概要
「ボールはともだち こわくないよ」
シュートを怖がるようになった森崎有三に、翼がこうアドバイスし、ボールへの恐怖を取り払った。
「キャプテン翼」を読んで育った最も多くの人が覚えている名言である。
「おまえは友達を蹴ったり足げにしたりするのか」(「ハイスクール!奇面組」冷越豪の本編中のセリフ)
…というツッコミは連載当時から存在するため、今更どうこう言うことでもない。
なお、スポ根全盛だった当時の「週刊少年ジャンプ」ではありえなかった斬新な発想であり、高橋陽一の師匠である平松伸二はこのセリフに驚いたそうである。
日本の漫画史的にも、実はかなりエポックメイキングなセリフなのである。
余談
ちなみに、翼は本編が大分進んで成長してからは
「おれたちのこの怒りはボールにぶつけよう」
というトンデモ発言をしている。
友達を怒りをぶつけるサンドバッグや憂さ晴らしにしてもいいのか……
ちなみに同じサッカー漫画ではとある人物が「俺にとってボールは友達でもなんでもなく、俺を輝かせるためのただの球体下僕だ」と翼の名言を真っ向から批難する言葉を放っている。
少なくともこの人物と翼君とはまず分かり合えない気がする・・・
表記揺れ
関連タグ
ヤシロ・モモカ:ガンダムビルドダイバーズの登場人物。実際に、このセリフをそのまま言うシーンが存在する。
ボールあそび:小倉あすかによるホラー漫画作品。主人公が「ボールは友達」と称して、ボールでいじめを行ったことから、ボールとなったいじめ相手に復讐され、自身もボールと化す。