「子供達(みんな)...大きくなったなあ...!」
CV:山寺宏一
概要
物語第一部のラスボス。
夜桜家9代目当主、夜桜零の夫であり、夜桜兄弟の実父。
黒服に黒い帽子、丸眼鏡が特徴である。
死んだと思われていたが生きており、『タンポポ』と行動を共にしている。
極めて独善的かつ自己中心的な考え方の持ち主で強い家族愛を抱くがその狂気的な考え方から実子である兄弟と娘婿である太陽からは総スカンを食らっている。
が、そんな実情も本人にとっては堪える事もなく「今は皆、子どもだから、我が家を取り巻く実情を何も知らないから反発しているだけ。可愛い反抗期でむしろ微笑ましい。順調に自立(律)心が育っていて大変結構。いつかは、まぁ出来れば早いうちにも解ってくれる」としており、本人は全力全開で家族に対して(傍迷惑で押し付けがましい)重い愛情を全力で振り撒いている。
長男・凶一郎と同じく鋼蜘蛛を武器として扱っている。そもそも凶一郎に鋼蜘蛛の使い方を教えたのは彼であり、凶一郎にとっては父であり同時に師匠でもある。それだけに凶一郎にとっては父親の振る舞いは様々な意味で許せるものではなく、もはや不倶戴天の敵と言っても良いレベル。
タンポポ編以降は妻の零の遺体から回収した心臓を持っており一般人を片っ端から殺して零の蘇生の為にソメイニンを回収して回っている。
夜桜家がスパイ社会から叩かれる要因も作っているが本人は理解されると思って全く気にしてない。
開花能力は「夢」で相手に夢を見せる。特に「相手が望む幸せな夢」を見せて、その夢を質に相手を操る術を持つ(当の本人は「悪役っぽい」とぼやいていた)。
余談
読者からは「ジャンプ史上最もキモい父親」として叩かれており彼が一般人を虐殺して顔芸を見せた回はアンケートがダダ下がりで巻末掲載の羽目になった。
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ネタバレ
皮下め、余計な事を………
この子は、"私のもの"だ……!
妻の零と共に太陽の実家である朝野家とは深い付き合いがある。互いの結婚式にも呼び合う仲で、世話になっていた(太陽や六美を出産させる事になる)産科病院もお揃い。いわば朝野夫妻とは夫婦揃っての親友とも言える間柄であった。
タンポポ(皮下)の仕組んだ朝野家一家心中事故偽装殺人事件から、他ならぬ太陽の命を救った人物でもある。
この事件を仕組んだのは、ほぼ皮下の独断であったらしく、太陽こそ救えたものの友人夫婦や下の子を救えなかった事には様々な意味で憤りを感じていたが、ある目的のために、それを抑えて行動していた。
またシスコンな上の息子とは異なり、当初より太陽を夜桜十代目となる六美の婿にと見込んでいた節が見られる(おそらくは九代目当主の零も同じ考え)。
無理だ……私は「あいつ」には逆らえん……!
実はある人物の細胞から生まれたクローンのような存在である。
それゆえに、遺伝子上においては、この人物とその娘に対する服従が本能として刻まれている。
これに抵抗するため、零の血を受け入れ、自らすらをも騙して、二律背反を演じる狂気の道に至ることになる。そして、この事により百の人格は"家族への愛情"を軸とした「家族に執着するキモい卑劣漢の父」と「家族の成長を信じて敵対しつつ子を鍛える愛情に満ちた父」という二つに分裂し、以降はこの二つの人格が相互影響しながら自身の行動を起こす事になる。
それは、子どもたちを守るため、子どもたちの未来を守るために、あえて彼らの憎まれ役、倒される敵となるべく選んだ、不器用ゆえの父としての哀しき愛であった(結局どちらにせよ夜桜家にとっては過干渉でキモいのは変わらんのだが)。
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夜桜さんちの大作戦ボスキャラクター
皮下真→夜桜百→リンク先ネタバレ注意