注意!
本項目には、単行本20巻収録「作戦170. 夜桜さんちの大作戦」以降の内容に関するネタバレが含まれています
ただいま、みんな。おみやげ買ってきたよ
母さんがココアを作って待ってる
さあ、おうちへ帰ろう
概要
『夜桜さんちの大作戦』の登場人物。
単行本20巻より語られる次世代(夜桜11代目)編より本格的に登場。
ママと子どもたちを際限なく愛してくれる、超優しいパパさん。
関連タグ
※ 以下、本格的なネタバレ |
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真・概要(以降、ネタバレあり)
夜桜家10代目当主、夜桜六美の夫。正式な夜桜10代目配偶者。
第1部の主人公、朝野太陽が5年の時を経て成長した姿。
第1部の頃と比べて安定した実力を持つスパイとして立派な成長を果たしている。協会におけるランクは当然金級。当時から見せていた家族に対する包容力もより強化され、「名門・夜桜家の当主の配偶者(六美の夫)」としてどっしりとした貫禄を見せる場合もある。
如何なる状況下でも「決して諦めない」精神性はより鍛えられており、それは危機的状況下においても「状況に流される『ふり』をしながらも逆転のチャンスは常に窺い、それを確実にモノにする」(相手に対して諦めたように誤認させた上で油断を誘う)という「静の行動」へと深化され在り方がより進化している。
一方、任務は確実にこなしつつ立場の弱い者に自らの立場や損得を越えて手を差し伸べる事も一度や二度ではないらしく、組んだスパイから事態を悪化・複雑にさせて怒られる事も多々ある模様(ただし、コレでランドが救われており、結果ランドは太陽の熱烈なフォロワーになった上、それを励みに頑張った結果として協会期待の有望株のひとりとなっている)。
もともと一般人扱いだった太陽が努力の結果として金級スパイ、しかも数多ある暗殺者どもを排除して夜桜10代目の正規配偶者として立っている事は、この時代の年少スパイたちにとっては生ける伝説に等しく、協会に属しているスパイたちにとって"夜桜太陽"の存在は低ランクスパイたちの希望にして憧れノンキャリの星と言ってよく、それなりに信者もいるとかいないとか。
そのくせ夜桜家の事情もある事から、相も変わらず自己評価は低く、ベタ誉めされれば「いやいや俺なんて必死に皆に食らいついただけで」と否定するが(そもそも普通は食らいつく事すらできない、という事に本人は気付いてない)それがまた実力を得ても傲らない謙遜に見えるため、さらに人徳と評価は爆上がりとなっている。
業界には珍しく、業界の週刊誌「スパイデー」編集長アレクサンド龍をしてスキャンダルがひとつもないと言わしめる男で、彼に関するスキャンダルは大体デマか捏造。業界には珍しいその異常性からも畏怖されたり敬意を向けられたりする事がある模様。
逆に家族や親しい人以外の業界人からは「スキャンダルを握ったものを確実に始末し尽くす夜桜家で一番やばいサイコパス」とか思われてる。
その結果「自身(夜桜家)に不都合となる、後ろ暗い情報を闇に葬る始末の達人」みたいな評判が立っているが、本人も夜桜家も特にそれを否定せず、むしろ余計なトラブルから身を守るために『誤解を利用』している傾向にある。
なおネーミングセンスがこの方並みであり、しっかりと自分の子どもたちにも受け継がれてしまっている。
本来は嫁が嗜めるなり矯正せねばならないトコロかもしれないが、こちらはこちらで旦那ラブの果てにダサネーム萌えに目覚めてしまっているため直る期待は薄そうである。
家族愛
六美への愛情(あるいは家族への執着)に関しては、明らかに悪化の一途を辿っている。
スパイデーが太陽と美人スパイとの密会という特ダネを掴んだ……と思いきや、実はこれは「ハニートラップで情報を抜こうとした女性スパイに家族の事を聞かれてタガが外れてしまい、数十時間ぶっ通し家族話(さとうのめいさんち直送の激甘成分数億%ブッ込みによる超純度超凝縮惚気話が大半)を語り続けて相手を憔悴させ切った(当の六美でさえ「あれは絶対トラウマになった」と同情していた)」というもので、その様を四怨、六美と一緒に見学してた嫌五が面白がってスパイデーにチクったガセネタ。
六美が設立させてしまった自身(太陽)を崇拝対象とするナゾの新興宗教(?)たいよーらぶ教の存在を知った時にはドン引くどころかぽっ……と頬を染める効果音付きでときめき、「そこまで俺の事を……」と感激までしている(肝心の奥さんの方は、同じ事をした実の兄にドン引きし、養豚場の豚を見るような目を向けて「どちら様ですか?」と他人のフリを決め込んだのに)。
……さすがに義兄の設立した「むつみん教」に入信したか否かは定かではないが(正直、密かに入信して義兄を立てつつナンバー2レベルの幹部になっていても不思議は無い)。
アレクサンド龍と家族論を戦わす事になった際には、かなりイッた目で「俺は家族(夜桜家)が大好きなんです」と言いきっており、その様は義姉兄弟たちから「変態兄貴みたいな事を言い出してヤバくなった」「なんか父さんに似てきた」とすら評されるようになっている(その変態からは「珍しくいい事を言う」と内心で感心されているが)。
子どもが生まれ、きちんとした「自らに連なる家族」が出来た事も影響してか家族を自らを捨てても守ろうとする(捨て石になりたがる)覚悟がガン極まりになっておりあるふぁの開花に伴い自らの死を予知された時にはそうなる事をアッサリ受け入れて我が子に「俺に何かあっても、ちゃんとママが守ってくれる」とピントのズレた励ましをしている(ちなみに肝心のママは「最愛の夫の死」という未来に軽く精神崩壊して死にかけている……が、そんな妻に「俺がいなくても皆がしっかり子どもたちを守ってくれる」と無自覚な追い打ちをかまして姉兄たちにツッコまれている)。
真・関連タグ
朝野太陽:同一人物