かされた。
旦によれば双子の次の世代は、ソメイニンを持たないごく普通の人間になるとのこと。
本来当主として生まれる筈だった1人が2人に分裂したため、ひふみとあるふぁのどちらも、従来における「夜桜家の当主」にはなり得ない。更に夜桜家は代々1人しか当主を産まないため、十一代目夜桜家としてこの先双子に弟や妹が生まれても、当主としてソメイニンを次代に継がせる事は不可能である。
これは双子の存在が「超人スパイ一家・夜桜家」の終わりを意味する事に他ならないが、話を聞いた太陽は「双子が夜桜家の宿命から解放され、六美の両親(零・百)が成し得なかった『子供達を救う』という未来を残す事が出来る」と語っている。