曖昧さ回避
概要
小学校、中学校、高校で学ぶ教科の一つ。一文字では「理」と略する。
地球上の物質や、植物、動物、天気など、自然界についての仕組みや成り立ちなどを学ぶ。実際に植物を観察してみたり、薬品を使った実験を行うこともある。
中学校の学習指導要領では物理と化学を「1分野」、生物と地学を「2分野」と分けている。教科書でも各出版社が二つの分野ごとの上下巻構成(計四冊)にしていたが、後に各社ともこの区分を転換し、学年ごとの一冊ずつ(計三冊)に変更した。
実社会の出来事の影響で教科書や資料が役立たずとなる、歴史資料と化すことのある科目とも言われる。
アニマルライフなど1970年代に出版された動物図鑑、動物雑誌などに紹介された動物、昆虫の生態や人間との関わりは現在では過去のものとなってしまったものも少なくない。
(例:世界で最も深い海溝はかつてはエムデン海溝と記載されていたが、現在はマリアナ海溝となっている)
2016年に113番目の元素のニホニウムが誕生したこともあり、教科書に影響を与えた。