「必ず、六美を守ってみせる。よろしくな 凶一郎義兄さん…!」
「もう誰にも死んでほしくない それだけだ」
概要
誕生日 | 9月15日 |
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年齢 | 16歳(1話時点)→17歳(夜桜百編)→22歳(5年後) |
身長 | 170㎝ |
血液型 | A型 |
趣味 | マンガ、ゲーム、スポーツ観戦 |
好きなもの | カレー、とんかつ、ハンバーグ |
苦手なもの | 数学 |
CV | 川島零士(テレビアニメ・ジャンプ公式ボイスコミック)、花江夏樹(ボイスドラマ) |
アホ毛と左目の傷が特徴の高校二年生。
数年前の事故で両親と弟を失い、それが原因となってふさぎ込んだ性格となってしまい、人とまともに言葉を交わせないほどの極度のコミュ障になってしまう。
しかし一人だけ会話できたのが幼馴染の六美であり、彼女がスパイ一家の当主であることを知った太陽は、彼女を守るため六美と結婚して夜桜家の一員となり、スパイとして活動していくことになる。
人物
自分よりも他人を優先し、人のために力を発揮する心優しい青年。時には過去の経験から他者との関わりを拒否しようとしたり、凶悪犯の動機に共感したりすることもあるが、その度に六美や家族への思いから立ち直る心の強さを持つ。他の家族と比べると普通の性格なため基本的には彼が兄弟たちに振り回されるエピソードが多いが、そんな兄弟たちとの絆も義理ながら堅く、七悪が諦めかけた願いに協力したり、四怨への罵倒に本人以上の憤りを見せる場面もある。
六美への愛
六美とは幼少時代は近所の知り合いといったレベルで現在ほど親密ではなかった(ただ、銀級試験編の二刃の回想ではプリントやアサガオを彼女の家に持ってきていたりとそれなりに交流はあったよう)。中学時代、六美が染まらない白髪を他の生徒に目をつけられ切られそうになった時助けたことで距離が縮まり今のような仲になる。
彼女への愛は時に”狂気的”と評されるほどであり、彼女を守るためならば命も厭わない。この点に関しては凶一郎も認めている。
また時に他ならぬ六美による常軌を逸した行為・言動に対しても、六美自身に害が及ぶような事が無ければ、たとえそれが太陽自身にとって害となる事であろうとも、最終的にはほぼ無条件で理解を示して受け入れる姿勢を持っている。
これは彼の行動原理といえるほどであり、戦闘においても彼の能力がフルに発揮されるのは「守る」ための戦いのときである。
これらを総じて夜桜家の他の面々からは長兄に並ぶ(時と次第によってはそれを超える)六美原理主義者ないしは六美のスパダリ呼ばわりされる事も。
ただ日常においては基本的に六美からアプローチを掛けられることが多い。
進路
夜桜家の事情もあるとはいえ、短期間でスパイ協会の銀級スパイへと一足飛びの成長を遂げた事から、基本的には業界の注目株、次代のエース候補として見込まれるようになる。
この事からスパイ協会より会長自らによる進路相談を受ける事となり、この時に改めて「君(太陽)は今後、どのような進路をとり、どんなスパイとして活動を続けていきたいか(あるいはスパイ技術を活かしながらもスパイではなく堅気の道を行く選択肢もありうる)」ということに、改めて直面する事になった。
実際、夜桜家には「ナイトチェリー」というフロント団体があり、その傘下・業務内容には堅気の業務もあるため、実は夜桜家の一員である事とスパイではない事に関しては両立が可能ではある(もっとも実際にはスパイである事の方が望ましい事は言うまでもないが)。
あらためて、この問いを突きつけられた太陽は様々な葛藤を経たのちに「凶一郎義兄さんのように、どんな時にも家族(もちろん特に六美)を愛し、家族を守りきる事のできるスパイになる」と結論付け、尊敬し目指すスパイの名の記入欄に凶一郎の名を書いて提出している(一瞬ドン引いた会長からは「本当にこれでいいの?」と何度も念を押される羽目になったが)。
その結果についてはこちらを参照(ネタバレ注意!)。
戦闘能力
「六美達のいるこの『あたりまえ』を 守るんだ…!」
主に用いるのは夜桜家伝統の電気銃「八重」で、他にも凶一郎からは基礎的な動きやワイヤー術、二刃からは体術、辛三からは武器の扱いなど、四怨からはハッキング技能やデータの解析術、嫌五からは変装の手ほどきと義皮の扱い、七悪からは薬物などを師事、拝借している。
それでもスパイとしての才を持たない一般の家の生まれであるため苦戦や敗北が多かったが、瀕死に陥った際に六美から夜桜の血を受け取ったことにより兄弟たちと同じ力を手に入れることになる。
八重
夜桜家伝統の電気銃。威力を調節すれば肩こりにも効く。相手を殺すことなく拘束できるため不殺主義の太陽と相性が良いが、絶縁加工で阻まれる場合があったり、電気ゆえ完全に軌道の制御ができず無関係の人間を巻き込む可能性があったりと難点も存在する。
技一覧
- 乱桜
横に薙ぐように電撃を発射し、広範囲を攻撃する。
八重の弐 雨
夜桜の血を得た後、辛三が改造してできた八重の新たな形態。刀の形になったことで直接戦闘が可能になったほか、電気を身体に流すことで瞬間的に力を発揮することもできる。
- 夜桜古刀術 螺旋時雨
渦を巻くような動きで敵の攻撃を切り裂く。
- 夜桜古刀術 天照
身体に電流を流すことでソメイニンの伝達力を上げることで発動する超高速の一閃。今の太陽には一日一発が限度。
モンスターストライクではストライクショットに採用された。
余談
近年のジャンプでは珍しい、『一切先天的な才を持たない』主人公。似たような境遇にはブラッククローバーのアスタが居るが、彼は「一切魔力を持たない」という点が結果として反魔法を使える理由になっている。一方太陽は「太陽のみが持ち得るもの」というのは本当に何もなく、夜桜の血への適応についても、それが成功しやすい状況が(当人たちの目論見ではないが)作り上げられており太陽本人が何かをしたのはむしろ一旦適応した後である。精神力で他のキャラに食らいつく姿は「友情・努力・勝利」の言葉に相応しいと言えよう。
名前の由来はそのまんま太陽だが、「八重」の「八」は「よう」と読むことも可能であり、名前に数字を含む夜桜家の名前の法則もしっかり満たしている。
関連タグ
夜桜六美 夜桜凶一郎 夜桜二刃 夜桜辛三 夜桜四怨 夜桜嫌五 夜桜七悪
関連キャラクター
キン肉スグル、ポップ…ジャンプ系成長キャラの大先輩。特に後者とは一般人出身でありながら劇中屈指の強豪も一目置くレベルの成長を遂げた点が共通。
満潮永澄…ヒロインの秘密を知った事で、夫婦になった主人公という共通の持ち主。
ネタバレ注意!