【注意!】
本項目にて解説される用語は、主人公たちの能力に関する用語であり、また第1部後半の物語におけるキーワードのひとつです。
つまり、本項目には本作の展開に関わるネタバレが大量多分に含まれています。
ネタバレを嫌う人は、ブラウザバックあるいは別ページへのリンクで避難して下さい。→夜桜さんちの大作戦、夜桜家
概要
漫画『夜桜さんちの大作戦』に登場する覚醒状態のひとつ。
夜桜家の血族が先天的に持つ血中成分である、ソメイニンの活性(アクティベート)により生ずる特殊能力の活発活性化状態。
当主によって血族として迎えられ婿となる者には、当主からの輸血により後天的にソメイニンが与えられる。
これの究極活性状態が万花繚乱であるが、これはソメイニンの源流となる存在との共鳴を引き起こし、自らの状態がその存在に対して筒抜けになる(下手をすれば思考や体細胞遺伝子が侵食・汚染されて洗脳され「その存在そのもの」にされる)という諸刃の剣でもある。
万花繚乱とは逆に、自らの意思で「開花」を研鑽させ「制御」する事で極める、もうひとつの活性状態が開花春来である。これは「開花」で得られる力を本来の使い方とは「応用の利く別方向」に伸ばした上で、本来の使い方に掛け合わせて全く別の効果を産み出したように見せているもの。
主な使用者
能力:硬化
体が硬化する。そう単純なものではなく、関節の軟化や皮膚組織の硬質化により、その効果を発揮する。
能力:包容
合気で相手の攻撃を相殺・無効化することができる。爆炎すらも包み込み、霧散させる。
能力:破壊
対象の弱点や欠点を洗い出し、驚異的な力をもって破壊する。再生持ちにもダメージを与える。初めての開花の時は悲惨だったとか…。
能力:解析
施設丸ごとハッキングができるほどになるなど、超電子計算機(スパコン)並みの処理能力を見せる。
能力:共感
普段から変装がうまい嫌五だが、開花をすることで変装というレベルではなく、完全に同化してしまえる。
能力:適応
どんな毒や環境にも最適化してしまう能力。無効化した毒などは結晶となり、浮き出てくる。
能力:無
彼の血を吸い夜桜の力(ソメイニン)を帯び、無限に広がる糸に飲み込まれたものは何より小さく細かく砕かれ無に還る。
能力:予知
いくつもの未来の可能性を見ることができる。それによる脳への負担は想像に難くない。
能力:無限
心臓から桁違いのソメイニンが無尽蔵に生み出され、戦闘能力が底上げされる。
能力:夢
相手に夢を見させ、惑わし、支配する。本人曰く、完全に悪役の能力だと嘆いている。
能力:通過
どんな障害物でもすり抜け、潜り込む。のらりくらりとした本人の性格をそのまま体現している。
能力:再生
首を切られた程度では死なないほどの不死性を誇る。また、実験体のサンプルを再生させ、自身の駒として利用可能。
能力:停止(?)
殻のようなもので対象を固定・拘束する。度々名前が出てきているため、仮とする。情報次第では要追記。
能力:貫通
夜桜6代目三男の開花。球体のような肉体組織を作り、骨を変質させた棘を爆ぜるように突き刺す。
能力:切断
夜桜4代目次女の開花。斬撃と異なり、対象の肉体を別組織へと分離させる。
能力:分割
旦の心臓を分けていた開花。「受け皿」につぼみの心筋を織り交ぜて再現した変わり種の開花らしい。
能力:征服
旦自身が宿す生涯にただ一度しか使用できない開花。他者の肉体や魂さえも文字通り“征服”する。
能力:縛
ソメイニンの鎖で束縛する。鎖の形をしているが繊維質の結晶なので、その構造に沿った斬撃で看破できる。
能力:??
名称不明。描写的にも遮蔽物を無視して透視する能力だと思われる。